第100話 鏡のなかのミャーコ

文字数 204文字

ほら、ミャーコ。鏡だよ〜
みぎゃっ?
わっ! 何、ミャーコ? なんで暴れるの? 鏡、好きだろ? いっつも首かしげて見てるじゃん
シャーッ! シャッ、シャッ!
だから、それ、ミャーコだって
ミギャーッ!
ミャーコぉー
かーくん
あれ? 猛
猫は鏡に映ってるのが自分の姿だとわからないんだ
へえ。そうなの
だからな。ミャーコはかーくんがよその猫をダッコしてると思って、ヤキモチ妬いたんだよ
うぎゃーっ! ミャーコが可愛すぎるんだけどッ!
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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