私の背負った十字架
文字数 1,581文字
私は猫の里親をやっているつもりです。
何故にそんなことをやっているか?
猫が好きだということはもちろんですが、私の人生で、今まで何回か、「猫に申し訳ない!」ということをしてしまったからです。
つまり私は十字架を背負っているのです。
私が小学生の頃、学校の運動場に子猫が何匹かいました。
それで、友達と分け合って、気に入った仔を連れて帰りました。
だけど母が「捨ててきなさい!」と言い、どうしても飼わせてもらえず、そして私は母に逆らえず、それで捨てていました。
箱に入れて川に流したのです。
(このお船に乗って、旅に出ておいで)
そのとき私はその仔に、心の中で、そんなメルヘンのような無責任なことを言いました。
何となく楽しそうな雰囲気に思えてしまいました。
だけど紙の箱です。
紙の箱舟です。
だからすぐに水が浸みて、沈んだでしょう。
だからその仔は溺れたでしょう。
考えただけでも、胸が張り裂けそうです。
私は子供の頃からすぐに野良猫と仲良しになりました。
職場の駐車場でみー太郎と仲良しになったのも、私の性分です。
それで、子供の頃、私の家の庭で、ある猫と仲良しになりました。
その仔は毎日、遊びに来ました。
そしたらある日、父がその仔を大きな缶に入れ、ふたをしてテープで封をして、そして自動車で捨てに行きました。
そんな父を、私は止めることが出来ませんでした。
私は気が弱かったのです。
親には逆らえなかったのです。
考えただけでも、胸が張り裂けそうです。
それから月日が過ぎて、ある日、私は猫土間の掃除をしていました。
ホースで水を流しながら、箒でコンクリートを掃いていました。
するとタバちゃんが土間の奥の、袋小路のようなところにいました。
それで「タバちゃん、水が掛かるから、こっちへおいで」という感じで、軽く水をかけました。
だけどタバちゃんは水が怖くて、固まってしまいました。
そしてそのとき、私の心に悪魔が宿ったのです。
私は水を怖がるタバちゃんの様子が面白おかしく感じてしまい、しばらくタバちゃんに水をかけて遊んでしまいました。
もちろんタバちゃんは必死で逃げ惑いました。
でもその様子が面白おかしくて、しばらく水をかけてしまいました。
その瞬間、私の心を悪魔が支配していたのだと思います。
だけど次の瞬間、私は我に返りました。
自分はなんというひどいことをやっているんだ!
タバちゃんごめんね。
考えただけでも、胸が張り裂けそうです。
それからタバちゃんを抱っこし、タオルで拭いてあげました。
タバちゃん、本当にひどいことしてごめんね。
それから私は高速道路で猫を轢いたことがあります。
どうして避けられなかったのか、今でも悔しいし、その猫に申し訳ないです。
考えただけでも、胸が張り裂けそうです。
そんな、猫たちに対する「申し訳ないない思い」が、今、私を突き動かしています。
毎日毎日、猫部屋を掃除し、トイレをきれいにし、猫砂を換え、猫部屋に掃除機をかけ、モップで拭き、そして餌を与え、病気したら獣医さんに連れて行きます。
そうしないと、私は生きている資格がないと思っています。
私はいろんな猫たちに申し訳ないことをしてしまった。
だから罪滅ぼしをさせてもらっているのです。
猫たちの幸せの為に、だから私は、毎日毎日、せっせせっせと世話をしているのです。
それは私の義務だと思っています。
・・・ていうかぁ、そういう風に十字架だ十字架だ、義務だ義務だと思いつつ、だから「仕方がないよね♪」と考えながら、せっせせっせと猫の世話をしている自分がいるのです。
まあいいじゃん!
何故にそんなことをやっているか?
猫が好きだということはもちろんですが、私の人生で、今まで何回か、「猫に申し訳ない!」ということをしてしまったからです。
つまり私は十字架を背負っているのです。
私が小学生の頃、学校の運動場に子猫が何匹かいました。
それで、友達と分け合って、気に入った仔を連れて帰りました。
だけど母が「捨ててきなさい!」と言い、どうしても飼わせてもらえず、そして私は母に逆らえず、それで捨てていました。
箱に入れて川に流したのです。
(このお船に乗って、旅に出ておいで)
そのとき私はその仔に、心の中で、そんなメルヘンのような無責任なことを言いました。
何となく楽しそうな雰囲気に思えてしまいました。
だけど紙の箱です。
紙の箱舟です。
だからすぐに水が浸みて、沈んだでしょう。
だからその仔は溺れたでしょう。
考えただけでも、胸が張り裂けそうです。
私は子供の頃からすぐに野良猫と仲良しになりました。
職場の駐車場でみー太郎と仲良しになったのも、私の性分です。
それで、子供の頃、私の家の庭で、ある猫と仲良しになりました。
その仔は毎日、遊びに来ました。
そしたらある日、父がその仔を大きな缶に入れ、ふたをしてテープで封をして、そして自動車で捨てに行きました。
そんな父を、私は止めることが出来ませんでした。
私は気が弱かったのです。
親には逆らえなかったのです。
考えただけでも、胸が張り裂けそうです。
それから月日が過ぎて、ある日、私は猫土間の掃除をしていました。
ホースで水を流しながら、箒でコンクリートを掃いていました。
するとタバちゃんが土間の奥の、袋小路のようなところにいました。
それで「タバちゃん、水が掛かるから、こっちへおいで」という感じで、軽く水をかけました。
だけどタバちゃんは水が怖くて、固まってしまいました。
そしてそのとき、私の心に悪魔が宿ったのです。
私は水を怖がるタバちゃんの様子が面白おかしく感じてしまい、しばらくタバちゃんに水をかけて遊んでしまいました。
もちろんタバちゃんは必死で逃げ惑いました。
でもその様子が面白おかしくて、しばらく水をかけてしまいました。
その瞬間、私の心を悪魔が支配していたのだと思います。
だけど次の瞬間、私は我に返りました。
自分はなんというひどいことをやっているんだ!
タバちゃんごめんね。
考えただけでも、胸が張り裂けそうです。
それからタバちゃんを抱っこし、タオルで拭いてあげました。
タバちゃん、本当にひどいことしてごめんね。
それから私は高速道路で猫を轢いたことがあります。
どうして避けられなかったのか、今でも悔しいし、その猫に申し訳ないです。
考えただけでも、胸が張り裂けそうです。
そんな、猫たちに対する「申し訳ないない思い」が、今、私を突き動かしています。
毎日毎日、猫部屋を掃除し、トイレをきれいにし、猫砂を換え、猫部屋に掃除機をかけ、モップで拭き、そして餌を与え、病気したら獣医さんに連れて行きます。
そうしないと、私は生きている資格がないと思っています。
私はいろんな猫たちに申し訳ないことをしてしまった。
だから罪滅ぼしをさせてもらっているのです。
猫たちの幸せの為に、だから私は、毎日毎日、せっせせっせと世話をしているのです。
それは私の義務だと思っています。
・・・ていうかぁ、そういう風に十字架だ十字架だ、義務だ義務だと思いつつ、だから「仕方がないよね♪」と考えながら、せっせせっせと猫の世話をしている自分がいるのです。
まあいいじゃん!