第十九話 黒猫マート
文字数 2,773文字
-PM 11時50分-
《電車内》
···と、その時
黒猫は急に歩きだし、何故か寝ているレンの膝の上にヒョイッと飛び乗ったのだった··
~♪~♪♪~♪~····
次は二ツ神、二ツ神、お出口は左側です
スト·····ッ
-AM 12時05分-
《二ツ神駅》
ニャーニャー ニャーニャー···
-AM 12時15分-
《黒猫マート》
テクテクテクテク-····
さっきの猫··又··?!
飼い猫だとは思ったがまさかのここの飼い猫って··
いや···、それよりも店長さんと普通に会話してるぞ···
何がどうなってんだ?
店長さんも霊感が強い人なのか?
-AM 12時45分-
《黒猫マート》
薄々感じてはいました··
アスマさんの極度な霊感体質、これは私達のものとは全く別なモノだと言うことを··
しかし、原因が分からない
猫又さんも分からないと言っていた··
しかし、逆に言えばアスマさんの体質に何かしらの原因があるのだとすれば、治す術があると言うことです··!
これは··、イヤだけど奴に相談するしかありませんね··
-AM 1時00分-
《アスマ自宅前》
ガチャ-··· パタン
このときの俺は··、自分がいつか百鬼達の餌食になり、喰われてしまうと言うことはなるべく考えないようにしていた··
それだけが俺に出来る唯一の抵抗だったから··