第53話 函館の旅・準備編2

文字数 886文字

 月日の流れるのは早いもので……あっという間に旅行の1週間前になりました。

 ホテル、飛行機のチケットを再度確認。ホテルは旅行サイトで取ったのだが、確認は直接ホテルにメールする念の入れよう。その際、少し図々しいコメントを入れておいた。その内容は後の投稿で。

 今回の旅も私がスケジュールを立てた。

1日目:札幌泊
2日目:札幌→函館 JR北海道の北斗で移動 函館泊
3日目:函館泊
4日目:帰宅

 函館は1泊ずつ違うホテルにした。それは旅の主軸である朝食のため。全て朝食の評価が高いホテルで、食べ比べをしたかった。夫にどう評価されるかも興味があった。一見準備が出来たような感じだが、未定が1つ。この時点で北斗のチケットを取っていない。ネットで取ろうかと思ったが、良くない口コミを目にしたので直接みどりの窓口で取る方がいいのではと考え、相談も兼ねて夫にその旨をLINEで送った。
(補足になるが、この時私は母の付き添いで実家に居たので身動きが取れなかった)
既読は付いたが、返信が来ない。2日後、帰宅した私は夫に訊ねた。

「LINEの返信が無かったんだけど、なんで?」

「あんな乱暴な文章送って、よくそんなことが言えるな!そちらの実家はそういう言い方をしてもいいかもしれないけど、失礼だろ!」

夫は自分の常識から外れると、直ぐに親の育て方が悪いような言い方をする。私に言わせれば、アンタの父親も相当なもんだったけどねと。
私は
『ネットで取るのは良くなさそうだから、みどりの窓口かその他の方法を考えてほしい』

旨の文章を送ったつもりだったのだが、夫には

『危険なサイトだけどネットでチケットを取って欲しい』

と解釈されたようだ。どこをどう見たらそう読めるのか?親のことを悪く言ってまで怒ることか?旅行まで数日に迫っていたが、私はキレた。

「何かと言えば、親親って。実家のことを悪く言うのはやめてくれる‼︎」

 私の頭の中は、予約のキャンセルのことばかりがグルグル回っていた。

 冷戦時代が終わったと思っているのは私だけなのかもしれません。何よりも投稿文を書く身として、内容が伝わらなかったことの方がショックでした。
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