第46話 英子の場合 しめしめ
文字数 307文字
9時前に家に帰って来た。
リビングに和巳と亮介がいた。
亮介は私を見て「お帰り。楽しかったかい?」
と言った。
何となく寂しい目をしていた。
「うん。すごく楽しかった。すごく盛り上がってね。今度みんなで一泊旅行に行こうって話も出たの。これもパパのお陰だよ」
私は返した。
「尊君にも色々と相談に乗ってあげたから、今度お礼にご馳走しますと言われたのよ。彼は若いのに偉いのよ。勉強熱心で。会食中、席が隣だったから、彼の話を聞いていたの。なかなか素敵な子よね。あんなに素敵なのに彼女がいないんだって。不思議よね~」
亮介の片眉がぴくっと上がる。
しめしめと思う。
ああいい気分だ。
「さて、着替えて来ようっと」
私は鼻歌交じりに寝室へ向かった。
リビングに和巳と亮介がいた。
亮介は私を見て「お帰り。楽しかったかい?」
と言った。
何となく寂しい目をしていた。
「うん。すごく楽しかった。すごく盛り上がってね。今度みんなで一泊旅行に行こうって話も出たの。これもパパのお陰だよ」
私は返した。
「尊君にも色々と相談に乗ってあげたから、今度お礼にご馳走しますと言われたのよ。彼は若いのに偉いのよ。勉強熱心で。会食中、席が隣だったから、彼の話を聞いていたの。なかなか素敵な子よね。あんなに素敵なのに彼女がいないんだって。不思議よね~」
亮介の片眉がぴくっと上がる。
しめしめと思う。
ああいい気分だ。
「さて、着替えて来ようっと」
私は鼻歌交じりに寝室へ向かった。