第45話 それぞれの断章#2

文字数 6,176文字

 其れから片倉(カタクラ)は自身の考える愛国論を長々と語った。不屈の精神によって我々の下に神風は再来する。いずれ極東大日本帝国こそが全世界を統一するだろう云々。其の内容のどれもが過剰で常軌を逸しており、其れが眼鏡を掛けた片倉の、其の内向的な研究者然とした身形から語られるのも相まって、狂気的で滑稽(グロテスク)な怪奇小説を想起させた。俺にとっては理解し難い内容であったが、何故か水川だけが異常に眼を輝かせて聞いているのが印象的だった。
 岸と呼ばれた女性は様々なモノを一切触れるコトなく宙に浮かべ、くるくると回転させていた。時には机の上にあるモノを一挙に浮かべるコトもあったが、其れは彼女の身体(からだ)にかなりの負担を強いるようで、超能力(チカラ)を発揮した後は頭を押さえ、ぐったりと休む姿も見受けられた。
 片倉曰く、此の研究所の目的は超能力戦士(サイコソルジャー)の生産らしいが、其の壮大な構想と比べると此の女性の超能力(チカラ)は物足りないように思えた。戦力としての超能力(チカラ)を求めるならば、其れは銃や剣を容易く凌駕する程のモノでなければならないハズだ。だが、引き続き他の研修部屋の研修生(プラクティカント)を見ても、超能力(チカラ)の規模は女性と同程度のモノばかりだった。現状を見る限り、まだまだ此の研究所は途上なのだろう。
 勤務初日で確認できた超能力(チカラ)の種類は念動力(サイコキネシス)千里眼(クリアボヤンス)精神感応(テレパシー)瞬間移動(テレポート)霊能媒介(ミディアム)等々。他にも細かい名称の説明があったが把握できたモノはこれくらいだった。俺と序開(ジョビラ)水川(ミズカワ)の三人は、まずそれらの現象を把握すべく、穴が空くほど研修生(かれら)超能力(チカラ)を観察した。片倉の語った壮大な研究所の設立理念に戸惑いはあったものの、研究者としては非常に食指を動かされたコトは確かだった。
「見ての通り彼らの超能力(チカラ)は未だ萌芽(ほうが)の段階であり、様々な方法が試みられては居るものの、其の殆どは覚醒を遂げる事無く、研究所(ココ)を追放されてゆくのが現状だ。最初に見たアノ岸と云う女性、彼女も恐らくは後長くて半年と云った所だろう。… …そんな状況に於いて、研究所(ココ)に入所する研修生(プラクティカント)の中には、稀に途轍(とてつ)もない才能を持った者も居る。だが、そもそも彼等は少数の天才だ。我々の目指すモノ、詰まり、再現性を持った超能力(チカラ)の覚醒と云う命題の範疇外の存在と云える。」
 全ての研修部屋の見学を終えた後、俺たちは空いている研修部屋に入り、其処で片倉が総括を述べた。
「其の幾人かの、才能ある超能力者という方々は、もう軍に配属されているのでしょうか?」
 序開が手巾(ハンカチ)で眼鏡を拭きながら片倉に質問をする。
「ああ。此れまで、合わせて十人ほど輩出(はいしゅつ)している。」
「現在も、研究所(ココ)にそう云った方々が居ると?」
 序開が(うやうや)しく眼鏡を掛けて聞いたが、奇妙なコトに其の言葉で片倉の表情が曇った。
「… ……。… ……ああ。一人だけ居る。」
「…… …… …」
 俺たちは何か聞いては不可(いけ)ないコトを聞いたのかと思い、何も云えなかった。が、片倉はひと呼吸を置いた後、言葉を紡いでいく。
「…… …不坐伊比亜(フザイビア)と云う男だ。研究所設立以来、間違いなく傑出した才能を持っている。… ……が、同時に、非常に問題のある男だ。」
「問題?」
「素行に非常に難がある。狂暴でどんな人間にも敵対的であり、且つ狡猾だ。正直な所、何故このような男が研究所(ココ)に居るのかも理解し難い。我々のような現場の人間は、ヤツに対して非常に警戒心を持って対応している。」
「…… …… …」
「超能力者の中には、生まれたトキから才能に恵まれた者たちが居る。だが、其れは人格とは別問題だ。……。 … ……悪意を持った人間が強大な超能力(チカラ)を持つ。此れほど恐ろしいコトは無い。」
「… …其れが、不坐伊比亜(フザイビア)と云う男だと」
 歪んだ表情で語る片倉の言葉に、俺も思わず口を挟んでしまう。片倉は自身の座る椅子を唐突に両手で引きずると、向かいに座る俺たちに顔を寄せて云った。
「… ……お前等にも共有しておく。…… …此処だけの話だが、不坐(フザ)は所長の子飼いと云うウワサがある。現に、過去に行方不明になった同僚も何人か居て、居なくなる前日、不坐と歩いている所を目撃されているんだ。行方不明になった連中は皆、所長と激しく対立していた人間だった。… ……研究所(ココ)にヤツが来て彼是(カレコレ)五年以上は経つだろう。だが、此奴は未だ軍にも配属されるコトも無く、最早、所長等上層部の用心棒のような存在となっている。… ……悪いコトは云わないから、不坐に深入りするのだけはやめろ。極力、ヤツと接触する機会を減らせ。」
 其れだけ守れば、此処は遣り甲斐のある研究所(ところ)だよ、と片倉は警告のように語り、其れを締めくくりとして俺たち三人の勤務初日は終了した。
 皆、初日の張り詰めた緊張と目まぐるしい未知の体験の連続で、身体はぐったりと疲れていた。だが、胸の中に灯った興奮はチリチリと(くすぶ)るよう燃えていて、少しも収まる気配はない。

 帰り支度をして三人で研究所を出た。研究所の敷地を出て五分程歩いた先に送迎バスの停留所がある為、俺たちは今日の感想を話し合いながら歩いていく。
「… …とんでもない所に来ちまったな、俺たち」
 水川が未だ興奮を抑え切れない様子で云った。俺も序開も、少なからず水川と同じ心持ちだった。
「片倉さんは研修生(プラクティカント)の皆さんの超能力(チカラ)に不満があるようでしたが、あれでも十分過ぎるくらいに研究対象としては価値がありますよね。」
 序開も水川に劣らない情熱を込めて感想を語る。心()しか、序開の頬が赤く昂揚しているように思えた。俺も二人の後に続ける。
「ああ。確かに今日見た全てのモノが信じられない現象の連続だった。此の体験は幾千もの論文にも値するだろう。それと、片倉の口調から察するに、建前は超能力(チカラ)の発掘と育成とは云うものの、その実はもっと短期で早急な成果を求めているような感じだったな。即戦力の超能力者を確保し、… ……まるで、今すぐにでも超能力部隊を結集して、他国と戦争をおッ(ぱじ)めようとでも云うような… …」
「…… …ええ、私もそんな印象を受けました。片倉さんのアノ過剰な一連の話には正直、驚きましたし。もう、戦争なんて、私は真っ平ですわ。」
 此の研究所の方針について、俺と序開は同じ見解を持ったようだった。研究対象として超能力(チカラ)と云うモノは非常に興味深い。ただし、研究所の目指すべき理念に対しては甚だ疑問が残る。だが、そんな俺たちの考え方に異を唱えるのは水川だった。
「なんでだよ、二人ともッ。片倉サンの云うコトは至極(モット)もじゃねェかよ。… …俺たちの住む日本はあの日、大国に蹂躙されちまったンだぜ!?… …此れは決して許されるコトなんかじゃない。」
「…… … …」
 突然、声を大にして熱弁する水川に対して、俺と序開は呆気に取られてしまった。どうやら水川も片倉と同様、日本国の復権と云うものについて並々ならぬ思いを抱いていたのだ。
「俺は、片倉サンの云うコトに全面的に賛成だね。此れからの超能力(チカラ)の研究にも、より一層身が入るッてモンだよ。御国(オクニ)の為に、一緒に頑張ろうではないか、キミたち!」
 そう云いながら、水川が俺と序開の肩を抱いて引き寄せる。
「ちょッ、一寸(ちょッと)、水川サンッ!止めてください」
(ウルセ)ェ、序開よォ。俺たちは、此れから一緒に戦っていく仲間じゃねェか。戦友として、こうやって結束を固めなくちゃァな。」
 軽口なのか本気なのか分からないような水川の言葉を、序開は半ば呆れ顔で眉間に皺を寄せながら聞いていた。身体の疲れも相まって、朦朧とした俺は自然と笑いが零れてしまう。
「お前ェこそ煩ェよ、水川ッ!」
 俺は水川の腕を振り払って思い切り身体をぶつけてやった。よろめきながらも水川は大笑いして、対抗するように身体をぶつけてくる。大の男二人が節操も無く騒ぎ始めたので、序開は巻き込まれないように頭を抱えて脇の方へ避難した。
 馬鹿騒ぎをしながら研究所の敷地内を歩き、やがて正門に差し掛かった頃、序開がぽつりと声を上げる。
「…… ……竹田さん、水川さん」
 俺と水川は共通の話題で盛り上がっていた所だったが、序開の呼びかけに不図我に返った。
「どうした、ハツコ?」
 水川が怪訝そうな顔で序開の顔を見る。序開は正門の方に眼を向けた儘、眉間に皺を寄せ凝視していた。顔を少しだけ前に突き出すようにして、人差し指の背で眼鏡を上げる。今日一日過ごして知った、集中して遠くを見るトキの序開の癖だ。
「…… …、正門に(もた)れかかっている人が居るのですが。… ……何か、私たちの方を見ているような気がします。」
 序開の言葉で俺と水川も正門の方を見た。
 其処には筋肉質で身長が大きく、泥土色(カーキ)の国民服ズボンに白シャツを着た男が、正門の脇の壁に(もた)れ、腕を組んで此方を()っと見ていた。蓬髪(ほうはつ)で、目つきが異常に鋭い。
「… …三四郎…」
「……。… …ああ。」
 俺たちは直ぐに気がついた。此の男が不坐伊比亜(フザイビア)だ。片倉の云った通り、尋常では無い雰囲気を醸し出している。
 不坐(フザ)は何故か物色するかのように俺たちを見ていた。表情は真顔の儘なのに、眼だけが厭らしい笑みを湛えている。俺たちはヤツと眼を合わせないようにしながら、つい先刻(さっき)までの馬鹿騒ぎが嘘だったかのように押し黙って歩を進めた。やがて、俺たちが不坐の脇を通り抜けようとした、其の時。
「… …てめェらが、今日入った新人かい。」
 威圧的な野太い声に、序開の背中がびくりと跳ねた。俺と水川は歩を止め、険しい顔を不坐(フザ)へと向ける。
「…… …… …… …」
「… …クク…。… …何も、取って食ったりゃしねェよ」
 真っすぐ貫くような不坐の視線に、俺たちは大層肝が冷えた。水川は俺の隣で額に大粒の汗を浮かべながら、恐怖の中、何とか正気を保っているようだった。
「… ……。… …」
「俺のコトは聞いてンのかい」
「…… …ああ。」
 俺は腹の底から声を絞り出して答える。
「… …ンじゃ、話が早ェえなァ。… ……其れで、さっそくなんだが、てめェら、俺と組む気はねェか?」
「… … ……組む?」
「ああ。」
「…… …… …断る。」
「マァ、聞けよ。俺は此の研究所で比較的、自由に動ける人間だ。… …研究所(ココ)では、超能力(チカラ)を持ったヤツが一番強い。詰まり、俺がついていれば、てめェらは此れからの研究所での生活に於いて、数多くの場面で間違いなく有利に立てるだろう。」
「…… …… ……。」
 突然の不坐の提案だった。一体何故此の男は、見ず知らずの新米の人間に対して、このような提案を持ち掛けるのだろう。俺たちを此処で待ち伏せしてまで。… …片倉が初日勤務の俺たちに、態々(わざわざ)警告をした理由が分かった。既に此の時点で、此の不坐伊比亜(フザイビア)と云う男の油断ならない危険性が垣間見えた。
「… …分かった。じゃア、話題を変えよう。今日は中々、てめェらにとって刺激的な一日だったンじゃねェか。超能力(チカラ)を見たのは、初めてだったンだろう?研究対象として、此れほどにソソられるモノも中々あるまい。」
「… …… … …」
「其の研究を存分に続けていく上で、障壁となるモノは全て俺が取っ払ってやる。どうだ?てめェらの研究人生にとって、此れほどに良い環境は他に()ェハズだ。」
 不坐は更に、俺たちの興味を惹くような提案を持ち掛けてくる。だが、其の提案が甘美で魅力的で有れば有る程、其の裏に潜む不坐(ヤツ)の悪意が顔を覗かせるのだった。
「… …… … …。… …… …… …所員の片倉は、現在の研究所内に於いて、アンタが一番の超能力(チカラ)の持ち主だと云っていた。」
「あ?」
「…… … ……。」
 此の男の目的は一体何だ。俺は狂犬にも似た危険な此の男と相対しながらも、何とかヤツの真意が知りたかった。
「… ……そうか。片倉()の馬鹿に案内してもらったのか。アレは最早、喋るコトしか能が()ェからな。研究者としては既に落第している。… …マァ、然しヤツの云う通り、今は俺が此の研究所では一番だ。」
「…… … ……。… …… … ……そんなアンタが、俺たち三人に態々(わざわざ)声を掛けてきた理由はなんだ?何故、俺たちみたいな、何の力も持たない研究員を仲間に引き入れようとする?そもそも、お前は何故、それほどの超能力(チカラ)を持ちながら、此の研究所に何時までも居座っている?」
 俺は疲れと緊張、そして恐怖も相まって、理性のブレーキが利かなくなっていた。溢れ出るように、ヤツに対しての疑問が口をついて出る。
「お、おいッ。三四郎ッ!」
 見兼ねた水川が俺の肩を引っ張るようにして引き留めたコトで、俺は漸く喋るのを止めた。心臓が早鐘を打ち、荒い息が漏れ出る口を右手で無造作に拭う。
「… …… … ……クク。…… … …次から次へと、ベラベラと良く喋る。… ……てめェ、中々良い度胸してンじゃネェか。名は?」
 不坐の眼光が一際鋭くなって、此方を睨みつけるように見つめてきた。何時の間にか俺のズボンに掴まるように、序開が後ろについて立っていた。恐怖のあまり俯いて震えている。水川の顔色も愈々(いよいよ)もって血の気を失っていた。
「… ……。……竹田三四郎だ。」
「タケダサンシロウ。… ……覚えておこう。マァ、正確に云えば、組むと云う話は、つい今しがた思いついたコトだ。偶々(たまたま)てめェら三人が、研究所から出てくる姿を見つけて、閃いた」
「… ……閃いただと?」
「てめェら皆、

。つい、」
「… …… … ……なンだって?」
 器?… …此の男は一体、何の話をしている。
「クク。……詰まり、てめェらも其の気になれば、俺のように権力を握れると云うコトだ。」
 次の瞬間、俺たちは不坐の姿を唐突に見失った。声も上げるコトが出来ず、ぎょっと心の中で驚愕している所に、序開の悲鳴が聞こえた。
「きゃっ!」
 俺と水川が反射的に振り向くと、其処には序開の顎を無理やり掴み、自身の顔を近づける不坐の姿があった。突然の事態に、身体が反応しない。
「…… … …此の超能力(チカラ)と云う膨大な未知の動力(エネルギー)の総体は、其処らの地べたを這う馬鹿共では、到底操るコト等出来ん」
 序開が何とか逃れようと必死に藻掻(もが)くが、不坐の強い握力によって拘束されどうするコトも出来なかった。
「…… … …鍛錬によって、受容力(キャパシティ)をより深化させ続けた頭脳だけが… …」
 不坐の薄汚れた親指が、藻掻く序開の唇をゆっくりと撫でる。
超能力(チカラ)と云う神々の恩恵を授かるコトが出来る… ……」
「… ……やッ… …… …… … …止めやがれッ!」
 水川が不坐の身体を、両手で力の限り突き飛ばした。不坐は態勢を崩したものの、辛うじて両足を踏ん張り、転倒するのを防いだ。
「… …… ……。… ……」
 持ち上がった不坐の顔。其の表情は、明らかに先ほど迄のモノとは違っていた。口角が裂けるほどに上がった笑みは、地獄の底の夜叉を想起させた。水川の立っている所に向かって、不坐の右腕が素早く伸びる。其の瞬間、俺は唐突に危険を察知した。何故だかは分からないが、身体中を鮫肌が烈火の如く駆け巡り、異常事態を検知したのだった。不坐の開いた右手が力の限り閉じる寸前、俺は水川の身体を抱きかかえ、其の場から離れるように死に物狂いで地面を蹴った。
 俺と水川の背中の方で、正門の壁が信じられないような音を立てて崩壊した。混凝土(コンクリート)の破片が宙を舞って其処中に飛び散り、序開の悲鳴が、研究所全体を引き裂くように響き渡った。
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登場人物紹介

■竹田雷電(たけだ らいでん)

■31歳

■一週間の能力者の一人

■火曜日に電撃の能力を発揮する。二つ名は火曜日の稲妻(チューズデイサンダー)

■繋ぎ止める者(グラスパー)として絶姉妹を使役する。

■武器①:M213A(トカレフ213式拳銃)通常の9mm弾丸と電気石の弾丸を併用

■武器②:赤龍短刀(せきりゅうたんとう)

■絶マキコ(ぜつ まきこ)

■17歳

■炎の能力を持つ。二つ名はブチ切れ屋(ファイヤスターター)

■絶夫婦の娘(養子)であり、絶姉妹のうち姉。

■雷電と死闘を繰り広げた後、死亡。現在は式神として雷電に取り憑いている。

■武器:小苦無(しょうくない)

■絶ヨウコ(ぜつ ようこ)

■17歳

■氷の能力を持つ。潜在的には炎も操る事ができる。

■絶夫婦の娘(養子)であり、絶姉妹のうち妹。

■雷電と死闘を繰り広げた後、死亡。現在は式神として雷電に取り憑いている。

■武器:野太刀一刀雨垂れ(のだちいっとうあまだれ)

■真崎今日介(まさき きょうすけ)

■21歳

■死霊使い(ネクロマンサー)の能力を持つ。五体の悪霊を引き連れる。

■奥の手:影法師(ドッペルゲンガー)

■武器:鉤爪(バグナク)

■W.W.トミー(だぶる だぶる とみー)

■一週間の能力者の一人

■水曜日に水の能力を発揮する。二つ名は水使い(ウォーターマン)

■中学校の英語教師をしている。

■日本語が喋れない。

■武器:無し

■小林マサル(こばやし まさる)

■14歳

■トミーさんの助手。通訳や野戦医療に長けている。

■阿川建砂(あがわ けんざ)

■90歳 ※昭和26年時24歳

■宝石商として全世界を旅する。

■宝石を加工し、能力を向上させる品物を作る技術を持つ。

■山田(まうんてん でん)

■21歳

■死霊使い(ネクロマンサー)の能力を持つ。4体の悪霊を引き連れる。

■雷電を繋ぎ止める者(グラスパー)に設定し、絶姉妹を取り憑かせた。


■竹田三四郎(たけだ さんしろう)

■90歳 ※昭和26年時24歳

■雷電の祖父

■研究者として、かつて国立脳科学技術研究所に所属していた。

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■水川真葛(みずかわ まくず)

■※昭和26年時26歳

■国立脳科学技術研究所所属

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■序開初子(じょびら はつこ)

■※昭和26年時23歳

■国立脳科学技術研究所所属

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■夫を戦争で亡くす。子供が一人いる。

■不坐伊比亜(ふざ いびあ)

■※昭和26年時24歳

■国立脳科学技術研究所所属。所長の用心棒

■研究所設立以来の類まれなる念動力(サイコキネシス)を持つ。

その他

■一週間の能力者…一週間に一度しか能力を使えない超能力者の事。其の威力は絶大。

■獣の刻印(マークス)…人を化け物(デーモン)化させる謎のクスリ。クライン76で流通。

■限界増強薬物(ブースト)…快感と能力向上が期待できるクスリ。依存性有。一般流通している。

■体質…生み出す力、発現体質(エモーショナル)と導き出す力、端緒体質(トリガー)の二種。

■繋ぎ止める者(グラスパー)…死霊使いによって設定された、式神を使役する能力を持つ者。


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