第139話 禁句

文字数 267文字

ああ、おれの具、ツナマヨだ。まあ、ツナマヨも好きだから、いいけどな
僕、オカカですね。昆布オカカっぽい
あっ、おれ好物やったで。ラッキー
ちょっと待てよ。かーくん。おれが鶏そぼろで、蘭が焼きタラコで、鮭児がシャケだろ? どっからツナマヨやオカカが出てきたんだ?
だって、うちに、それしか材料がなかったんだもん
そんなんアリか? 好きな具、聞いた意味ないじゃないか
そうだねぇ〜
あれ? 鮭児くんが食べてるおむすびの具、なんですか?
ん? おれか? おれはバッチリ。梅や
ああッ!
おい、鮭児
それは言っちゃいけません
……わかった。わかった。シャケや。シャケ
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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