第1話 ★始めますよ〜

文字数 636文字

会話集、始めるよ。

東堂兄弟の探偵録シリーズで活躍する僕らには、けっこう根強いファンの皆さんがいるんだよね。

ファンサービスのためにカクヨムに投稿してたんだけどさ。

かーくん。

誰に向かってしゃべってるんだ?

始めるよ?
いや、だから誰に向かって……。
始めちゃうもんね〜
ミャッ、ミャッ
ほら、ミャーコも楽しみだって。
猛さん。かーくんには妄想癖があるから。
蘭さんに言われたくない!
あっ、聞こえてました? ごめんなさい。ふふ。
…………ちょい待てや。
なんか今、三村の声、聞こえなかったか?
うん
聞こえましたね。
ちょい待てや。ここにおるわ。

これ、なんやねん?

わあっ! しゃべるシャケ!
この服の色から言って、僕がにぎってますか?
あっ、イラストをね。リョウさんから借りたんだ。三村くんだけ絵がなかったんだよね。
なんで、おれだけシャケやねん!

悲しいわぁ。

ミャッ! ミャッ!
あっ、ほらほら。ミャーコが興奮するから、三村くんは黙っといて。

じゃあ、始めるよ?

どうせ、カクヨムで載っけてたやつをそのまま持ってくるだけだろ?
うん。でも、セリフの色わけとかできるんだよ。おもしろそうだと思わない?

それにさ。そのままって言うけど、セリフごとにわけなきゃいけないから、コピペで丸ごと1ページ、ポン!——ってわけにいかないんだよね。

わかった。わかった。
じゃあ、僕は執筆してますので。

ミャーコ、行こ。

ミャ〜ン。
東堂兄弟のほのぼの日常会話集。

ただ、会話だけ!

悲しいわぁ……。
人間にしたってぇ……。
誰も聞いてへんねんなぁ……。
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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