第197話 揺れるラーメン髪

文字数 260文字

猛、おまえの髪、かなりの天パやなぁ。ラーメンが風にゆれてんで
そうだな。子どものころは困ったけど、今は無造作ヘア作りやすくて楽だよ
アレみたいやな。ほれ、芸能人で言うなら、えーと……ムロツヨシ!
 バンッ!(僕がコタツ板たたいて立ちあがった音)
三村くん! そこ違う! ムロツヨシじゃないでしょ? 斎藤工だよ?
なんやぁ。顔がちゃうだけやんかぁ。髪はいっしょ……
 思わず声がそろう僕と蘭さん。
顔が重要なんだよ!
顔が重要なんだよ!
さよかぁ〜



 ※(ムロツヨシさんとそのファンのかたに陳謝いたします。僕も決して嫌いではない役者さんです)
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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