第47話 それぞれの断章#4

文字数 6,551文字

 不坐(フザ)の表情には、つい先刻(さきほど)迄見られた余裕が一切無かった。俺の頭の上に添えられたヤツの手の平は細かく震え、殆ど自由が効かないかのようだった。俺には全く見えないが、不坐と阿川(アガワ)と呼ばれた坊主との間で激しい超能力(チカラ)のせめぎ合いが起こっているのだろう。今や俺のコトなど眼中に無い不坐は、こめかみにくっきりとした青筋を立てながら、般若のような表情で阿川を睨みつけていた。
「…… …余計なコトするンじゃねぇ、阿川ッッ。てめェは大人しく、ジジイ共の使い走り(パシリ)でもやってりゃ良いんだよッッ!」
伊比亜(イビア)。お前は何時までこんな馬鹿な真似を続ける。欲望の儘に殺生するのはもう止めろ」
 そう云った阿川の声は其れ程大きくは無かったものの、其の声色には何処か決意するかのような響きがある。
「… …う…… …うるせェえええッッッッツツ!!」
 阿川の言葉に触発され、不坐が叫んだ。腹の底から吐き出された低く唸るような其の声は、辺り一面に地鳴りのように鳴り響く。そして其れを契機に、今まで止まっていた不坐の身体が少しずつ動き始めた。
「…… ……!… ……」
 不坐が足を上げ、力強く一歩を踏み出した。阿川の超能力(チカラ)により、其の足が地面の上で押し戻されるように滑る。だが、不坐は其れに無理矢理反撥するかのように、少しずつ阿川の方へと近づいていった。
 阿川の表情は変わらないように見えたが、不坐の執念そのもののような姿を見るにつけ、其の挙動からは少なからず焦りが見え隠れしていた。阿川が眉間に皺を寄せ、更に集中するように眼を瞑る。阿川の口から唱えられていた念仏が、更に静かに加速してゆくと、一歩ずつゆっくりと歩を進めていた不坐の身体全体に、突如として大きな重力が()し掛かった。地面に押さえ付けられるかのように不坐の腰が落ち、両足が地面にめり込んだ。傍から見ていても、不坐の身体には相当な圧力が掛かっているようだった。
「うぅ… …オォオオオオオオオッッ!!」
 此の儘不坐は地面に押し潰されて、其れで終わりかと思った。そう思わずには居れない程、阿川と云う奇妙な坊主の超能力(チカラ)は、不坐の超能力(チカラ)を圧倒していた。
 俺は身体と左腕の激痛に耐えつつも、此の男たちの持つ、途轍もない超能力(チカラ)の存在から眼を離すことが出来なかった。俺の左腕は真っ赤に染まり、止めどなく血液が流れ続けている。疲労と激痛に支配された意識の中で、其れでも尚、俺は眼の前に展開する光景を網膜に刻み続けた。
 其れから一時の膠着があった。その間、不坐は超能力(チカラ)に押しつぶされるのを何とか耐え凌いでいた。其の時、遠くの方から必死に叫ぶ声が聞こえてくる。
建砂(ケンザ)様ッ!!」
「建砂様ッ!… ……我々も加勢しますッ」
 声の方を見ると、向こうから阿川と同様の漆黒の着物を来た僧が二人、物凄い速さで走り寄ってくるのが見えた。阿川よりも幾らか若く、まだ表情に幼さが残るような男たちだった。此方は普通の坊主のような恰好をしており、阿川のようなゴテゴテとした下品な装飾品は身に着けては居ない。
「… …! …まさか、此奴は、不坐(フザ)ッッ!?… ……貴ッッツ様ァッッ」
 片方の若僧(にゃくそう)が不坐に気付いて叫んだ。其れから左手で素早く(イン)を結んだ後、その手を右腕に叩きつけ、一気呵成に不坐へと伸ばそうとした瞬間。暫く押し黙って居た阿川が声を上げた。
「やめいッッッツッツ!!」
 其の一喝によって意気込んで居た若僧(にゃくそう)二人の動きが、まるで金縛りにでもあったかのようにピタリと止まる。
「……お前等は、手を出すな」
「…… …何故です!… …こんな、貪瞋痴(とんじんち)の権化のような男には最早、情け等無用ですッ!今直ぐにでも、我々の手で息の根を止めてやりましょうッ!」
「此の男の非道な所業(おこない)を許せるワケが無いッッ」
 感情を止めるコトが出来ないのか、若僧(にゃくそう)たちは次々に不坐への怒りを吐き出してゆく。だが、其の言葉を一切引き受けるコト無く、阿川はゆっくりと言葉を紡いでいった。
「… ……。… …分かってる。だが、頼む。此奴は、俺に任せてくれ。此奴の後始末は、俺がつけなきゃならないんだ」
 そう云うと、阿川は気絶して地面に倒れて居る水川と、俺に眼を移した。
尺丸(ジャクマル)喜緒(キオ)。お前等は、其処に倒れてる奴と、ソッチに(うずくま)って居る奴を助けてやってくれ。特に、ソッチの奴は、腕から血をしこたま流し続けている。早く研究所の医務室に連れて行ってやれ。直ぐに処置が必要だ」
「… … ……」
「…… ……」
 阿川の指示を受けても二人の若僧(にゃくそう)はまだ未練があるらしく、何かを訴えかけようと何度も言葉を吐き出そうしていた。だが、俺と水川の容態に眼をやると、口惜しそうに眉間に皺を寄せながら俺たちの元に駆け寄ってきた。
「動けますか」
 喜緒(キオ)と呼ばれた僧が俺に容体を聞く。俺が頷くと、僧は俺の肩に手を回し、ゆっくりと立ち上がった。向こうを見ると、水川ももう一人の僧になんとか持ち上げられていた。
「研究所の医務室へ行きます。其れ迄もう一息、頑張って下さい。」
「… …ああ」
 其の時、突如として周辺の空気が振動を始め、突風が吹き荒れ始める。俺も二人の僧も其の異変に気が付いた。俺たちは阿川と不坐の方に眼をやった。
 其処には、今迄、阿川の圧倒的な超能力(チカラ)で押さえ込まれていたハズの不坐が、顔中に血管を張り巡らせたような異常な表情をしながら、少しずつ歩を進める姿があった。
「…… …まさか、そんなバカな。建砂様の法力を… …」
 俺を看病していた喜緒が隣でぽつりと呟く。阿川は引き続き眼を瞑り念仏を唱えているが、状況は徐々に不坐へと傾きつつあった。
「此の悪逆めッツ!」
 向こうで水川を看病していた尺丸(ジャクマル)と呼ばれた若僧(にゃくそう)が、水川を一旦地面に置いて、阿川に加勢しようと駆け出した。だが其れと同じ瞬間、不坐が自身の周囲に向かって水平に左腕を振ると、放射状に衝撃の波が幾つも発生した。衝撃の波は地面を削りながら一散に飛んでいく。不意をつかれた形になった若僧(にゃくそう)は、其の衝撃をもろに食らい、三メートル程向こうへと物凄い速度で吹っ飛んだ。
「雑魚は引っ込んでいろッッツ」
 不坐は、若僧(にゃくそう)の方を振り返ろうともせず叫ぶ。其の両眼は依然として、阿川に向けられた儘だった。
「…… …『お前等は手を出すな』、だとォ、…… …なァ、阿川よォ。てめェ、どれだけ人を虚仮(コケ)にすりゃァ気が済むんだ」
「…… … ……」
「ナメてンじゃねェぞ、貴様ッツ。正道高野(ショウドウコウヤ)の腐ったジジイ諸共(もろとも)、俺がブチ殺してくれるわッ」
「…… …(オン)
 阿川の呟くような声が聞こえた後、ずしんと云う音と共に、不坐へ更なる超能力(チカラ)()し掛かった。
「… …グオオオオオオオオオオオオッッツ」
 だが恐ろしいコトに、其れでも不坐の歩みは止まるコトが無い。途轍も無い超能力(チカラ)のせめぎ合いの中でも、不坐の両足は今や確実に一歩ずつ歩を進めていた。
「ハァアアアアアアアア… …」
 不坐の表情には般若のような恐ろしい笑みが浮かんでいた。眼は血走っていて瞳孔は開いている。(クソ)ッ、と、坊主らしからぬ言葉を吐いた喜緒(キオ)が、俺からゆっくりと手を離して阿川に加勢しようとした刹那、低く落ち着いた、不坐を呼ぶ声があった。
伊比亜(イビア)
 不坐が突然、正気に戻ったかのように表情を緩めた。戦闘で薄汚れた顔を、声のした方向へと向ける。
 其処には、たっぷりとした白髪を後ろ撫でつけ(オールバック)にした痩身(そうしん)の老人が立っていた。白衣でサングラスを掛けて居る。
「行くぞ」
 老人はそう一言云うと、踵を返して歩いて行った。其方は研究所の駐車場がある方向だった。不坐は老人の言葉を聞いた後、少しの間呆然とした儘だったが、気が抜けるように一つ深呼吸をすると(おもむろ)に戦闘態勢を解いた。何時の間にか、阿川の超能力(チカラ)も解除されて居る。
「…… …… …命拾いしたな。」
「…… … …」
 不坐の言葉に対して、阿川は何も答えない。只、抑えるように肩で息をしている阿川の姿が、此の不坐との戦いの過酷さを物語っていた。不坐の方も頭に手を当て、意識を保つかのように何度も頭を振って、老人の居る方へと歩いていく。やがて不坐の姿が遠ざかり見えなくなると、少し間を置いて、一台の車が走り去る音が聞こえた。
 阿川の方も不坐同様に大きく深呼吸をすると、ゆっくりと俺と若僧(にゃくそう)の居る方へと歩いてきた。水川を担いだ僧も、其の後ろから遅れて歩いてくる。
「意識はあるな。」
 俺を見下ろしながら阿川が問いかける。
「ああ。… …アンタは、一体… ……」
「喋るのは後だ。お前は血を失い過ぎている。早く医務室に行き、輸血を受けろ。」
 医務室、と云う言葉を聞いた俺は、どうにか生き延びるコトが出来たと云う実感が湧き、心の底から安堵した。雑然とした頭で、水川は大丈夫だろうか?とボンヤリと考えつつ、俺は其処で意識を失った。

 まず最初に、医務室の真っ白な天井が眼に入った。
「三四郎ッ!」
 視界の中央を陣取るかのように、水川の顔面が現れる。青アザを顔中に浮かべては居るが、其の表情は随分と晴れやかだ。
「… …酷い(ツラ)してるな。」
 俺の軽口に水川は笑いながら鼻をすする。
「るせェよ。… … ……お前が、俺たちを守ってくれたんだってな。ハツコに聞いたよ。… ……有難うな。」
「…… … …俺はなーンもしてねェよ。不坐には手も足も出なかった」
 俺はリネンベッドの上で少し上半身を起こし、辺りを見渡した。立っている水川の隣に、序開(ジョビラ)が椅子に座って静かに此方を見ていた。
「序開、大丈夫か」
「…… …。(わたくし)なんかより、あなたの方が大変だったろうに。…… …でも御陰様で、こうして生きていますわ。」
 序開が涙声で云い、目尻を指先で少し拭った。
「そうか。…… …其れにしても、なんて無茶苦茶な勤務初日なんだろうな、今日って日は。」
 俺が呆れるように云い、序開がふっと笑みを浮かべた所で、左腕に痛みを覚える。
()ッ… …」
 眼を落すと左腕にはしっかりと包帯が巻かれていた。そして今気が付いたが、右腕の方には輸血が施されている。
「其処に居る坊さんが、輸血に協力してくれたんだ。俺たちも協力したいと云ったんだが、体力を消耗し過ぎて居るからダメだと、此の坊さんが頑として譲ってくれなかった。すまねェ」
 医務室の入口付近に眼をやると、其処には先刻(さきほど)の阿川と呼ばれていた、例の胡散臭い坊主が腕を組んで立っていた。しかもあろうことか、坊主のクセに煙管煙草(キセルタバコ)を吹かしている。
「おい、アンタ。医務室(こんなところ)で煙草なんか吸ってンじゃねーよ」
 水川が阿川に向かって注意を促すが、阿川の方はまるで意に介さない。
「……水川。俺はどれくらい眠っていた」
「そうだな… … …三時間くらいじゃねェか。」
 時計を見ると、もう時刻は夜九時を回っていた。郊外の研究所の周りは森林で覆われていて、街灯も殆ど無い。医務室の窓から見える外の景色は真っ暗だ。
「こんな時間まで、付き添ってくれていたのか。」
「当たり前だろ。其れに、身形(ナリ)は変わっているが、あの坊さんもずっとお前の眼が覚めるのを待っててくれたみたいだぜ。良い坊さんだよ」
 水川はそう云いながら、阿川の方を流し見る。阿川は医務室のあらぬ方向に眼を遣りながら、ゆっくりと煙草を吞んでいた。
「おい」
 俺は阿川に向かって声を掛けた。阿川が此方に気づいて無表情に顔を向ける。
「… ……。… …礼を云うよ。本当に助かった。有難う」
「……大したコトじゃない。」
「改めて、名前を聞いても良いか?俺は、竹田三四郎だ。」
阿川建砂(アガワケンザ)だ」
「… ……後二人、仲間が居たようだが… …」
 阿川と一緒に居た若僧(にゃくそう)の姿が此処には無い。
「ああ。先に帰らせた。」
「…… ……。… …俺が目覚めるまで待って居たのは、何も善意からだけじゃ、無いんだろ?」
 俺は真っすぐに阿川の眼を見ながら、冷静に云った。俺は此の阿川と云う僧の素性に興味がある。何故、此の僧たちは研究所(ココ)に来ていたのか。そして、其の研究所と云うのが、国が少なからず存在を秘匿して居る『国立脳科学技術研究所』であるコト。其れに不坐が阿川に言い放った『正道高野(ショウドウコウヤ)』と云う聞き慣れないコトバ。此の僧は、高野山の僧侶なのだろうか。そして何より、阿川たちと不坐は見知った関係であり、何か根深い因縁で繋がっている。
「…… ……。何故、お前たちは不坐伊比亜(フザイビア)に襲われていた?」
 俺の言葉に返答するワケでも無く、唐突に阿川が俺たちに問いかけてきた。
「…そんなコト、知るかよッ!俺たちは今日、初めて此の研究所に出勤して来たんだ。研修を終えて、三人で帰ろうとしていた所を、正門の前で待ち伏せして居た不坐に襲われたってだけさ!」
 水川が勢い良く阿川に返答する。
「…… … …本当に、其れだけか?」
「其れだけさ!トんだ、トバッチリだッたぜ」
 水川が眼を瞑り、腕を組んで気持ちが良さそうに反論する。だが其の水川の隣で、俺は咄嗟に不坐とのやり取りを思い出した。
「…… … …あっ」
「なんだよ、三四郎」
「… ……違う。思い出したぜ。… ……不坐は、何故だかは分からないが、俺たちに『自分と組まないか』と持ち掛けてきたんだ。」
 俺は眼を落しながら、記憶を辿りつつ答える。水川も顎に手を当て、思い出すように天井へと眼をやった。
「…… …ああ、確かに。そんなコト、云っていたような気がするなァ」
「…… …其れに、こんなコトも云っていませんでしたっけ。…… …『器として相応(ふさわ)しそうだったンでね』っと… …。意味は全く分かりませんケド」
 序開が続けて云う。そうだ。確かに不坐はそう云っていた。だから、俺たちに声を掛けたのだと。
「…… …間違いないか」
 其の序開の言葉に、阿川が素早く反応した。
「え?… …ええ。間違いないですわ。」
「器… ……。… …お前たち三人は見たところ、研究員のようだが。」
「ああ、そうだぜ。」
 俺を見て阿川が云うので、其れに答える。
「お前たちは誰も、超能力(チカラ)を持っていないのだな?」
「そんな凄い力があれば、不坐にこんなに、コテンパンにはやられて無いッての」
 水川が阿川の深刻さを茶化すように云った。
「…… …阿川(アガワ)。……アンタは、不坐が云った其の言葉の意味、理解しているのか?」
 俺は阿川に向かって、鋭く指摘するように云った。不坐が云った器と云う言葉に対して、此の阿川と云う男は明らかに興味を示していたからだ。だが、其の俺の言葉に対して、阿川は突き放すように云った。
「… …お前等には、関係の無い話だ。」
「そうかな?… …今のアンタだってそうだ。不坐もアンタも、どうやら俺たちのコトを利用できる何かだと考えている。…… …器?一体其の、器とはなんだ。俺たち三人の身体が、何かを受け取る器として機能するというコトなのか?だとしたら、其れは俺たちの身体への重大な危機なのであって、()っとも無関係と云う話では無いハズだ」
 俺の(まく)し立てるような言葉に、不坐は煙管煙草(キセルタバコ)を吹かすのも忘れ、俺の顔を只()っと見ていた。まるで時が止まったかのような空間の中で、煙管(キセル)だけが紫煙をゆっくりと立ち昇らせて居る。
「… …ふうー」
 右手に煙管煙草(キセルタバコ)を持った儘、阿川は大きく息を吐いた。鋭かった表情が幾分か(やわ)らぎ、ゆっくりと煙管(キセル)の灰を落し始める。
「… ……。… …確かに、お前が云うように、知る権利はあるのかもしれんな。」
 阿川は俺との問答に降参したかのように、先刻(さきほど)とはうって変わって話し始めた。
「…… … …。俺たち三人の一体何が、アンタ等の御眼鏡に叶ったのかは知らないが、俺たちが自身で身を守る為にも、アンタの知っているコトを教えて貰う必要がある。」
「… ……。… …良いだろう。何が知りたい」
「全てだ。俺たちはまだ、此の研究所について、(イヤ)、国の中で此の研究所がどういったモノなのか、と云うコトもまるで知らない。」
「… …。…… …俺にも立場上、云えるコトと云えないコトがある。」
「分かってる。だから、俺たちが自分の身を守る為にも、必要な知識を教えてほしい。」
「… …ふむ。良いだろう。」
 阿川は周辺を見渡し、丁度良さそうな椅子を見つけ座った。其れから又、煙管煙草(キセルタバコ)に火をつけ、ゆっくりと口をつける。
「まず、アンタたちは一体何者で、此の研究所とどう云う関係なのかを教えてくれ。詳細に、そして正確にな」
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登場人物紹介

■竹田雷電(たけだ らいでん)

■31歳

■一週間の能力者の一人

■火曜日に電撃の能力を発揮する。二つ名は火曜日の稲妻(チューズデイサンダー)

■繋ぎ止める者(グラスパー)として絶姉妹を使役する。

■武器①:M213A(トカレフ213式拳銃)通常の9mm弾丸と電気石の弾丸を併用

■武器②:赤龍短刀(せきりゅうたんとう)

■絶マキコ(ぜつ まきこ)

■17歳

■炎の能力を持つ。二つ名はブチ切れ屋(ファイヤスターター)

■絶夫婦の娘(養子)であり、絶姉妹のうち姉。

■雷電と死闘を繰り広げた後、死亡。現在は式神として雷電に取り憑いている。

■武器:小苦無(しょうくない)

■絶ヨウコ(ぜつ ようこ)

■17歳

■氷の能力を持つ。潜在的には炎も操る事ができる。

■絶夫婦の娘(養子)であり、絶姉妹のうち妹。

■雷電と死闘を繰り広げた後、死亡。現在は式神として雷電に取り憑いている。

■武器:野太刀一刀雨垂れ(のだちいっとうあまだれ)

■真崎今日介(まさき きょうすけ)

■21歳

■死霊使い(ネクロマンサー)の能力を持つ。五体の悪霊を引き連れる。

■奥の手:影法師(ドッペルゲンガー)

■武器:鉤爪(バグナク)

■W.W.トミー(だぶる だぶる とみー)

■一週間の能力者の一人

■水曜日に水の能力を発揮する。二つ名は水使い(ウォーターマン)

■中学校の英語教師をしている。

■日本語が喋れない。

■武器:無し

■小林マサル(こばやし まさる)

■14歳

■トミーさんの助手。通訳や野戦医療に長けている。

■阿川建砂(あがわ けんざ)

■90歳 ※昭和26年時24歳

■宝石商として全世界を旅する。

■宝石を加工し、能力を向上させる品物を作る技術を持つ。

■山田(まうんてん でん)

■21歳

■死霊使い(ネクロマンサー)の能力を持つ。4体の悪霊を引き連れる。

■雷電を繋ぎ止める者(グラスパー)に設定し、絶姉妹を取り憑かせた。


■竹田三四郎(たけだ さんしろう)

■90歳 ※昭和26年時24歳

■雷電の祖父

■研究者として、かつて国立脳科学技術研究所に所属していた。

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■水川真葛(みずかわ まくず)

■※昭和26年時26歳

■国立脳科学技術研究所所属

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■序開初子(じょびら はつこ)

■※昭和26年時23歳

■国立脳科学技術研究所所属

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■夫を戦争で亡くす。子供が一人いる。

■不坐伊比亜(ふざ いびあ)

■※昭和26年時24歳

■国立脳科学技術研究所所属。所長の用心棒

■研究所設立以来の類まれなる念動力(サイコキネシス)を持つ。

その他

■一週間の能力者…一週間に一度しか能力を使えない超能力者の事。其の威力は絶大。

■獣の刻印(マークス)…人を化け物(デーモン)化させる謎のクスリ。クライン76で流通。

■限界増強薬物(ブースト)…快感と能力向上が期待できるクスリ。依存性有。一般流通している。

■体質…生み出す力、発現体質(エモーショナル)と導き出す力、端緒体質(トリガー)の二種。

■繋ぎ止める者(グラスパー)…死霊使いによって設定された、式神を使役する能力を持つ者。


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