第34話 韓国日和

文字数 910文字

 最近はテレビよりもYouTubeを見ることが多かったのですが、数日前から私の知らない韓国ドラマがテレビで放送されていて、昼ごはんのお供になっています。

 韓国ドラマにハマったのは『(くん)』を観てから。世間では、それ以前にぺ・ヨンジュンさんの『冬のソナタ』が騒がれていたが、私には縁がなかった。ある日、上の子のママ友が知り合いから『宮』のDVDを借りたところ「どハマりしたから観てみて」と勧めたので、お付き合い程度に観ることにした。

 私もご多分に漏れずだった。ハマった。どこが良かったのか私なりに分析。現代ドラマでありながら、時代劇のような設定。王族が軸になっているため、建物や風景、部屋の内装や調度品などが日本のドラマにあまりなく、珍しいなど。これらを背景にラブストーリーが展開し、ハッピーエンド。以来、韓国ドラマを何作品も観ることとなり数年経つ。

 韓国ドラマは、1話目にストーリーのキーワードが多く、最終話は数年後の様子を見せる。テレビ放映のときは、必ず1話目を残しておくのが私の見方。初めのころは、現代ものばかり観ていた。私よりも先にハマった友人は「時代劇の方が断然おもしろい。観続けたら、絶対いいって思うようになるから」と言った。その通りになり、今日も録画の時代劇を観る。

 韓国モードが生活のリズムに入ると、食事にも影響がある。一昨日のお昼ごはんはインスタントのジャージャー麺だった。日本の焼きそばに似ていて、ソースは濃い茶色。だが似て非なる物。初めて食べたとき、焼きそばのイメージだったから、焦げて苦い感じがした。ところが、改めてこういう物だと食べてみると、たまにリピートしたくなる。私は確かに、人間の舌を持つ。

 先週の晩ごはんには、ズッキーニのチヂミを作った。時代劇の食事場面、鉄なべの上で焼かれている丸い天ぷらのような物。唐辛子とラー油とポン酢を合わせたタレで食べるのが私流。コマ切れの牛肉を焼き肉のタレで炒めて、サニーレタスと一緒にゴハンと海苔で巻けばキンパ。身近な食材でときどき韓国気分に浸る。

 今日は湿度が高くて、気温も30度に届きそう。今晩はカルディで買ったビビン麺とケランチム(卵蒸し)でも作ろうかな。
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