そしてわかめ、獣医さんでつめ切り♪

文字数 1,095文字

 で、件の最終手段はまんまと成功し、わかめはラビットケージに捕獲成功!
 だけどラビットケージは結構大きくて、私の愛車のホンダS660の助手席には収まりません。
 つまり乗せられません。
 それで、まともに載せられるスペースのある、某社の1000cc3気筒の自動車の助手席に乗せ、わかめ、獣医さんに向け出発!

 獣医さんに着くと、まず念のためと麻酔の同意書を書かされましたが、獣医さんが「試しに洗濯袋に入れてみましょう。私が洗濯袋を開いて持っておきます」と言われ、それで私が「失敗して逃げ出したら?」と訊くと、「そのときは麻酔しましょう」ということになりました。
 たしかに獣医さんの診察室には逃げ場はありませんし。

 それから私がラビットケージの扉を開け、「わかぁ~~~めちゃん♪」と言いながらわかめの手を(前足を)握ります。
 実は獣医さんというのは猫にとっては結構「高圧的」な場所のようで、他の猫のときもそうですが、猫は案外観念し、結構おりこうさんになります。

 それでわかめの手を引くとラビットケージの入り口から顔と胴体は出ましたが、必死で足をラビとケージに絡ませ、突っ張っていました。
 そして見てみると、しかしまあなんと長く伸びた爪だこと!

 それで獣医さんが、わかめの後ろ足を解きほぐすようにラビットケージの金網から外すと、わかめはにょろにょろ~と、ケージから出てきました。
 そして獣医さんが「首根っこを掴んで」というので、私が左手で首の後ろを掴み…

 猫の母親は仔猫の首根っこをくわえて持ち上げて運びます。だから首根っこを掴まれると、猫は本能的に大人しくなります。

 ええと、それから右手でわかめのお腹あたりを支え、持ち上げます。
 すると獣医さんが洗濯袋を広げ、「頭から入れて」と言うので私がそうすると、獣医さんは素早く洗濯袋のチャックを閉めました。
 これでわかめ、洗濯袋に収納成功!

 さて、それからエリザベスカラーを付けます。このときカラーがチャックに絡まないようにします。
 ここまでくればしめたもの。
「あとは我々に任せてください」と獣医さんが言われ、それから「爪切るよ~」と言うと、もう一人の獣医さんがやってきて、一人はわかめを背中から抑え、もう一人がチャックを開け、あとは爪切りハサミでぱちぱちぱち♪

 これで無事爪切り終了。
 麻酔は不要だったので、費用は2750円と良心的でした。
 つまり以上のようなプロセスでなら、抱っこ不可能なわかめの爪切りが出来るということです。
 次回からは我が家の猫部屋で二人がかりで出来そうです。



 
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