第60話 生き方

文字数 832文字

 今朝もウォーキングしてきました。今日は氏神さまの神社を経由するコース。久しぶりに行きました。

 神社に到着したのは、午前六時ごろ。ここにも、31話でも書いた()の輪があった。とりあえず、さらなる厄落としのため、くぐる。帰宅し少し調べてみたら、神社によって設置する期間はまちまちのようだ。しかも、作法はくぐり方だけではなく、唱える言葉もある。来年は、完璧な茅の輪くぐりを目指したい。

 週に数日せっせと歩いているのは、カロリー消費と脚力維持が主な目的。そして目的の先は健康寿命をできる限り延ばすこと。自分の力で、行きたいところへ行き、食べたいものを食べ、思い通りの生活の中で天寿を全うする。私の理想であり願いだ。

 若いころの目標は、わりとゴールが明確だ。今の私の目標はゴールという1つの(まと)ではなく、的までの軌跡に重きを置く。手段を丁寧に選びながら、後悔のないように。いつか自力で動けなくなったとき、残りの人生を腐らず生きていけるような心持ちができるように。それがアラ還になった私の目標。

 見た目や生き方を見習いたい有名人は、故樹木希林さん、故市原悦子さん、草笛光子さん。いずれも高齢、若しくは故人。前のおふたりは、とぼけた中に芯のある所が好き。こんなおばあちゃん、連れて歩いたら何かにつけ笑わせてくれそう。草笛さんは高齢者のようなヨボヨボ感がなく、人生の経験値を聞いたら勝ち目のない強さを感じる。

 アラ還の私がシミやシワ、ダイエットなどの話を書くのは、清潔なおばあちゃんとして過ごしていきたい気持ちの表れ。お門違いでもなんでもない。水面では優雅に動いて見える鴨も、水面下では足を必死にバタつかせ前へ進む。幾つになっても見えない努力は、必要だ。どうでもいいなんて思う人生は、もったいない。

 あと20才くらい若かったらとか、昔の体力があったらとか、やりたいけれど出来ないものが増えました。でも山のような情報が簡単に取り出せる時代。人生を謳歌する方法は沢山あると思っています。


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