第126話 続・通訳

文字数 216文字

かーくん。猫語が話せるなら、ミャーコに言ってくれよ。ここは、おれの場所だから、ほかのところからコタツにあたればいいって
うん。いいよ



ミャーコ
みゃっ?
そこさ。兄ちゃんの座る場所だから、どいてくれる?
みゅう……
僕といっしょにコタツあたろ? そのほうが、ミャーコも安心だよ?
みゃあ
ん? 何々? これから猛が、かーくんのお肉をとらないって約束するならどいてあげるよって? ほんと?



だって。猛
……ほんとに、ミャーコ、そんなこと言ったのか?
ふひひ
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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