第161話 かくれんぼ

文字数 199文字

はぁ……やっと仕事おわった。ヒドイよ、みんな! 僕を置いて帰ってくんだから。あと三十分くらい待ってくれたらいいじゃないかぁ
 従業員出口を出る僕。
……ん?
 ガサッ。
んんー?
 タタタ——
なんかいる?
 カタン。カササ……。
あっ! 兄ちゃん?
ああっ、見つかったかぁ
蘭さん! 三村くんも!
かーくん。おつかれさまぁ
待っとったで
みんなーッ!
ははは。かーくん。泣かなくてもいいじゃないか。ほら、帰るぞ
へへへ。帰ろう
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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