第54話 蘭さんが京言葉になる瞬間 その三

文字数 192文字

ぎゃー。蛇ー。怖い。怖い。アナコンダ!
何回、観ても迫力あるなぁ。この映画
ふふふ。巳ぃさん、追ってきはりますなぁ
蘭さんを見つめる僕と猛。
…………
…………



ぎゃー! 食われるぅ!
おお、速い。速い
巳ぃさんが丸飲みしはったぁ
 蘭さんを見つめる僕と猛。
…………
…………



出たー! ラスボス級!
デカイよなぁ
巳ぃさん、よう育ちましてんな
 蘭さんを見つめる僕と猛。
……なんか違うんだよな
……なんか違うよね
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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