第145話 ★イチゴむすび消失事件
文字数 780文字
ああ、美味かった〜
別にいいだろ。
ジャム、どうせ誰も食いたくなかったんだから
変ですね。
絶対に誰かが食べたはずなのに……。
ハッ! まさか、イチゴジャムにあたった人がズルして、こっそりすてたんじゃ?
ええ〜!
せっかく作ったのに〜!
食べ物を粗末にしたらダメなんだよ〜
責任持って食べるんならオッケー!
それが東堂家のモットー!
そんなのはいいんです。
問題は誰がイチゴむすびをすてたのか!
とりあえず、一人ずつ、何を何個食べたのか言いましょう
おれは、高菜、オカカ、鶏そぼろ、塩昆布、ツナマヨ、塩昆布、高菜、鶏そぼろ、和牛だな
ギャ〜! 肉が全部、猛に集中してる! 鶏そぼろ二つしか作ってないんだよ!
おれが肉を愛するぶん、肉もおれを慕ってくれるんだ。
おれには肉の声が聞こえる
ふうん。僕はシャケと塩昆布。
今、十五個でしょ?
ってことは、残り五個が鮭児くんですよね?
こうして僕らのイチゴむすび消失事件は解決した……。
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