第27話 ★妖怪人間

文字数 280文字

あれ? 兄ちゃん? さっき、居間にいなかったっけ? なんで玄関なんかに立ってるの?
か、かーくんか
かーくんだよ?
えっと……げ、元気やったか?
はっ? なに言ってんの?

さっきまでいっしょにいたよね?

あっ、そやったな
……怪しい。

ほんとに猛なの?

猛やで。怪しないで
猛は『猛やで』なんて言わないよ!
し、しもた……
  じいーっ。
な、なんや?
あっ、マスクだ! 猛の顔のゴムマスク!

ほんとは誰?

ああっ! とったらあかん! あかんって——
  スポン。
ああ……あかんて言うてるやろー。
やっぱりね。三村くんか。

なんのマネ?

人間になりたかったんやー!
妖怪人間……
早く人間になりたーい……
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登場人物紹介

東堂薫(かーくん)

京都五条の町屋で兄の猛と蘭さんといっしょに暮らしている。アパレルショップ店員。

東堂猛(兄)

顔も頭も運動神経もいいけど、ちょっと残念なほどのブラコン。

九重蘭

絶世の美貌の友人であり、同居人のミステリー作家。

男ですよ。

三村鮭児(みむらけいじ)

大阪の友達。ときどき遊びに来る。

ミャーコ

うちの愛猫。猛になつかない。蘭さんが大好き。三村くんを敵だと思っている。

真顔の蘭さん

得体の知れない何か

得体の知れない何か2

ちゃるちゃる

長年、愛されるおサルのぬいぐるみ

得体の知れない何か3

トラ

オウム

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