第58話 それぞれの断章#15

文字数 6,649文字

 警察予備隊特殊活動軍事部(ケイサツヨビタイトクシュカツドウグンジブ)所属、超能力戦士(サイコソルジャー)刃室茂(ハムロシゲル)。超能力覚醒施術の最初の成功例。生まれつき風操り(エアロキネシス)を保持し、施術により其の風を鋭く(やいば)のように操るコトが可能になった。其れを証明するかのように、今刃室の全身には激しいつむじ風が発生し、周囲の空気を細かく振動させていた。
 既に日は落ち辺りは薄暗くなっている。研究所の広場には、正門までの導線上に外灯が設置されぼんやりと明かりを灯しているが、其れが刃室の姿をより一層怪しく危険に際立たせていた。俯いた刃室の顔、此方を睨みつける其の眼が飢えた肉食動物のように鋭く光っている。
「…… … ……… … …大人しく同行すれば、痛い目を見ずに済んだモノを」
 静かだが低い、迫力を伴った刃室の声が響く。奴と共に正道高野(ショウドウコウヤ)へ赴けば、確かに序開(ジョビラ)水川(ミズカワ)には会えるかもしれない。だが、其の後は儀式の器として消費されるだけだろう。二人を救う為には、阿川と合流して協力を仰ぐ他無い。そして其の為には、今眼の前に立つ此の超能力者を何とかする必要がある。
 広場での戦闘は、かつての不坐伊比亜(フザイビア)との闘いを想起させた。俺はまず周辺に眼を運び、正門前の詰所の様子を確認した。不坐のトキよりも詰所迄の距離が遠い為、見張り番が此の事態に気づいているかどうかは分からない。だがそもそも不坐との闘いの際、彼等は自体を把握していたにも関わらず駆けつけて来なかった。無理も無い。超能力者の超能力(チカラ)に対して、只の人間の力等あまりに無力だ。そう考えると、彼等の助力は期待できないだろう。其れに時間は十九時を回っており、所内に残っている人間も疎らだ。実験自体は必ず定刻で終了する為、研修生(プラクティカント)も所内には残っていない。詰まり研究所内の敷地とは云え、現状助けが来る可能性は殆ど期待できなかった。
 俺は直ぐに刃室に眼を戻すが、以前刃室は動きを見せず、只正対した儘此方を静かに睨みつけているのみだった。此方の行動の全てをつぶさに観察され、見透かされているような感覚になる。だが例えそうだとしても、此の眼の前の男をどうにかしなければ不可(いけ)ないコトに変わりは無い。
 刃室の持つ風操り(エアロキネシス)はつむじ風を操ると云われている。奴の両脇から脱力するように垂らされている腕は、此れから戦闘を始めるにしては無防備過ぎるようにも思えたが、よく見ると其の(てのひら)は、鋭く手刀を形作っていた。全身から指先の隅々まで、力が張り巡らされているのが分かる。既に迎撃の準備は出来ていると云うワケだ。
「…… …… … …」
 待って居ても埒が明かない。此方から動きを見せて、奴の隙を探る。此れは全くもって無謀な戦いであり、不坐との闘いで超能力(チカラ)の恐ろしさは十分理解していたモノの、序開と水川への一心が、俺の恐怖を麻痺せていた。
「…… …」
 俺は腰を折り、思い切り態勢を低くする。其の一瞬、刃室も俺の動きを感知したかのように身体を固く身構えた。其の動きを正面に見据えながら俺は両足に力を込め、刃室目掛けて一気に走り出した。
 急速に近づいていく眼の前の刃室が、深く息を吸うのが見えた。次の瞬間、脱力していた刃室の両腕の、構えられた手刀が素早く振り上げられる。
「… … …(ヒョウ)ッ!」
「……!… …」
 刃室の両腕から突如として発生した二つの鋭い風が、空間を切り裂くように俺目掛けて飛んできた。風が通り過ぎる地面が、真っすぐ筋を作るように砂埃をまき散らしながら抉られていく。其の予想外の速さに不意をつかれ、反応が遅れてしまった。俺は一つ目の風を半身になってなんとか避けたモノの、もう一つの風への回避が間に合わない。俺は顔前で揃えた両腕(ピーカーブ)で、頭を防御する。次の瞬間、猛烈な風が俺の全身を通り抜けた。
「… ……()ッ!…」
 あまりの衝撃に足が止まる。両腕の間から奴の方を見ると、刃室は手刀を此方に向けた儘、不敵な笑みを浮かべていた。眼を戻し、今しがた直撃を受けた両腕を見る。腕には幾つもの傷が筋状に形作られ、既に血がだらだらと流れ落ちていた。例えるならば包丁で腕を切りつけられたかのような、鋭く深い傷だ。然もそのような傷が腹部や太腿に迄及んでおり、傷つけられた箇所の衣服は無残にも破け、真っ赤な血が滲んでいた。此れほど強力な風を何度も食らってしまえば、いずれ八つ裂きにされるのも時間の問題だ。全身の其処彼処を、鋭い痛みが走る。
「…… … …… …ハァッ… …ハァッ… …」
「…… … …どうだ、俺の風は?… ……さぞかし痛かろう。まだ、やるか?」
 口角を上げた刃室が云う。
「…… … ……。… …… …鎌鼬(カマイタチ)か。」
 鎌鼬現象(カマイタチげんしょう)。つむじ風 が起こった際、腕や足の表面に突然傷ができる気象学上の現象だ。日本の妖怪伝承にある鎌鼬(カマイタチ)と云う物怪(モノノケ)が名称の元となっている。俺の言葉を聞いて刃室が洋々と答えた。
「…… … …クックック。其の通りだ。此れこそが、貴様が忌み嫌う施術の成果だ。どうだ?素晴らしい超能力(チカラ)だろう。俺は自由自在に鎌鼬を発生させるコトが出来る。……そして、其の鎌鼬こそが、俺の軍での通り名(コード)だ。覚えておいて呉れ給え。」
 俺はおもむろに道に落ちている石を一つ拾い、手の中に握りしめた。掌に収まる程度の大きさのモノだ。其の動作に対して刃室は特に注意を払う様子は無い。
 俺は刃室の超能力(チカラ)について考える。恐らく、距離を取りつつ鎌鼬で相手を切り刻むのが奴の定石なのだろう。だとすれば、拳しか反撃手段の無い俺は当然不利だ。まずは奴の攻撃類型(パターン)を切り崩す必要がある。幸い手入れの行き届いていない広場には、少なからずこのような石がごろごろと落ちていた。此れを活用しない手は無い。
「…… … ……」
「…… …おい、俺の話に一寸(ちょっと)は付き合えよ」
「… …… …」
「… …ハッ。俺の超能力(チカラ)にどう対抗しようかで、それどころじゃないってか」
 其の時、刃室の手刀が幾度も振り上げられるのが見えた。同時に地面に幾つもの筋が発生し、此方に向かって物凄い速度で迫って来た。
「…… ……クッ」
 俺は一旦刃室から距離を取りつつ、奴から円を描くように走った。鋭い風切り音を響かせ、鎌鼬が何度も俺の背中の直ぐ後ろを通り過ぎていく。其の間も刃室は休むコトなく手刀を切り続けていた。
(ヒョウ)ッ!(ヒョウ)ッ!(ヒョウ)ッ!」
 奴の攻撃を避けるべく、俺は全力で走り続けた。少しでも気を抜けば、鎌鼬は忽ち俺の身体を切り刻む。
「…… …フン。逃げてばかりでは、俺を倒すコト等出来んぞ」
 休むコト無く放たれる刃室の鎌鼬。先読みで放たれた風を身体を折りたたみ、又は半身にしながら寸での所で避ける。
「… …ホラホラホラホラァッツ!もっと必死で逃げないと死ぬぞォ、オラッツ!踊れやコラァッ!!」
 刃室の手刀が、更に早く振り上げられる。其れと同時に、まるで伝承の妖怪が地を走るが如く迫り来る幾つもの鋭い風。生死の狭間で脳と肺が膨大な酸素を欲し、心臓が早鐘を打つ。既に俺の体力は限界を迎えつつあった。だが、ついに其の瞬間が訪れる。刃室の視線が一瞬、俺から逸れた。
「…… …今だッ」
 俺は鎌鼬を避けつつ、右手に握っていた石を力の限り投げた。刃室の顔面目掛けて飛んで行った石は、然し奴の右肩辺りに命中する。鈍い音を響かせぶつかった石の衝撃で、刃室の身体が弾けるように態勢を崩した。
「… …()ェッ!」
 次の瞬間、俺は進路を変え、一気に刃室へと距離を詰めた。奴は未だ態勢を崩した儘だ。奴が油断している此のトキしか好機は無い。俺は死に物狂いで走り、今正に眼の前まで刃室の姿が迫ったトキ、態勢を持ち直した刃室が顔を上げた。
「… …貴様ッツ!」
 焦りに彩られた表情の刃室が、必死で手刀を振り上げる。突如として発生する風。だが、咄嗟の超能力(チカラ)の発揮で照準が合わなかったのか、鎌鼬は俺の頬を切りつけて過ぎ去っていった。頬から流れ出る血を気にも留めず、俺は左拳に命一杯の力を込め、腰の捻りに両足の踏み込みを加える。
「…… …ふッ」
 死角から突きあげるように刃室の右脇腹目掛けて、俺は根限りの肝臓打ち(リバーブロー)を、突き刺した。瞬間、肉にめり込むくぐもった音が辺りに響く。
「……グゥッ… …ハアッ… ……」
 斜め下からの肝臓打ち(リバーブロー)によって、刃室の身体が横から

の字に曲がる。刃室の顔面が激痛に歪んだ。
「……行けるッ」
「…… …!」
 肝臓打ち(リバーブロー)の衝撃で横に流れた刃室の顔面へ、逆から迎え撃つべく、既に俺は右拳を合わせていた。
「……ッ!… …ま、待ッ」
 一寸の狂いも無い衝突により、ぐしゃりと音を立てて刃室の顔面に深々と拳がめり込む。俺は力の限り拳を振り抜いた。
「…ブッ……… …ハァッツツ… …」
 顔面を潰され吹き飛ばされた刃室の身体が、五メートル程向こうに弾け飛び、勢いを其の儘に地面へと倒れ込んだ。逃すワケには不可(いか)無い。此れを逃せば、次に奴は必ず距離を空け、完全なる警戒心を持って相対するコトになるだろう。そうなれば、もう刃室に近づくコトは出来ない。俺が此の男に勝てる見込みは皆無だ。つけ入る隙は、奴が油断している此の瞬間のみ。
「…… …ハアッツ…ハアッツ…ハアッツ… ……」
 俺は爆発しそうな心臓と心を奮い立たせて、直ぐに刃室の下へと近づくべく駆けだした。奴はまだ起き上がらない。気を失っているのか、まだ意識があるのか、そんなコトは関係無い。完全に意識を分断する迄、何度でも此の拳を叩き込んでやる。
 そう考えながら刃室の下に追いつき、今正に眼下で倒れ込んでいる奴に拳を叩きこもうとしたトキ、弱々し気な声が聞こえた。
「……ま、……待てッツ… ……待てッ!」
「…… …!… ………」
 俺は其の声で拳を止める。鼻血をシコタマ垂らし、既に頬が腫れつつある顔を此方に向けながら、刃室が懇願するように云った。俺の拳を静止するかのように、力無い右手が上げられている。
「ま、待てッツ!…… …分かった。… … ……貴様の気持ちは分かったッ!」
「…… …… ……」
「…… …分かったから、… …此れ以上は、止めて呉れ。」
「…… … ……」
 俺は其の刃室の姿が心底哀れに思えて、戦意が喪失してしまった。刃室に向けていた拳をゆっくりと下ろす。
「…… …… …。… …今直ぐ、此処から、立ち去れ。」
「…… …… ……ア、アァ。…… ……こ、此方も、此れ以上、貴様に付きまとうのは、危険度(リスク)が高すぎる。… …… ……残念だが、貴様のコトは諦めよう… …… …」
「…… … …… … …序開(ジョビラ)水川(ミズカワ)は、必ず返してもらう。」
 俺の言葉を聞くと、刃室は信じられないとでも云うような愕然とした表情を浮かべた。
「…… ……馬鹿な。そんなコトは、不可能だ。」
「… ………… ……俺は、なんとしてでも、アイツ等を救ってみせる」
「…… …… …… ……」
「…… …立て。」
 俺は呆然と固まっていた刃室の手を無理やり掴んで立ち上がらせた。
「…… …… …」
 止まらない鼻血で顔面も軍服も汚れきった刃室が俺の前に立つ。鼻を抑えつつ、息を荒げている。
「… ………さっさと消えて呉れ」
 俺はそんな刃室の姿を見ていると、不意に身体中の傷が疼き始めた。同時に、既に体力を失った身体が鉛のように重く感じる。
「…… …… …… …」
 刃室は何も云うこと無く、踵を返して正門の方へと歩いてゆく。其の覚束ない足取りで、奴の傷の度合が見て取れた。
「…… ……… …」
 此の男は、最初の超能力覚醒施術の成功例だ。詰まり、政府と軍、研究所の意思の象徴。力の為には、犠牲等厭わない。そんな人間達に作られたと云っても過言では無い刃室の姿を、凝視するコトに嫌悪を感じた。俺は歩いて行く刃室の姿から眼を離し、研究所の方へと身を翻し歩き始める。
 さぁ、どうする。序開と水川が戒約の葬(カイヤクノソウ)に組み入れられる迄、時間が無い。阿川は今日中に東京に辿り着くだろうか。今、俺が出来るコトは、研究所で阿川の連絡を只ひたすら待つだけだ。阿川は渋るだろうが、何とかアイツを説得して、明日には正道高野へ向かおう。
 そう考えながら研究所の玄関に向かって歩いていた、其の時だった。
 俺の右肩に、一筋の鋭い風が通り過ぎる。
「…… …()ッ… …」
 俺は直ぐに後ろを振り向いた。
 其処には、最初のトキと変わらず、刃室の姿が其処にあった。
「…… … ………どういうつもりだ。」
 そう問いかけた瞬間、更に幾つモノ鎌鼬が地を這い俺に襲い掛かる。突如発生した突風と、眼の前にいる刃室の姿に理解が追い付かなかった俺は、頭を庇い防御態勢をとるしか出来なかった。俺の手や身体、足の其処彼処に鋭い切り傷が発生し、風に煽られ血液が飛んだ。
「…… ……クックック、お人好しだのォ。… …流石、研究者様だ。」
「…… …… … ……」
「戦場で、そんなコトをしていると、一瞬で彼の世行きだぞ?」
 刃室が鼻の下をぞんざいに服の袖で拭いながら云う。
「…… …… …… …。…… …何故、戻って来た。」
 空気を切り裂いて、俺の頬を一瞬で切りつける。じわりと血液が浮かび、頬を伝って血液が首に滴る。
「…… …ハッハッハッハ!俺が、貴様に臆したとでも思ったのか!超能力戦士(サイコソルジャー)である此の俺が!?只の人間に遅れを取るとでも?… ……戦略に決まっているだろうが、馬鹿め!」
「…… … … ……… …」
「… ……貴様は確かに腕力はあるようだ。其処は、誤算だった。だが、もう先刻(さっき)のようなヘマはしない。貴様を死なない程度に痛めつけ、速やかに正道高野へと送る。」
「…… …… …貴様は、軍人ではないのか」
 俺が語るのと同時に、再度幾筋もの鎌鼬が発生し、俺の身体を何度も傷つけた。俺の全身が、徐々に真っ赤に染まって行く。
「……… …ッツ… ……」
「黙れ。貴様には最早、発言権は無い。」
「… …… …お前の心に、軍人の誇りや大義は存在しないのか。超能力戦士(サイコソルジャー)とは、騙し討ちも厭わない奴らのコトなのか」
「黙れェッツ!」
 刃室の両腕が、俺に向かって何度も振り上げられた。幾度も振り上げられ、其の度に襲い掛かる鎌鼬の群れを、避ける体力は、既に俺には無かった。刃室は気が狂ったかのように手刀を振り続け、同時に叫び続けた。
「貴様に何が分かるッツ!此の国を立て直すには、正しいだけでは勝てないのだッ!貴様等のような恵まれた連中がそうやって理想を語っている間、俺達は血反吐を吐きながら国の為に戦っていたッ!そして、分かったッ。正しいか間違っているか等、只の結果だ。あるのは、力を持つ者と力を持たざる者、其れだけだッ!」
「……… … ……ハァッツ…… …ハァッツ… …… …ハアッツ… …… … …」
 頭から流れ落ちる血液が眼に入り、眼が霞む。身体中に刻み込まれた、幾つもの鎌鼬の傷跡と流血。俺は既に意識が朦朧としていた。…… …だが、其れでも、心の奥底に燻るモノが、俺の両足を確かに支え続けていた。
「… …… …… …」
 真っ赤に霞む視界の中で、刃室の姿が風と共に一瞬消える。次の瞬間、刃室が眼の前に現れ、俺の胸倉を片手で掴んだ。腫れた頬と鼻血に薄汚れた顔で、刃室がゆっくりと語り掛ける。
「良いか。貴様は、搾取される人間なのだ。そして、俺は更なる超能力(チカラ)を手に入れる。」
「…… …… ……。…… … …」
「貴様等、器が、森山我礼(モリヤマガレイ)超能力(チカラ)を引き受けた後、其れを軍の超能力戦士(サイコソルジャー)である我々が其々引き受けるコトになっている。寺の方は寺で、器に足る人間を用意しているようだがな。」
「…… ……ハァッツ…ハァッツ…… … ……。…… … …俺には… …… …… …」
「…… … …アァ?」
研修生(プラクティカント)を使って人体実験をする此の研究所も、森山我礼の息子を勾引(かどわ)かしたコトも、序開と水川を儀式の生贄とするコトも、何一つ正しいコトだとは思えない。…… ……そして… ……」
「… ……正しいコト等、此の世には無いと云っているッツ」
 刃室が、手刀を俺の頬にぴたりとつけて云う。
「…… …… …… …… …そして、最早、善悪の判断もつかないような、お前達のような者の行う非道な行いも、……… ……絶対に許すコト等、出来ない…… …」
「……… ……其れ以上、喋ると、五体は保証せんぞ。… ………命だけを其の儘に、苦しめる方法等、星の数程ある。」
 刃室の手刀を覆うように、小さな鎌鼬が発生して、今正に、俺の顔に食らい突こうとしていた、其の時。
「… ……… ……!… ……」
 刃室を見返す俺の眼の中で、正体不明の放電現象のような火花が、幾つも発生する。
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登場人物紹介

■竹田雷電(たけだ らいでん)

■31歳

■一週間の能力者の一人

■火曜日に電撃の能力を発揮する。二つ名は火曜日の稲妻(チューズデイサンダー)

■繋ぎ止める者(グラスパー)として絶姉妹を使役する。

■武器①:M213A(トカレフ213式拳銃)通常の9mm弾丸と電気石の弾丸を併用

■武器②:赤龍短刀(せきりゅうたんとう)

■絶マキコ(ぜつ まきこ)

■17歳

■炎の能力を持つ。二つ名はブチ切れ屋(ファイヤスターター)

■絶夫婦の娘(養子)であり、絶姉妹のうち姉。

■雷電と死闘を繰り広げた後、死亡。現在は式神として雷電に取り憑いている。

■武器:小苦無(しょうくない)

■絶ヨウコ(ぜつ ようこ)

■17歳

■氷の能力を持つ。潜在的には炎も操る事ができる。

■絶夫婦の娘(養子)であり、絶姉妹のうち妹。

■雷電と死闘を繰り広げた後、死亡。現在は式神として雷電に取り憑いている。

■武器:野太刀一刀雨垂れ(のだちいっとうあまだれ)

■真崎今日介(まさき きょうすけ)

■21歳

■死霊使い(ネクロマンサー)の能力を持つ。五体の悪霊を引き連れる。

■奥の手:影法師(ドッペルゲンガー)

■武器:鉤爪(バグナク)

■W.W.トミー(だぶる だぶる とみー)

■一週間の能力者の一人

■水曜日に水の能力を発揮する。二つ名は水使い(ウォーターマン)

■中学校の英語教師をしている。

■日本語が喋れない。

■武器:無し

■小林マサル(こばやし まさる)

■14歳

■トミーさんの助手。通訳や野戦医療に長けている。

■阿川建砂(あがわ けんざ)

■90歳 ※昭和26年時24歳

■宝石商として全世界を旅する。

■宝石を加工し、能力を向上させる品物を作る技術を持つ。

■山田(まうんてん でん)

■21歳

■死霊使い(ネクロマンサー)の能力を持つ。4体の悪霊を引き連れる。

■雷電を繋ぎ止める者(グラスパー)に設定し、絶姉妹を取り憑かせた。


■竹田三四郎(たけだ さんしろう)

■90歳 ※昭和26年時24歳

■雷電の祖父

■研究者として、かつて国立脳科学技術研究所に所属していた。

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■水川真葛(みずかわ まくず)

■※昭和26年時26歳

■国立脳科学技術研究所所属

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■序開初子(じょびら はつこ)

■※昭和26年時23歳

■国立脳科学技術研究所所属

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■夫を戦争で亡くす。子供が一人いる。

■不坐伊比亜(ふざ いびあ)

■※昭和26年時24歳

■国立脳科学技術研究所所属。所長の用心棒

■研究所設立以来の類まれなる念動力(サイコキネシス)を持つ。

その他

■一週間の能力者…一週間に一度しか能力を使えない超能力者の事。其の威力は絶大。

■獣の刻印(マークス)…人を化け物(デーモン)化させる謎のクスリ。クライン76で流通。

■限界増強薬物(ブースト)…快感と能力向上が期待できるクスリ。依存性有。一般流通している。

■体質…生み出す力、発現体質(エモーショナル)と導き出す力、端緒体質(トリガー)の二種。

■繋ぎ止める者(グラスパー)…死霊使いによって設定された、式神を使役する能力を持つ者。


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