第55話 それぞれの断章#12

文字数 6,185文字

「…… ……竹田さん、此れって… ……」
 序開が声にならない声を俺に向ける。
「…… … …」
 俺は其の声でやっと我に返った。診療録(カルテ)を持つ自身の手が小刻みに震えている。
「…… … …… ……。……兎に角、診療録(カルテ)NO.705(ナナマルゴ)を探そう。… …序開は引き続き、岸さんの診療録(カルテ)を探してくれ。」
 俺は混乱した頭で何とか平静を保っていた。診療録(カルテ)の左隅に記述された走り書きは、俺達の心を激しくかき乱した。『処置』とは一体何のコトなのか。そして其れに続く、『精神薄弱』『発狂』… ……『死亡』の文字。それらの疑問が、診療録(カルテ)NO.705(ナナマルゴ)を見れば全て明らかになるハズ。阿川は云っていた。診療録(カルテ)NO.705(ナナマルゴ)は、成功した最初の記録なのだと。
 其れから俺達は、無言で診療録(カルテ)を漁り続けた。長机の上にある箱は三つあり、其処に診療録(カルテ)が詰められている。見出しを確認するだけでも、何時の間にか時間が解けるように過ぎて行った。そして漸く、奇妙に痛んだ見出しを見つける。
「… ……序開」
 俺はゆっくりと診療録(カルテ)を箱から引き出した。食い入るように記録を読み始める。俺の隣に来た序開も、眉間に皺を寄せ険しい顔で覗き見た。

 実施日 1946年10月15日 施術責任者 榊恩讐(サカキオンシュウ)
 診療録(カルテ)NO.705(ナナマルゴ)
 研修生(プラクティカント) 刃室(ハムロ)(シゲル)
 生年月日 大正7年11月11日(28歳)
 身長 175cm  体重 85kg
 能力種 風操り(エアロキネシス)
 処置済 経過良好 明らかに能力向上が確認できる。精神、肉体共に施術前と変化無し。
          戦場でも十分機能し得る。

 また此の記録には、診療録(カルテ)とは別に施術責任者自らの経緯書が添えられていた。



 記録者 榊恩讐

 事実の客観的検証を生業とする研究者として身を置く以上、此のような記録を残す事は正しい所作では無いのかも知れない。只、今正に燃えている此の感情を、熱量を其の儘に記録する事こそが、今後の研究所における超能力研究の重要な指針になると信じて此処に記す。
 大正中期、師である故・浦木正己(ウラキマサミ)が当研究所の前身となる超能力研究機関で長年の間研究していた、前頭葉白質切截術(ぜんとうようはくしつせっせつじゅつ)を応用した施術は、第一次世界大戦後他国の廃兵を被験者として、幾度も臨床実験が行われていた。
 前頭葉白質切截術(ぜんとうようはくしつせっせつじゅつ)は精神外科の一種で、脳の前頭前野の神経線維を切断する脳神経外科的な治療法である。西洋で考案されたが、当時から廃人を生み出す施術として現在でも倫理的な是非が問われている。然し、浦木は其の革新的な施術方法に着目し、其れを超能力の覚醒に活用できないかと考えた。
 超能力発現の際、脳内では情報伝達接触構造(シナプス)で膨大な情報交換が行われる事が確認されている。加国(カナダ)の脳外科医ペンフィールドの脳地図(ホムンクルス図)には、人間の身体の様々な部位の機能が大脳新皮質の何処に対応しているかが記されているが、浦木は幾度の検証により、前頭葉の中心溝(ちゅうしんこう)付近、運動野と感覚野に挟まれた箇所に超能力についての重要な器官が存在する事を発見した。其の器官は、超能力発現の際に目まぐるしく活動を行っていたのである。以後、浦木は当該器官を超覚野(ちょうかくや)と名付けた。
 我々は政府の庇護の下超能力開発を進めており、私は浦木の意思を引き継ぐ形で国立脳科学技術研究所を設立した。此れ迄浦木は脳内における超覚野(ちょうかくや)の箇所選定・把握を行ってきたが、私は此の研究所で本格的に前頭葉白質切截術(ぜんとうようはくしつせっせつじゅつ)の応用施術による超能力覚醒実験に着手した。
 前頭葉白質切截術(ぜんとうようはくしつせっせつじゅつ)の応用施術とは如何なるものかと云うと、超覚野(ちょうかくや)の外周にあたる部分、運動野と感覚野の一部切除を行い、其の周辺組織に極微量の電気刺激を与え続ける。すると、やがて本人の治癒能力により、欠損した部分へ物理的に超覚野(ちょうかくや)の細胞浸食が起こり、結果、超能力の劇的な覚醒現象が促されるのである。
 前身機関では臨床実験の人材確保については、第一次世界大戦後他国の廃兵を密輸して事足りていたが、時世も変わりそのような人材が確保できなくなった。其処で我々は研修生(プラクティカント)として国の為に従事する民衆を対象とする事にした。彼等は自身の持つ超能力を国の為に役立てようと云う気概に満ちており士気も高かった為、実験を進める上で此の上無い協力者(パートナー)と成り得たのである。幸か不幸か先の大戦で敗戦国となった事が、結果的に我々の超能力研究の一助となった。
 だが、そう云った数々の好条件により臨床実験は実施されたにも関わらず、思ったような成果は得られなかった。原因は明確で、超覚野(ちょうかくや)の外周である運動野と感覚野の一部切除による覚醒効果が人によって区々であり、覚醒に必要な切除の範囲特定が困難だったからだ。然し、理論に於いて誤りは一切無かったのみならず、幾つかの施術については覚醒に至る兆しを発見出来た。
 私は研修生(プラクティカント)の同意の下、引き続き臨床実験を続けた。切除により彼等には様々な影響があり、其のどれもが日常生活に重大な影響を与えるものだった。だが此度、ついに私は最初の成功事例に辿り着いたのである。
 研修生(プラクティカント)刃室(ハムロ)(シゲル)は、肉体的にも精神的にも屈強な成人男性だった。先の大戦を経験し無事帰還を果たした彼の身体が、施術に於いて有効に働いた事に疑いの予知は無いだろう。
 刃室は生まれつき風操り(エアロキネシス)を保持していたが、其の超能力は極小規模なものだった。具体的に云うならば、元々の刃室の能力は小さなつむじ風を発生させ、瞬間的に相手の視覚を奪う程度のものだ。然し術後は、幾つもの小さく鋭い烈風を発生させ、相手に決して軽くは無い傷を負わせたのであった。銃や剣で武装した軍人と相対しても全く遜色の無い性能であり、当研究所から超能力戦士(サイコソルジャー)として軍に送り出した最初の研修生(プラクティカント)である。
 此れ迄、施術により障害を負った者や死亡した者には謹んで哀悼の意を表すると共に、彼等の意思と魂は今後の超能力研究のかけがえのない礎となるだろう。日本国政府が今以上の力を得て其の地位を盤石なものとする為、他の列強国に負けない戦力を身につける為、我々、国立脳科学技術研究所は決して留まる事無く、此れからも歩み続ける所存である。



「…… … …… …… …」
 俺は間抜けな顔をして口を開いた儘、声を失っていた。其れ程に、此の診療録(カルテ)に残された記録は衝撃的な内容だった。呆然としている俺の手から序開が奪うように診療録(カルテ)NO.705(ナナマルゴ)を取ると、隅々迄残さず眼を走らせた。其の後、何も云わずに俺の顔を見上げた。
「…… … ……こんなコト、許されるワケが無いッ」
 俺は吐き捨てるように言葉を放った。脳の一部を切除するだと?超能力を覚醒させる実験なんかの為に、此れ迄一体何人が犠牲になった?
「…… …。…… …… …ですが… …… …皆、同意の上での施術だと… ……」
「違う!… …絶対に、そんなのは間違っているッ。此奴等は、民衆の善良な心を大義名分にして、自分達の都合の良いように利用しているだけだッツ。… …… ……戦争は、もう終わったんだ。俺達が無暗に命を散らす必要なんて、マッタク無いッ」
 溢れ出す感情が止めどなく走る。俺は行き場の無い感情を、只序開にぶつけるコトしか出来なかった。
「…… … ……クソッ!… …… ……そうだ。片倉(カタクラ)、奴に、問いただしてやるッ」
「……と、問い出すって、一体何を?」
「… …奴は、全部知ってたハズだ。知っていて、俺達に、何も云わなかったッ」
「… …でも、片倉さんを問いただした所で、現状がどうとなるワケでも無いでしょう!?」
「そんなコト、知るか!… …こうなったら、奴に洗いざらい吐き出させてやるッ。奴はもっと色んなコトを知っているハズだッ。そして、其れを全部聞いて、告発するんだッ。岸の云っていたコトは正しかったッ!此の研究所は、全てが間違っているッ!!」
 俺は勢い余って、長机の上に両拳を叩きつけた。勢いで箱の中の診療録(カルテ)が無造作に飛び散る。
「… …落ち着いてくださいッ!!」
 序開が、俺の両腕を必死で掴みながら、絶叫した。俺は其の声で不図我に返る。見開いた俺の眼が、涙を浮かべ必死な形相をした序開の顔を捉える。
「…… …… …… …… …」
「……… …。… … … ……あなたがッ!…… … …… …あなたが、冷静さを失ってどうするんですかッ!…… …… … …私達三人の中で、此の研究所を変えるコトの出来る人が居るとしたら、其れは、竹田さん、あなただけなんですッ!!」
「…… … …… …」
「…… ……… …だから、どうかッ。…… …どうか、あなただけは、考えるコトを止めないで下さいッ。… … ………落ち着いて、此れからどうして行くかを、一緒に考えましょう。(わたくし)も微力ながら、協力しますから。だから… ……」
「…… … ……… ……序開… … ……… …」
 俺は、序開の必死の説得で眼が覚めた。叩きつけた長机の上の腕が、だらりと力無く垂れる。
 本当を云えば、俺が吐き出した全ての言葉は詭弁だった。俺は、知らなかったとは云え、人体実験を繰り返し行っていた研究所の一所員として、何も知らず()()うと働いていた自身が許せなかっただけだ。人道から外れた奴等と同じ所員の人間として見られるコトに、此の上無い羞恥を感じていただけだ。其の時俺は、傷つけられたり、命を落とした研修生(プラクティカント)のコト等二の次になっていたのだ。只々、俺の頭の中にあったのは、自身についての保身のみだった。
 序開の言葉は、俺の醜く愚かな心の底を露わにした。俺は、そんな俺に失望していた。俺は決して序開の云うような、研究所を変えるような力のある人間では無い。…… …… …だけれど、少し、眼が覚めた。思い上がった自身の頭にしこたま冷水を浴びせられたかのようだった。
 俺は、兎も角、此処から始める必要がある。大した事の無い、あまりにも意思の弱い、一個人の、竹田三四郎として。
「…… … …竹田さん。」
「…… …すまん、序開。… ……すまん。………もう大丈夫だ。… …だから、泣かないでくれ。」
 眼鏡の下で頬を伝う涙と真っ赤にした眼を擦りながら、序開が口を尖らせた。
「… ……泣いてはいません。」
 序開が呆れるように笑う。其れから俺達は、妙に気まずい雰囲気を振り払うかのように、岸克江(キシカツエ)診療録(カルテ)を探し始めた。そして、程なくして、其れは唐突に見つかる。


 岸克江 19××年×月×日処置後、精神薄弱するも、自我を保つ。
             目覚ましい覚醒兆候あり。
             精神面で若干の不安が残るものの、任務遂行には支障無し


 そして、此の診療録(カルテ)には、先ほどの診療録(カルテ)NO.705(ナナマルゴ)と同様、別に一枚の紙が添付されていた。
「… …… …… …此れは…… … ……軍の… ……報告書か」


 警察予備隊特殊活動軍事部(ケイサツヨビタイトクシュカツドウグンジブ)

 岸克江 19××年×月×日入隊 同隊にて軍事演習の際、突如として発狂
                現地にて数人に取り押さえられるも、念動力を発揮
                軍人計4名を死亡せしめる。
                同隊員を脅威認定し、兵器の使用を許可
                機関銃の一斉射撃により射殺。対象は即死
                超能力戦士(サイコソルジャー)登録抹消
                在籍履歴抹消
                
                
「…… … …在籍履歴抹消… ……」
 岸克江の存在は軍内部で全て消去されていた。又、研究所は、既に彼女の所属は軍へと移管されているとして、無視を決め込んだ。此れが、コトの真相だ。旦那である岸は、組織と組織の狭間で巨大な(てのひら)に絡めとられ、真実から遠ざけられていた。
「…… … …… …… …」
「… ……… …」
 診療録(カルテ)の全てに眼を通した俺達は、(しばら)くの間、何も云うコトが出来なかった。
「… ……岸の云ったコトは、正しかった。」
「……… ……はい。」
「…… …… ……」
 其の時俺は、唐突に阿川のコトを思い出す。
「…… … …そうだ。」
「…… …?……どうしたんですか?」
「… …阿川に、連絡を取ってみる」
「…… ……今からですか?… …もう、二十時を回っていますが… ……」
「…… … …構わない。俺達が、今日見たコトを報告する。…… …其れで、奴がまた、何か教えて呉れるかも知れない。」
 俺と序開はやっと、此の研究所の真実に近づいた。漸く、阿川や片倉の居る所迄、上って来たのだ。其処から先の景色が、或いは存在する可能性を信じて早急に話がしたい。
「…… … …… …そうですか。分かりました。」
「… ……序開、お前はもう… …」
「……何度云われても、同じコトですよ。」
「… …… …ったく」
 序開の断固とした決意を忘れ、つい同じコトを云ってしまう俺は自身に対して苦笑した。どんなに深刻な状況に直面しても努めて軽口を忘れない序開の気づかいに、俺は何度も救われている。
 此の部屋は窓一つ無いが、恐らく此の部屋を出れば辺りは暗闇に包まれている。所内に残った所員も疎らなハズだ。俺と序開二人で行動して居ても、一目につく可能性は少ないだろう。俺と序開は散らばった診療録(カルテ)を整頓して箱に仕舞った後、辺りを確認して俺達の居た痕跡が無いかを入念に点検した。
「…… …… …。良し、何も私物を落したりはしていないな。… …それじゃあ、阿川に電話にする為に、所内に戻ろう。」
「…… … …はい。… …… ……!… … ……」
 俺は先に扉の方に立っていた序開に向かって、話掛けた。序開が俺の方に笑みを浮かべつつ、其の言葉に返答をする。が、其の序開の顔、彼女の両目が突然大きく見開かれ、声も上げず、まるで時が止まったかのように俺を見つめている。
「…… …… …序開?… …… ……」
 其の時、俺は気が付いた。違う。序開が見ているのは俺では無い。其の視線は、


「…… ……!!… …… …… …」
 全身を鳥肌が駆け巡る。直ぐ後ろで、かさりと小さな音が聞こえた。俺は瞬間的に振り返った。
 其処には、一人の男の姿があった。
 眼鏡を掛け、頭髪を綺麗に七三に分けた、背広に身を包んだ何の変哲も無い男が、其処に立っていた。其の何の変哲も無い男が、密室の中に突如現れたと云う異様さ。扉が開いて此の部屋へ入ってきたとは到底考えられなかった。扉が開けば間違い無く俺達二人が気が付くような狭い部屋だからだ。
「………ッ!!…… ……」
 余りのコトに、振り向いた俺も声を上げるコトが出来ない。今眼の前に居る男が、通常の人間であるハズが無かった。詰まり、

だ。何故、此の男は此処に居るのか。そして、俺達の眼の前に現れた理由は何か。そう思い当たったトキ、不図危険な想像が浮かぶ。
 『抹消』
 俺と序開は、まるで天敵に遭遇した小動物のように、無言で男の一挙手一投足を見守るコトしか出来なかった。指先一つでも動かせば、恐らく無事では済まない。心臓が早鐘を打ち、頭が混乱する中で、其れだけが非常事態宣言が如く、俺たちの頭を支配していた。
 だが、そんな俺達の様子等まるで眼中に無いかのように、其の眼鏡を掛けた背広男は箱に入った診療録(カルテ)を一つ取り出し、じっくりと眼を落していた。其の所作があまりにも自然で、俺達は一瞬危険を忘れ、男に眼を奪われてしまった。
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登場人物紹介

■竹田雷電(たけだ らいでん)

■31歳

■一週間の能力者の一人

■火曜日に電撃の能力を発揮する。二つ名は火曜日の稲妻(チューズデイサンダー)

■繋ぎ止める者(グラスパー)として絶姉妹を使役する。

■武器①:M213A(トカレフ213式拳銃)通常の9mm弾丸と電気石の弾丸を併用

■武器②:赤龍短刀(せきりゅうたんとう)

■絶マキコ(ぜつ まきこ)

■17歳

■炎の能力を持つ。二つ名はブチ切れ屋(ファイヤスターター)

■絶夫婦の娘(養子)であり、絶姉妹のうち姉。

■雷電と死闘を繰り広げた後、死亡。現在は式神として雷電に取り憑いている。

■武器:小苦無(しょうくない)

■絶ヨウコ(ぜつ ようこ)

■17歳

■氷の能力を持つ。潜在的には炎も操る事ができる。

■絶夫婦の娘(養子)であり、絶姉妹のうち妹。

■雷電と死闘を繰り広げた後、死亡。現在は式神として雷電に取り憑いている。

■武器:野太刀一刀雨垂れ(のだちいっとうあまだれ)

■真崎今日介(まさき きょうすけ)

■21歳

■死霊使い(ネクロマンサー)の能力を持つ。五体の悪霊を引き連れる。

■奥の手:影法師(ドッペルゲンガー)

■武器:鉤爪(バグナク)

■W.W.トミー(だぶる だぶる とみー)

■一週間の能力者の一人

■水曜日に水の能力を発揮する。二つ名は水使い(ウォーターマン)

■中学校の英語教師をしている。

■日本語が喋れない。

■武器:無し

■小林マサル(こばやし まさる)

■14歳

■トミーさんの助手。通訳や野戦医療に長けている。

■阿川建砂(あがわ けんざ)

■90歳 ※昭和26年時24歳

■宝石商として全世界を旅する。

■宝石を加工し、能力を向上させる品物を作る技術を持つ。

■山田(まうんてん でん)

■21歳

■死霊使い(ネクロマンサー)の能力を持つ。4体の悪霊を引き連れる。

■雷電を繋ぎ止める者(グラスパー)に設定し、絶姉妹を取り憑かせた。


■竹田三四郎(たけだ さんしろう)

■90歳 ※昭和26年時24歳

■雷電の祖父

■研究者として、かつて国立脳科学技術研究所に所属していた。

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■水川真葛(みずかわ まくず)

■※昭和26年時26歳

■国立脳科学技術研究所所属

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■序開初子(じょびら はつこ)

■※昭和26年時23歳

■国立脳科学技術研究所所属

■超能力(チカラ)の器としての才能を持つ。

■夫を戦争で亡くす。子供が一人いる。

■不坐伊比亜(ふざ いびあ)

■※昭和26年時24歳

■国立脳科学技術研究所所属。所長の用心棒

■研究所設立以来の類まれなる念動力(サイコキネシス)を持つ。

その他

■一週間の能力者…一週間に一度しか能力を使えない超能力者の事。其の威力は絶大。

■獣の刻印(マークス)…人を化け物(デーモン)化させる謎のクスリ。クライン76で流通。

■限界増強薬物(ブースト)…快感と能力向上が期待できるクスリ。依存性有。一般流通している。

■体質…生み出す力、発現体質(エモーショナル)と導き出す力、端緒体質(トリガー)の二種。

■繋ぎ止める者(グラスパー)…死霊使いによって設定された、式神を使役する能力を持つ者。


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