第63話 函館の旅・DAY3-③

文字数 880文字

 ラビスタ函館ベイの翌日に泊まったのはセンチュリーマリーナ函館です。

 前回の投稿で一気に夜まで進めてしまったが、書き残したことがあったので少し書き足し。

 函館山から戻った後の夕食はラッキーピエロ。知る人ぞ知るご当地ハンバーガー屋だ。以前何本か見た函館のYouTubeで、ほとんどのユーチューバーが『美味しい』と絶賛するほどの味とはどれほど旨い物なのかを確かめてみたかった。

 ベイエリアと言われている場所に2店舗もあった。1つはYouTubeで見た店。もう1つは500mほど離れた所にあった1号店。こちらはやきとり弁当のハセガワストアの並びにあるので、有名な撮影スポットになっている。映えるのは夜。夕食で入るには丁度良かった。御多分に洩れず、写真を撮って、そのまま1号店へ。雑然として古びた感じの店内だったので、少し後ずさりした。YouTubeで見た店内じゃないと直ぐに分かったが、夫は注文する気満々だったのでそのままに。一応メニューを見て、既に決めてあったチャイニーズチキンバーガーラキポテをセットで。ただ付いていたドリンクが烏龍茶のみだったので、ビールを追加した。夫はチャイニーズチキンバーガーの単品とソフトクリーム。

 30年物の夫婦なら、たとえ冷戦時代があったとしても、旅行出来るくらいの状態であれば、自分の好みを何の遠慮もなく主張出来ると思う。そして、相手が主張した意図もおおよそ分かる。夫が単品を頼んだ理由
① とりあえず話題のハンバーガーは食べておきたい
② 妻が烏龍茶が付いているのにビールを頼んだので、飲み物は実質2つあるから要らない
③メニューにソフトクリームがあったので、北海道なら食べておきたい(夫はアイス好き)

 以上の理由の下、会話が無くても私は飲み物とポテトを分ける。夫は自分からソフトクリームを
「食べてみて」
なんて言えないから、私から
「ひと口、ちょうだい」
と短く会話し、ごくごく自然に食べ終わった。

 それで、チャイニーズチキンバーガーの感想は……美味しかったですが、淡白な味好みになってきたアラ還の私には少しヘビーでした。ラキポテもね。




 
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