第156話 ★続・真顔効果

文字数 269文字

よし! おれももとに戻るぞ!
がんばってください
あっ、蘭さんがノーマルモードに……さすが変幻自在
キツネの精だな
よっしゃー!

おれも真顔になるで!

えい!
こうやな!
えっ、えい!
よっしゃ、今度こそ!
…………
…………
そう言えば、兄ちゃんと三村くんは真顔のアイコンがないんだった
…………
…………
……兄ちゃん、腹へったなぁ
えっ?
へえっ?
さすが食欲の権化。

ぬいぐるみになってさえも……

飯、飯!

肉をくれ〜

くれないと食っちゃうぞ。ガォー!

ああっ、もうわかったよ!

どっちみちご飯食べるんなら人間に戻すよ!

肉、肉! ガォ〜
おれだけシャケのまんまかぁ。

殺生やなぁ……

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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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