第47話 ★続・得体の知れない何か

文字数 305文字

ギャー! どないしょー!

戻れへん。

シャケに戻れへんー!

あっ、どうしよう。シャケのアイコン消したかも?
ギャー!

ほなら、おれ、ずっとこのままかいな?

えーと……そう、かな?
かーくん。なんとかしてんか!
いや、なんとかって言われても……
かーくん。さっきから何さわいで——

キャー! バケモノー!

虫っぽい何かがいるー!

蘭さん。三村くんだよ
えっ? 三村くんならシャケになったんでしょ?
いや、じっさいには人間だから、シャケでもないけどね
蘭。おれや。猛の呪いにかかったんやぁ
ああ、なるほど。猛さんの……ぷふふ

(*′艸`)

おーい、おまえら、玄関さきでさわぐなよ。近所迷惑だろ
…………
おう、鮭児か。なか入れよ
なんでわかるんだ!(三人)
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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