百鬼夜行 

最悪で最高なXmasイブイブの夜①

エピソードの総文字数=3,539文字

                          

    





    



                          12月23日(日)



                      -PM 15時45分-


                          《青葉通り》





                                  cafe

       【Walpurgis】


·······ふ~····
(··まさか、お誘いを受けるとは思っていませんでした····)
(困惑するなぁ····)







                        遡ること2日前···






         授業が終わって、いつものように


  食堂でアスマさんを待っていた時··






まだ少し時間が早いし、珈琲飲も~





      カラカラカラ-···




(誰かが来ましたね···、アスマさんかな?)
あ····
·····え?
あ~····、あの···さ
は、はい?
この時間にいつも居るよね?
え、えぇ···まあ···
あ、俺はインテリアデザイン科の

赤岡 大和(あかおかやまと)って言うんどけど···

あ····、私はアニメーション科の櫻井蓮と申します
レンちゃんか····、可愛い名前だね
えっ?!
もし···良かったらさ···
今度の日曜日に、ここで待っててくれないかな···?






             そう言われて差し出された


         メモ書きには、青葉通りにある


                  お洒落なcafeで有名な


                         【Walpurgis】

                         (ワルプルギス)



     の名前が書いてありました···




                時間は何故か夕方の4時···


          勿論断るつもりだったのですが····






こっ、こんなの···困りま····
レンっ
えっ?!
あ、アスマさんっ
遅くなってごめんっ
じゃあ、そーゆー事だからっ!

宜しくね!レンちゃん!

へっ?!
ちょっ、ちょっと待って下さ······っ
··········行ってしまった····
っえ?!

な、何?!誰っ?!

····どうしてくれるんですか···
えっ?!!







        と、言うことで····





        同じ学校の方ですし···


    ないがしろにする訳にもいかず··






   来るしかなくなってしまった····



                         と、言う訳で


                         今に至ります···




はぁ····

一体何の用があるのでしょうか···

(多分···初対面ですよね····?)









       -···一方そのころ···-





····なんてこった
(身から出た錆·····なのか?!)
(レンの話によれば、ヤツとは初対面らしいが·····)
(恐らくヤツは前からレンに目を付けていたに違いない·····)
(急に危機感が·····っ!)
··············
(イケメンだったな····· っく····)









         俺が今いる場所····


          それは勿論···




        【Walpurgis】の


        端の端の···カウンターだ





    一応、レンにもバレないように


        普段着ないような


     インテリ系の服装に


       髪の毛も黒く染めてみた····






       そこまでする?!


     と思ったそこのあなた





    これは俺にとって重大案件なのだ


      責任を取る必要がある!




···あっ、レンちゃん!
良かった~、来てくれたんだね!
(き、来たぞ·····)
ど、どうも·····
もしかしたら、来てくれないんじゃないかって思ってた···
····私に何か用があるのでしょうか··?
···レンちゃんは、今日は何の日か知ってる?
今日···ですか?

えーと···Xmasの、イブイブ···ですか?

(···そもそもイブイブって何だろう··)
うん!本当は、Xmasに誘いたかったんだけど
レンちゃん、平日は青い髪の男といつも一緒にいるだろ?
っ!!!!!!
····アスマさんの事ですか?
···へぇ、アスマ君って言うのか
··········
····もしかして、付き合ってんの?
·············いいえ
ふーん···、じゃあ俺にも望みはあるよね?
·············
····申し訳ありませんが、今の私にそのような余裕はありませんので··
···それって、誰とも付き合う気が無いってこと?
·········はい
························
····だからって
···え?
そう簡単に諦める気は無いんだけど
···················
(····厄介そうなヤツだな)
ですが···、無理なものは無理なのです
····俺ってさ
何もしなくても勝手に女の子から寄ってくるんだよね
そうですか
(だから何だよ····!)
···君みたいな子は初めてだなぁ
····ならば、その寄ってくる女性で間に合っているのでは無いですか?
うーん、まぁ····そうなんだけどさ、今はレンちゃんに興味深々なんだよね
·····何故
···君のそのミステリアスな雰囲気に魅了されるんだよ
(····聞いているだけで寒気がするんだが?!)
····申し訳ありません

私···、これからアスマさんと会う約束をしているので···

(····えっ?!)
(いや、確かに誘おうとは思ってたけど····、まだ誘えていないよな····)
····へぇ、俺と会った後に他の男に会う約束してたの?
·····ええ
····そんな男の所に··、行かせる訳ないでしょ?
(これは····、来なきゃ良かったタイプの方ですね·····ちょっとピンチです)
(しつこい····っ!)
(こうなったら····)
今日は、これから朝まで俺と一緒に居てもらうよ?
·····っ?!

そんなの無理ですっ!






                                ガタッ





           ガシッ





(う、腕を捕まれた·····っ!)
レンちゃんが悪いんだよ?
···君がここに来たことが俺をそうさせたんだか····
···レン
っ!!!!!!
!!!!!!
ア、アスマさん····?

(雰囲気が全く違う···)

···遅くなってごめんね
迎えにきたよ?
はい····
······っち
····アスマ君だっけ?

レンちゃんは今、俺と話してるんだけど

あ~、それは悪かったけど····どう見たってレンが困ってんじゃねーか
はあ?
あんたさ、レンの事が好きなの?
····好きだけど?それが何?
····だったら、もっと自分の好きな人の気持ちを優先に考えて行動しろよ
っ!!!!
そんなやり方だと、嫌われちまうぞ?
····アスマさん
····っく
レン、行くよ?
はい····
ちょっ·····
あ、会計はしてあるから気にすんな
···代わりにレンは頂くけどな
はあっ!!!??
じゃ~な~
~~~っ!!!!
····くっそ!!

(覚えておけよ····っ!)














        -PM 5時03分-


        《若葉通り》




·······アスマさん
ん?
···えっと、その···黒髪···と服装·····
っえ?!
とても、素敵ですね···

(イメチェンかな···?)

··············
ええっ?!!!
················
······あの
た、助けて下さって····有り難うございました···
ぐす···っ
···レン、泣かなくて大丈夫だよ
もう、どうしたら良いのか···分からなくて···
ナデナデ
っ!!!!
(な、ナデナデはヤバいです~····っ)
ぐすっ···
レン、俺も····誘っていいかな?
····え?
本当は、明日誘おうかなって思ってたんだけどね····
っ!!
Xmasの夜に誰かと一緒にいるなんてこと···、あまりしたことないけど···
(····何だろう、この安心感···)
(···今は、ずっとアスマさんの側に居たい)
(いつも一緒にいるのに···何かが違う気がする···)
····レン?
····あ
はい····、喜んで
っ!!!!!!!
···················
(やっぱ···、レンだって普通の女の子なんだな···)








        ····何とか俺の責任は果たせた






                   一応、渡したい物も


             持って来といて良かったな··






               だが····、本日ノープラン







                 今から必死で考えるか····








    まぁ、それも悪くないかな







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