それぞれの思い

エピソード文字数 3,669文字







·················



ヒソヒソ-·····


アレハ···何···ダ···






触ワレヌ···触ワレヌ····


ヒソヒソヒソ-·····






邪魔····ダ····


邪魔ナモノハ·····






喰ッテシマエ····


ヒソヒソ-····  















                            12月8日(土)


                       -AM 7時30分-


                          《レン自宅》







    ジリジリジリジリジリッッッ





うぅぅぅうっ
う···、うるさい······っ!




                                バンっ!!


       ガシャンッ



っ!!!!!!
·······朝···ですか···
·····最近夢見が悪いです
何となくですか、嫌な予感がします···
(アスマさんの自宅の周りに結界を張らねば·····)
···今日···アスマさんに予定を聞いてみよう···







   





        -AM 8時30分-


      《アスマ自宅》






さーて、今日は休みだし何しようかな····
···············
···流石に、レンにお礼しないとダメだよな···
(電話してみようかな·····)
      







                              


                              ···♪~···


      ♪♪~♪~♪♪♪♪~♪


          ♪♪~♪··




っ!!!!!
びっ、びっくりした······
電話······?





           ピッ




はい······
あっ····、あの·····
·····あれ、レンか?
はい····
丁度良かった、俺も電話しようと思ってたんだ
えっ?!
····どうかしましたか?
えっと·······、今日は何か予定あったかな··?
いえ····、特に予定と言う予定はありませんが···
良かった···、じゃあさ今日こそデートしよう
えぇっ?!!
デ····、デート·············ですか····
(何故····、いつもデートと言うのでしょうか·····)
あの~····
ん?
普通、デートと言うものは恋人同士がするのもであって···ですね···
······えっ?
そう言う間柄では無い私達の場合は、例え一緒にお出掛けしたとしても····
···デートとは言わないのではないでしょうか·····?
························
ご·····っ、ごめん···
(····デートなんて言われて、勘違いしたらどうするつもりなの····)
(そう言った勘違いは、身を滅ぼすだけです)
···まあ、今から一緒にお出掛けするのは問題ありませんが···
う、うん·····
じゃあ、最寄りの駅を教えてくれるかな?迎に行くよ
····えっ?! だ、大丈夫ですよ?!
···俺から誘ったんだし、それくらいはさせて欲しいな
·····っ!!
(アスマさん··、本っ当に自覚ありませんね)
(勘違いさせる様な言い方や行動は色々な問題を生むのです··)
······分かりました、では··二ツ神駅が最寄りですので、そちらでお待ちしております
えっ······
····え?
レン····、二ツ神駅なのか··
はい··
あー···、実は俺も二ツ神駅が最寄りだよ
··················
えっっ?!!
もしかしたら、家も近いのかもしれないな
は、はい·····
じゃあ、9時半頃に二ツ神駅に待ち合わせで大丈夫?
あ····っ、その前に····
あ····、そうか·····ごめん、レンも何か用があったんだよね?
はい····、実は最近嫌な気配が続いていまして··
····嫌な気配····?
はっきりしたことは分からないので、せめてアスマさんの自宅の周りに
結界を張ろうかと思っていたのですが···
····もし宜しければ、今日辺りどうかと思いまして··
····うん、大丈夫だよ

でも昼間は、結構人の行き来があるんだけど···

成る程····、昼間だと結界を張るには少し目立ちすぎますね···
では、結界を張るのは夜に致しましょう
···分かった
それでは、9時半に二ツ神駅でお待ちしております
了解





          ピッ





さて·········
可愛い服あったかな····















                         -AM 9時30分-


       《二ツ神駅》





(···レンは、俺の事をあまり好きではないのかもしれないぞ)
(だったら何で、俺の為に自らを犠牲にするんだ····)
(···レンが何を考えているのか全く分からん)
····あ
アスマさん····っ
····あっ
ドキッ
(な、何だよ今のドキッって······)
(レンとは学校でも会うし、これからバイトも一緒にするんだ··)
(今更、レンの顔を見てドキッも何も無いだろうが·····)
······あの~··、大丈夫ですか···?
えっ?!
なっ、何が?!

全然大丈夫···っ!

なら···良いのですが···
························

(普通に··可愛いんだよなぁ···)

····················

(この服装····、おかしかったかな···)

(下手に気合いが入らない様に、気を付けてお洋服を選んだつもりだったんだけど···)
(何だか恥ずかしくなってきたな····)
··················
·················
あ····、じゃあ···行こうか··
は、はい











       ~♪~♪♪~♪~



    ····まもなく3番線に電車が参ります


             お乗りの際は白線の内側まて


       お下がりください-·····










    カタンカタン カタンカタン



····レンはさ
はっ、はいっ
何か欲しいものは無いの?
欲しいものですか·····
そうですね····、う~ん···
私、昔から物欲が殆ど無くて·····
そっか~·····
(···だからって俺が選んだ物を贈ったとして喜ぶ訳ないよな····)
·····どうしてですか?
えっ?!

······えーと····

····しつこい様だけどさ、レンにちゃんとお礼がしたくて···
·····あ、それは···
····················
では·····
今日、1日私に付き合って下さい
······え··

そ、それは最初からそのつもりで···

荷物持ちをして頂ければそれで十分ですよ!
っ!
うん、分かった
あ、あと前回の続きで、お勧めのお店を教えて下さいっ
うん····!







                            レンはきっと


                 俺みたいなヤツがあまり


         好きじゃないんじゃないかって


                      勝手に思ったけど··



     少なくとも嫌われてはいないようだ··




                       ··と、思いたい··






                                 せめて··


                  今日はレンの為だけに


                      1日一緒に居よう··





            ··なんて思っていることを


     レンには悟られないようにしないと···






              ··キモいとか思われたら


      マジで生きていけないぜ··
























                          ·············


                      アスマさんはきっと


                      女性慣れをしている··







                          それに引き換え


                      私は男性に対しての


                          耐性が殆ど無く··






          どの様なリアクションをしたら


                良いのかも分かりません··







        それでも


              アスマさんはいつも優しく


            落ち着いていて、紳士的です




                         しかもイケメン




         ですが··


              彼のその姿勢は常にそうで


                  私に特別な訳ではない··


                         と思っています





                     そこだけは勘違いを


                   しないようにしないと


       いつかアスマさんを


                  困らせてしまうかも


                         しれませんから··






        アスマさんの側にいると言うのは


       色々な意味で大変ですね··







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登場人物紹介

名前 伊吹 遊馬(いぶきあすま)

年齢 19歳

身長 179㌢

体重 63㌔

趣味 弓道、スノボ、漫画、小説


本編の主人公。

極度な霊感体質な事から、有りとあらゆる百鬼から命を狙われている。

それ故に、物事を諦める思考のある性格。

レンに興味を持ち始める。

名前 櫻井 蓮(さくらいれん)

年齢 19歳

身長 150㌢

体重 内緒

趣味 お寺巡り、お経早口言葉、御詠歌


本編のヒロイン 

実家はお祓い家業を営んでいる。

アスマを助ける為に自らを犠牲にするが、犠牲とは全く思っていない根っからのお人好し。

名前 伊吹 悠人(いぶきはると)

年齢 35歳

身長 183㌢

体重 68㌔

趣味 カクテルの調合、アンティーク収集、ドリ車の改造


アスマの叔父【para ti 】のオーナー

自分の息子のようにアスマを可愛がっている。

女性関係には少々だらしなく、それ故に婚期を逃して未だに独身。

名前 宮琵 曄子(きゅうびようこ)

年齢 ???

身長 165㌢

体重 秘密

趣味 七変化、レンの子守


レンの親友

レンとは相当親しい間柄で、学校ではいつも一緒に過ごしている。

その正体は謎に包まれており誰も知らない。

名前 碓井(うすい)

年齢 33歳

身長 185㌢

体重 75㌔

趣味 車、バイク、バギー、


【Para ti 】のバーテンダー

見た目はヤバいく、口調も荒いが

実は紳士。

特にも女性には優しく、執事より人気が高い。アスマの事も可愛がっている。

名前 湊(みなと)

年齢 30歳

身長 177㌢

体重 62㌔

趣味 コース料理やスイーツの試作、海外で食べ歩き、彼女募集中


【Para ti 】のシェフ&パティシエ

基本的に落ち着いていて物静か。

生まれてこの方、怒った事が無い。

常に食材の事を考えている為、彼女にフラれる事が多い。

名前 ???

年齢 ???

身長 ·············

体重 ·············

趣味 ???


飼い猫のようだが·····?

名前 黒崎 陵(くろさきりょう)  

年齢 35歳

身長 175㌢

体重 65㌔

趣味 野良猫の保護と世話、読書、創作料理


黒猫マートの店長

スーパーの様な品揃えでありながら、実は24時間営業のコンビニ店長。

猫が大好きでとにかく優しい。何事も猫優先のため彼女が出来ない。

名前 櫻井 梗(さくらいきょう)

年齢 26歳

身長 178㌢

体重 59㌔

趣味 酒を飲む、自然の中で小説を読む、使い魔を従える


レンの兄

お祓い家業を営みつつ、神社の神主を勤めている。霊力が強く百鬼は近づこうともしない。··最近彼女にフラれた。

名前 黒鉄(くろがね)

年齢 630歳

身長 190㌢

体重 78㌔

趣味 佐助の守護、佐助と散歩、佐助と昼寝


佐助の飼い猫(人型バージョン)

630年の時を経て、佐助(黒崎陵)との再開を果たし、今を幸せに暮らしている猫又。超級百鬼であり、百鬼の中でも敵はいない程の強さを持っている。


名前 櫻井 蘭蕉(さくらいかんな)

年齢 30歳

身長 160㌢

体重 秘密

趣味 筋トレ、太極拳、少林寺拳法


レンの姉(長女)

基本おっとりしているが、趣味は大体護身術や体を鍛える事。

仕事はグラフィックデザイナーで、中間管理職。

男性との縁がいつもいまいち。

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