47 光満ちる庭

文字数 6,197文字

 結局そのまま寝返りさえ満足に打たずに眠り続けたミシスが目を覚ましたのは、二日後の早朝のことでした。
 最後に意識があった時とおなじベッドに寝ていることをみずから確認した彼女は、ひどくぼんやりとしている頭を片手で支えながら、肘をついてもぞもぞと体を起こしました。
 ベッドのすぐ横にある窓は西向きなので、その先にはまだほんのりと宵の余韻が残留していますが、その逆側の前庭に面した大きなテラス窓は、起き抜けの(まなこ)には少々痛いくらいの朝陽に輝いています。夏の盛りは越したとはいえ、地上の空気は今なおじりじりとした熱をはらんでいます。
 ミシスは顎が外れるくらい大きなあくびをして、ごしごしと目を擦り、寝室のなかを見渡しました。ソファベッドの上にプルーデンスと五つ子が、出入口の脇のソファにクラリッサが、そして(つがい)のように二つ並ぶハンモックにノエリィとマノンが眠っています。とくになにも変わった様子もなく、皆が穏やかに寝息を立てているのをたしかめると、ミシスは安心の笑みを浮かべました。
 熾烈(しれつ)な熱病を戦い抜いたために、普段からふわふわとしてまとまりのない水晶色の髪は、今朝はいつにも増して奔放に荒れ狂っています。ミシスはそれを手櫛(てぐし)で念入りに()かし、枕もとに置いておいた髪留めで一つに束ねて頭の後ろに下ろしました。
 それからそっと、音を立てないように、ベッドから床へ足を降ろします。
「いてっ」
 その拍子に少女は顔を歪めます。戸惑いながら、痛みの走った箇所――裸足の足の裏――を見おろします。いつのまにこんなにたくさんこさえたのか、瘡蓋に覆われた細い擦り傷がいくつかと、絆創膏を貼られた比較的深い傷跡が二つ三つ、そこにはあります。
 首を何度もひねり、ミシスは頭のなかの記憶保管庫へ点検に向かいます。しかしどこをどう探しても、思うような成果を見つけることができません。そうして訝しげに足裏を睨んでいると、部屋の奥からかすかに床の軋む音が伝わってきました。
 ハンモックに寝ていたはずのノエリィがいつのまにか目覚めていて、こちらへ向かって歩いてくるところでした。
 その姿を一目見るなり、ミシスはふっとほほえみました。対するノエリィは、なぜだか今にも泣きだしてしまいそうな顔をして、ベッドのかたわらでがっくりと両膝を折ると、真正面からミシスの体を抱きしめました。
 自分の膝の上に載せられた彼女の頭を撫でながら、ミシスは不思議そうにたずねます。
「ノエリィ、どうしたの?」
「……やっぱり、どこで怪我したか覚えてないんだね」
「え?」
「足」
「あぁ」ミシスは小さくうなずきます。「うん。これ、どうしたんだっけ」
「ほんとになんにも、覚えてない?」がばっと顔を振り上げて、ノエリィが詰問します。
「わっ。なんにも、って?」まるで新品の画用紙のようにまっさらな表情で、ミシスは首をかしげます。
 一つ大きなため息を吐き出すと、ノエリィは再びばったりと突っ伏してミシスの(もも)のあいだに鼻を埋めました。そしてそのままの姿勢で、もごもごと口を動かします。
「ううん。いいんだ、もう。無事でいてくれたら、それだけでわたし……」
「なんか変だよ、今日のノエリィ」ミシスはあっけらかんと笑います。
 ノエリィは今度は弾けるように上体ごと起こして、じろりと両目を細めます。
「変なのはミシスの方でしょ」
「やっと目が覚めたのね」
 二人のもとへ、寝巻姿のプルーデンスがふらふらと飛んで来ました。続いてクラリッサも、毛布を体に巻きつけたまま寝床から這い出てきました。
「……で、どうなの」クラリッサがたずねます。「あの時のことは」
 ノエリィがやるせなく首を振ります。「なにも覚えてないみたいです」
 プルーデンスとクラリッサは、やっぱり、といった具合に肩をすくめます。
「みんな、なんの話をしてるの?」
 ぽかんとしてミシスがたずねると、彼女を取り囲む一同は苦笑混じりに顔を見あわせました。
「わたし、みんなを起こすね」プルーデンスが言いました。「ミシスが起きたって、伝えてくる」


 朝食の席で、あの雷雨の日の午後に起きた出来事の顛末が、目覚めた少女に説明されました。
 すべての経緯を聞き終えた途端、少女はテーブルに額を埋め込むように深く頭を下げました。
「ご迷惑をおかけして……本当に、ごめんなさい」
 その丸まった背中に、隣に座るノエリィがぽんと手を置きます。
「大丈夫だよ。謝ることなんかないよ」
「そうとも」マノンがうなずきます。「きみはなんにもわるくないんだから。顔を上げておくれ、ミシス」
「見損なわないでよね」レスコーリアが素っ気なく言い放ちます。「悪気のない人間を不当に責め立てるような(うつわ)のちっちゃい俗物は、ここにはいやしないわよ。そんなくだらないやつが一人だっていたら、あたしはこの場に同席してないわ」
「だとさ」グリューがにやりと笑って、焼きたてのパンをミシスの目の前の皿に置きます。
「そういうことよ」クラリッサが淹れたてのコーヒーをカップに注いで、ミシスの手もとに置きます。
 プルーデンスは五つ子たちにご飯をよそってあげながら、顔を上げたミシスと目を合わせて微笑しました。すっかり元気になったアルが口いっぱいに食べ物を詰め込んでいるのを見て、ミシスの頬にもようやく明るさが戻ってきます。
「ふぁはは! やはり笑顔がいちばんだ」テーブルのいちばん奥の席から、ベーム博士の大きな笑い声が響きます。
「ありがとうございます。みんな」手のひらを胸に添えて、ミシスは改めて頭を下げます。そしてその指先がペンダントに触れたことに気づくと、外して本来の持ち主に返却しました。「貸してくれてありがとう。きっとこれのおかげで早く良くなったんだね」
「ふふ。そうだね」ノエリィが笑って、自分の首にそれを着け直しました。
「なんだかいっぺんにいろんなことが押し寄せて、目が回りそうだったが……ともかくみんなが無事で、本当によかった」ベーム博士が全員を見渡します。「アルも、ミシスも、病からの生還おめでとう。しかし、治るの早いよなぁ。私なんて風邪を引いたら一週間くらい引きずってしまうよ」
 一同はそれを聞いてなんとも言えず苦笑しますが、プルーデンスだけは嘆息混じりにかぶりを振ります。
「だが今回の件、本気で肝を冷やしたのはたしかだ」軽妙な語り口はそのままで、博士が続けます。
 その一言を受けて、全員が――当の現場の中心にいながら実情をまったく認知していないミシスも含めて――一斉に顔つきを引き締めます。
「再度確認するが、これまでミシスは眠っているあいだにとつぜん起き上がったり歩きまわったりしたことは、一度もなかったのかい?」博士がたずねます。
 グリューとノエリィが同時に首を振ります。
「おれが彼女を運び込んだ病院の診断書にも、そういった記録は一切書かれていませんでした」
「その病院を出て以来、それこそずっと一緒の部屋で眠ってきたけれど、わたしが気づいているうちにミシスがそんな状態になったことは、一度だってありません」
「……あ」ふいになにかを思いだしたように、マノンが声をもらしました。「今助手くんが言ってた診断書ってやつ、僕もハスキル先生に紹介状を書く時に写しを見せてもらったけど……たしかミシスは、自分の名前を夢のなかで知ったんだったね」
「そうだ。そういえば最初そんなこと言ってたね」ぱっと身をひねって、ノエリィが横を向きます。「ねぇミシス。それってどんな夢だったか、覚えてる?」
 あわよくばどこかに手掛かりでも見あたらないかと探るように、ミシスは食卓を端から端までぼんやりと眺め渡します。けれどいくらそうしてみたところで、頭のなかにはどんな記憶も蘇ってはきません。
「ごめん」ミシスはあきらめてうつむきます。「なにも思いだせない」
「でも名前を知るって、いったいどういう状況だったのかしらね」クラリッサが首をかしげます。「その夢のなかでは、自然と思いだせたのかしら。あるいは、名前が書かれたなにかを読んだりしたのかしら。それとも……誰かに名前を呼ばれたとか?」
「う~ん……」ミシスはぎゅっと腕を組んで考え込みます。「……いいえ、ごめんなさい。やっぱり綺麗さっぱり、なんにも覚えていません」
「誰しも知るように、夢というものは、それを見る個人が保有する記憶と深い繋がりを持っている」マグカップのなかの黒い水面をのぞき込みながら、ベーム博士が静かに語ります。「ということはつまり、多くの記憶を失くした後のミシスが見る夢のなかには、その失われてしまった十数年ぶんの過去を解き明かすための糸口、あるいは取っ掛かりのようなものが、多少なりと秘められている可能性があるのではないかね」
 なるほど、と一同はうなずきます。
 けれどただ一人、ミシス当人だけは表情もなくじっと固まったままです。
 テーブルの片隅からその様子を密かに観察していたレスコーリアが、やや慎重に口を開きました。
「ねえ。ミシスは、たまに変な夢を見るって言ってたよね」
「あ……うん」問われた少女は、まるで自分のことだとは思っていないように、あてどもなく視線を漂わせます。「そういえば、そんなこともあったっけ」
「前に、海の真っ只中に一人でいる夢を見たって言ってなかったかしら」
「海」ミシスは鼻の付け根あたりに薄く皺を集め、天井を仰ぐように首を曲げます。「海……だっけ。海だったのかな。なんかそんなのも、あるにはあったような……」
 なにやら当てが外れたように、レスコーリアはひょいと首をすくめます。
「ね、じゃあその他には? 覚えてるなかで、なにか心に残ってる夢って、ない?」ノエリィがぐっと身を寄せてたずねます。
「えっと……ううん。とくにこれっていうのはないかな。うっすらと覚えてるような気がするのは、どれもノエリィやハスキル先生やピレシュや、ここにいるみんなが出てくる、別に変でもない夢ばかり……あっ」
 一同は再び少女を注視します。
「昨日、いやちがう、もう二日前になるのかな。熱で寝込んでる時に、夢を見たと思う」
「そういえば、ひどくうなされてたものね」プルーデンスが心配そうに言います。「怖い夢だったんじゃない? あんまり無理に思いださない方が……」
 ミシスは首を振ります。「うなされてたこと自体は、わたしほとんど覚えてないよ。夢も、怖い夢だったのかもしれないけど、内容はまるで覚えてない。ただわたしが覚えてるのは、ノエリィがベッドに寝てるわたしを見に来てくれたところだけ」
「なにそれ」ノエリィが肩を落として苦笑します。「それ、夢じゃないんじゃない? だってわたし、ほんとに何度もミシスのとこへ行ったんだから」
「あぁ。そっか……」
「だからそれは、たまたま意識が戻った時に見たわたしの姿が、夢と混ざっちゃっただけだよ。きっと」
「そうなのかなぁ。たしかに寝室の出入り口のところから、ノエリィがやけにじっとわたしのことを眺めてた気がしたんだけど……」
「そんなとこに立ってじっとしてなんかは、いなかったけどさ」
「でしょ?」
「でもそういう、なんて言うの、時間の流れの感覚とかも、おかしくなっちゃってたんじゃない? ほんの一瞬だけ見た映像が、長~く引き伸ばされて感じたりなんかして……」
「あ~。そういうやつかなぁ」
 二人の会話に耳をそばだてていた一同は、揃って密かに吐息をつきました。
「……ま、なにはともあれ」一つ咳ばらいをして、グリューが言います。「今回のような事態が再発することだけは、これから先絶対に阻止していかなきゃならん」
「もしもまたミシスが体調を崩すようなことがあったら、しっかり注意しとかなきゃいけないね」マノンが険しい表情で同意します。
「わたし自身も、できるだけ気をつけます」ミシスは姿勢を正します。そして最初に今回の騒動の経緯を説明された時からずっと気にかかっていたことを、改めて確認します。「それで、その……わたしが知らないうちにリディアに乗って暴れたのって、夕方だったんですか」
「そうだよ」マノンがこたえます。「正確には、夕方の少し前だったかな」
「ベーム博士を監視する船は、その日も来たんですか」
「来たよ」博士がうなずきます。「きみをここまで連れて帰って手当てをした、まさにその直後のことだった。私がこの目でたしかめた」
「……まださっきの話を聞いて、信じられずにいるんですが」ミシスは眉根をぐっと寄せます。「ほんとにリディアは、空を飛んだんですか?」 
「ええ」一瞬言葉に詰まってしまった研究者たちを横目に、クラリッサがあっさりと告げます。「飛んだわ。まるでアトマ族みたいに、ふわっと」
「そんな……」ミシスは息を呑みます。「まさかカセドラが……あんなに大きくて重いものが、空を飛ぶなんて。それも、自分だけの力で……」
「でも、本当のことだ」グリューが椅子にもたれて目を細めます。「あの瞬間、おれたちの目の前で、たしかにリディアは宙に浮いていた」
「クラリッサさんも、その気になったら飛べたりするんですか?」ミシスがたずねます。
「あたしの場合、うんと高く跳び上がって、無事に着地することはできるわ。そしてその技を応用してくり返すことで、かなりの距離を飛ぶように移動することもできる。だけど、アトマ族みたいに空中を自由自在に飛びまわるなんてことは、あたしにも、あたしの兄さんや父様にも、というかこの世のどんな顕術士にだって、まずできっこない」
「そうですか……」
「あなたがもう少し顕術の扱いに習熟したら、そしてもっと広い場所が見つかったら、そのうち今言ったような高速移動のやりかたも教えるつもりではいたけどね」
「けどそれを教える前に、勝手に飛んじゃったってことね」レスコーリアが皮肉っぽい笑みを浮かべ、肩をすくめます。「まぁ今度のことは、やっぱり博士が指摘したとおり、夢遊病状態での――つまり意識を失った状態での――暴走だったと、考えるしかないみたいね」
 ミシスを含め、誰もその結論に異議を唱える者はいませんでした。
 ふいに椅子を引いてベーム博士が立ち上がり、半開きになっていたテラスの大窓を一気に全開にしました。
 執拗な雨によって隅々にまで水が浸み込んだ島の大地は、しかし夏の強烈な陽射しによってもうすっかり乾かされていました。樹木や草花は青々とその身を輝かせ、鳥や虫たちは思う存分に爽やかな風のなかを飛びまわっています。濃厚な草いきれの香りを乗せた柔らかな潮風が、森を吹き抜けて一同のもとへ届きます。
「嵐は去ったわね」光満ちる庭を一望して、プルーデンスが言いました。
 何事もなかったかのように帰ってきた青空の下、こうしてまた、心穏やかな(なぎ)のような時間が始まろうとしていました。
 皆それぞれ、やることがたくさんありました。炊事、洗濯、掃除。勉強、研究、体力作り。剣の稽古、顕術の訓練、それに畑仕事。王都との交信。世界情勢の把握。将来に向けての議論。時々、町への買い出し。そしてそこに加えて、これからは破損したリディアの装甲と飛空船の修理という、新しく生じた大仕事もあります。
 しかし、ここに列挙した活動のすべてが、この日に実際におこなわれることはありませんでした。
 昼前に、〈緑のフーガ〉の活動員を複数人乗せたボートが、なんの前触れもなく島に到着しました。
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登場人物紹介

◆ミシス・エーレンガート


≫主人公。エーレンガート家に家族の一員として迎え入れられ幸福な日々を過ごしていたが、思わぬ形でコランダム独立の騒乱に巻き込まれ、ノエリィと共に丘の家から旅立つことになった。

◆ノエリィ・エーレンガート


≫ミシスの親友であり家族でもある心優しい少女。望まぬ形で軍に連行されるミシスを独りにさせまいと、ほとんど押しかけるようにして〈特務小隊〉の一員となる。

◆マノン・ディーダラス


≫本職は科学者であり発明家だが、カセドラ〈リディア〉を守護するため急造された部隊〈特務小隊〉の隊長を務めることになった。同隊が移動式拠点として利用する飛空船〈レジュイサンス〉も、彼女の発明の賜物。

◆グリュー・ケアリ


≫マノンの腹心の助手。彼女に付き従い、ホルンフェルス王国軍極秘部隊〈特務小隊〉に所属する。飛空船での暮らしにおいては、もっぱら料理係と操縦士の役割を務めている。

◆レスコーリア


≫マノンたちに同行するがまま、〈特務小隊〉に加わることになったアトマ族の少女。相変わらず自分流に気ままな日々を過ごしながらも、密かに隊の皆を見守っている。

◆クラリッサ・シュナーベル


≫世界最強の顕術士一族として知られるシュナーベル家の長女。優れた顕術士ばかりで構成される王国騎士団〈浄き掌〉の副団長を務める。グリューとは許婚どうしで、マノンやレスコーリアとも旧知の仲。

◆ゼーバルト・クラナッハ


≫新生コランダム軍を率いる将軍。統一王国からの離脱と祖国独立の宣言を発し、全世界に対し戦後最大級の衝撃を与えた。

◆ライカ・キャラウェイ


≫新生コランダム軍に所属する軍人。エーレンガートの丘での失態の後、妹のレンカと共に小部隊を率いてミシス一行を追撃する。

◆レンカ・キャラウェイ


≫エーレンガートの丘で勃発したカセドラどうしの戦闘によって重傷を負い、その後しばらくのあいだ治療に専念していた。

◆ヤッシャ・レーヴェンイェルム


≫国王トーメ・ホルンフェルスの名代として、マノン一行に〈特務小隊〉としての任務を与えた。以後さまざまな手段を用いて、先の見えない困難な日々を送る同小隊を遠く王都より支援する。

◆ハスキル・エーレンガート


≫愛する娘たちと離ればなれになり、我が子同然の学院校舎が損傷してもなお、決して希望を失うことなく毎日を前向きに生きている。

◆ピレシュ・ペパーズ


≫幼少時より人知れず抱えていたカセドラ恐怖症の劇的な発作により、長期に渡って入院生活を送っていた。恩師ハスキルに護られながら、徐々に回復へと向かう。

◆ドノヴァン・ベーム


≫十年ほど前に王都から忽然と姿を消した、伝説的な大科学者。レーヴェンイェルム将軍の幼馴染みにして、マノンの恩師。現在の彼の動向を知る者は極めて少ない。

◆プルーデンス


≫ベーム博士と共に暮らすアトマ族の少女。博士とおなじくアルバンベルク王国の出身。幼い頃から過酷な環境を生き抜いてきたためか、非常に気立てと面倒見が良い。

◆〈リディア〉


≫ホルンフェルス王国軍が極秘裏に開発していた最新型のカセドラ。本来ならカセドラが備えるはずのない、ある極めて特異な能力をその身に宿している。操縦者はミシス・エーレンガート。

◆〈フィデリオ〉


≫コランダム軍が新たに開発した特専型カセドラ。操縦者はライカ・キャラウェイ。

◆〈コリオラン〉


≫フィデリオと同一の鋳型を基に建造された姉妹機だったが、リディアとの交戦の末に大破した。かつての操縦者はレンカ・キャラウェイ。

◆〈□□□□□〉


≫???

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