第143話 ★買収

文字数 254文字

ら、蘭が怒った!
蘭さん、イチゴジャムが怖いんだね?

わかったよ。じゃあ、僕が手にとったやつを半分に割って、片方を蘭さんにあげるよ

えっ? ほんと? いいの?

かーくんが天使に見える

うん。そのかわり、ジャムが出ても半分こね
いりません!
ああっ、買収失敗!
(買収……買収か。その手があった!)
 キラーン。

 蘭さんの目が光る!

猛さん。僕と手を組みましょう
えっ? どうするんだ?
僕のとったおむすびが和牛だったら、猛さんにあげます。

そのかわり、イチゴジャムが出ても食べてください

いいよ
 即決!( ̄□︎ ̄;)!!

(僕、三村くん)

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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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