第124話 小動物的

文字数 155文字

 十一月も終わりごろ。
兄ちゃーん。そろそろコタツ出しとく?
なんで?
夜、寒くなってきたかなあって
兄ちゃん、寒くないぞ
僕も寒くないよ
ミャーコか? ちょっと甘やかしすぎじゃないか?
違うよ。アレ
アレ?
 ニットのセーターを着て、プルプルふるえる蘭さん。
アレか
アレだよ
ふるえてるなぁ
ふるえてるんだよぉ
ははは。出すか
出そうね
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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