百鬼夜行 

何でだろう、気になるな····

エピソードの総文字数=3,971文字





                       -PM 12時20分-



                           《銀河通り》




ほ、本性を現しましたねっ!!!
ヒカリ····っ!!
ヒヒヒヒヒヒヒ·····ッ  

···アスマ~··· オ前ハ·· 一生ソウヤッテ 百鬼ニ狙ワレ イツカハ死ヌ運命ナノダ···

ナラバ···· 1度デモ好イタ娘ニ殺サレル方ガ本望ダロゥ?
っ!!!!!
······勝手な事を···っ!!!
貴方ごときが、アスマさんの運命を語ることなど·······っ
許されませんよっ!!!!
フン····· 小娘ガ··· 貴様ハ何ダ?

邪魔ヲスルナラバ 先ニ貴様カラダ····ッ!

っ上等です!!! 

蹴散らしてやりますよっ!!!

レン·····っ!
式神よ····っ!!!我が名の元にっ!!!
っ!!!!?
出でよっ!!!!

六合(りくごう)っ!!!!






     ゴゴゴゴゴゴゴ-·········ッ!





    








     ッッッポンッッッ!!






っ!!!!
・・・・・・・・・・・
(な、何だあれは········)
(太ったデカイヒヨコ···が出てきたぞ···!)
さあっ!六合っ、やっちゃいなさい!!
ぴゃーぴゃーっっ!!





       パタパタパタパタ-····




必死で飛んでいる····
ッッッ!!!
ナッ 何ダ コイツハ······ッッ!!!
クッ 来ルナ-····っ!!!




       ぎゅむぅっ




         ドスンッッッ!!!




グェッッッ
ヒ、ヒカリの上に乗っかった······
(完全に押し潰されているな····)
·················
ぴゃーぴゃーっ!!ぴゃーぴゃーっ!!

ぴゃーぴゃーっ!!ぴゃーぴゃーっ!!

っ!!!!!!
ググァアァァァッッッ


ナッ····何ダコイツハァアァァァァ!!!!

六合は、人を守り和合させてくれる優しい式鬼(しき)です!
貴方の様に、ヒカリさんの心を弄んで苦しめるような輩は····
和合されて悪さをしない百鬼になる必要があります!
(ただ、百鬼を祓うだけじゃないのか····)
ウウゥゥゥ······ ァアアァァ···· イ、イヤダァ·····
················
うぅぅ····





     シュウウゥゥゥゥゥー·······




ふぅ···
(···何だか疲れました···)
·····ハッ
こ、ここは····?
ヒ、ヒカリっ!!
アスマ·····
何があったか覚えてるか?
あ···、うん·····

ごめんなさい····私···

また····、酷い事ばかり言ってたね···
いや··、俺の方こそごめん··
私····、アスマの気持ちは分かっていたつもりだったんだけど···
何でか気持ちを抑えられなくなってて···
もう、大丈夫だから····
うん····
数珠も無理矢理取っちゃって···、ご免なさい····大切な物なんでしょう?
うん···、凄く大切な物だよ
·············
····アスマの気持ちは良く分かった··

もう、我が儘は言わないわ

うん····
·····心配しなくても大丈夫よ····

私の気持ちもスッキリしてるから

········
あの···
へっ?!
色々と迷惑をかけて···ご免なさい
いっ、いえいえいえっ!!!

私の事など、お気になさらず····っ!!

何だか良くわからないんだけど····有り難う··
············
アスマさん···
ん?
今日はこのまま、ヒカリさんを送って行ってあげて下さい
え·····っ? でも···それじゃあ···
私の事など気にする必要はないのです
憑依されると言うのは、かなり体に負担がかかりますからね
念のためです
分かった····
じゃあ、連絡先だけ教えて貰ってもいいかな···?
あぁ····、そうですね












                そうして、私はその後·····


     1人で買い物の続きをしたのでした





      ·····折角ですからね




·············
青春ってやつですよね~···

田舎者の私にはよくわかりませんが··

····あの2人はその後、どうなるのでしょうか······
·····って、私には関係ないですね
·············
何でだろう·····、気になるな····

····························

帰ろ··










        -PM 5時30分-










          ············♪♪~~



      ♪~♪♪♪~♪♪~



        ························


                            ·····················



·······う·····ん·····
········電話·····?
····················
くふぁ~~~~っわふ·····
···もうこんな時間···、寝すぎました
···電話、誰からだろぅ····?




           と、



             スマホを手に取った瞬間に



            また電話がかかってきました



                            その相手は·····




もしもし·····、レン?
あ···、はい····
あっ、ごめん寝てた?!
ええ····まぁ、少しだけ仮眠を····
ご、ごめん····っ 起こした···かな?
大丈夫ですよ。もうこんな時間ですから····
·········そっか
··············
···あ、あのさ
はい····
今日は····その、ごめんな···
·····何がですか?
えっ?! えっと···· 本当は、レンにちゃんとお礼がしたかったんだけど··
とんでもない状況に巻き込んでしまった上に···、また助けてくれて··
お礼···、なんてそんな必要はありません····
今日の事も大した事ではないですよ··

私がアスマさんを助けるのは当然ですから

····えっ
それに、これからはもうそれが当たり前な事になりますので···
何度も言いますが、私の事など気にする必要はないのです
·················
何で····、それが当たり前の事だと思えるんだ····?
····え·······?
····················
ご迷惑でしたか·····?
そう言う事じゃ····なくて··
···俺からしたら、そりゃ···凄く有り難い話だし···
理解してくれる人が側に居てくれる事の安心感は···半端ないよ
·····では、何か不安な事があるのですか?
不安····って言うか···
··そこまでしてくれる子を····、俺は全く気にしないで生活しろって言うのか?
····えっ?!
えっ····て····
レンは俺の為に犠牲になってるって思わないの?
···そんな事··、考えもしませんでした··
···················
····················
す、すみません···
っ!!!!
····それは、レンが謝る事じゃないだろ·····?
···あ、えっと··· 私は少しおかしいですか?
おっ、おかしいって言うか····、もっと自分の為にも生きた方が良いって言うか··
あ····· は、はい···· 

そうですね··

···············
レンが、俺の為に側に居てくれるならさ···
は、はい···
俺も、レンの為に側に居られるようにするよ···
···って言っても、俺に出来ること何てあんま無いかもしれないけど
っ!!!
···············
はい···
···あ、でも
えっ?
ヒカリさんが·····
···私はお2人の邪魔をする気は全くありませんので···
あー····、ヒカリとは···あの後ハッキリと別れたよ·····
遅かれ早かれって感じだったし···
っ!!
····でも、だからって勘違いされたくないんだけど···
たまたまタイミングがそうだっただけで···
ヒカリと別れたから、レンに側に居てもらいたい訳じゃないから····
····分かっています
····私も、弁(わきま)えて接するようにしますので····
(··そう言う意味じゃないんだけどな)
取り敢えず···
明日からですが、昼間は数珠があれば問題は無いかと思いますが
夜は気を付けて下さい····

私もすぐに伺えるとも限りませんので··

あ·····、うん··
何かあった場合は、直ぐに電話してくださいね
····分かった
····それでは、また····
うん、またね··
       





        ピ····ッ





ふぅ····
·····何で··· ··か···
·················
ご飯作ろ····












         -PM 6時05分-




···············
····レンは、一体何者なんだろう···
····昨日は、本当にたまたま出会っただけだったのに··
·················
考えた所で····、分かるわけも無く····
················
····飯、買いに行くか~····




                        ····長いようで


                  短い1日半が終了した···




                              結局の所·····


                  レンが何処に住んでて


     何処の専門学校に通っているのかも


                       分からないまま····、


          俺達の奇妙な関係は確約された






            まだまだ謎に包まれた彼女に


                           俺は益々


                      惹かれて行くのを


                   今はまだ知らない····





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