第57話 函館の旅・DAY1-③

文字数 893文字

 観光地まで来てイオン?そう思う人は多いでしょう。

 最近のマイブームは、旅先でのスーパー巡り。観光地も行くが、お土産はもっぱらスーパーで買う。それは自分なりの目利きやセンスを楽しみたいからだ。もちろんガイドブックやネットでお土産の下調べをした上でのことだが。

 少し前までお土産の概念は、友人へのプレゼントだった。でも今は旅から帰宅した自分が楽しむ物が多い。私の偏見だと思っているが、以前人にお土産を渡したことで幸せの見せびらかしのように感じられた時があり、日頃のお礼のつもりで渡した気持ちが伝わってないかもと感じたことがあった。その経験が影響していると思う。

 イオンの品揃えは期待通りだった。地元ならではのB級グルメ?の調味料やお菓子でカゴはいっぱい。ラッキーだと思ったのは、空港で見つけられなかったお菓子があったこと。観光地のスーパーを侮るなかれ。私イチオシのお土産スポットだ。

 とりあえず仕入業者のような戦利品を置きにホテルへ戻った。アップグレードされた部屋には、ピンクのカーネーションとかすみ草の花束が。図々しくも伝えた結婚記念日をホテルはスマートにお祝いしてくれた。

 部屋でまったり過ごせるほど、私たち夫婦はセレブじゃない。『は〜るばる来たぜ、北海道♪』だ。時間のある限り、出歩く。再度出た先はホテルの(そば)にある『北海道大学の植物園』予定していたわけではなかったが、所々に博物館もあって意外と(失礼)良い散策が出来た。

 その足で喧騒のすすきのへ。以前私が一人旅をした時に訪れたジンギスカンを夫に食べさせたかった。すすきのに何店舗かある『だるま』今回は少し小洒落た雰囲気の店舗をチョイス。1番乗りのつもりで向かったが、既に何組かが待っていた。それでも最初のグループに滑り込み、お肉を思うまま頼んで堪能。普段は自ら晩酌をしない夫だが、珍しくお酒のおかわりをした。一緒に頼んだ小ライスが晩御飯として、お腹に良い仕事をしてくれ、満足の一食だった。ホテルまでは一駅以上あったが、腹ごなしにはちょうど良く、街の様子も味わい無事に1日目を終えた。

 今回の札幌は、街の雰囲気を楽しめたと思います。
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