第10話 寝ても覚めても

文字数 873文字

 このところ梅雨だというのに夏日が続きますね。無理しない程度に身体を動かして、睡眠をしっかり取ってくださいね。ご自愛くださいませ。

 以前、日々口実の方で触れた『太極拳』 あれから思い立っては自主練して、レッスンに臨んでいる。にも関わらず、昨日またもや自信を喪失した。頭で理解したつもりなのに、手足が全く覚えてくれない(泣) 私はこの教室中で若い方だが、この覚えの悪さ、きっと鈍い奴と見られているに違いない(泣) 以前褒めてくださった後ろの人には、申し訳なさでいっぱいだ。もとい、恥ずかしさでいっぱいだ……

 帰宅してからも、モヤモヤが止まらない。とりあえず、今日の動作を思い出しながらやってみる。真面目と取られるかもしれないが、これを当日やるのと、翌日やるのとでは雲泥の差がある。ただでさえ覚えが悪いのに、日延べなどしたら1時間のレッスンは無かったことに等しい。

 旅系ユーチューバーの『どすこい』さんが作った言葉「お昼寝エクスプレス」 意味は嫌なことがあったら、その時間を寝て過ごしてしまえというもの。起きたら頭はスッキリ、ワープしたように時間が過ぎているのがいいのだそう。昼寝後がスッキリしない私には不向きなものだが、確かに今朝、目覚めたころにはモヤモヤが消えていた。私が引きずらない性格なのか、悩み事として小さいものなのかは、定かではないが。

 そろそろ倦怠期と言われる結婚4〜5年目。些細なことで夫とよく喧嘩をした。細かい(私から見れば) 夫に大雑把な私。お互い相手の言い分が受け入れられない。しばらく言葉の応酬があり、言葉に詰まった夫のとった行動が、まさに「お昼寝エクスプレス」 寝室へ逃げ込み、布団を被って寝ていた。ずいぶん前から知っていたのね。単なる戦線離脱じゃなかった。この行為は、和解への1歩だったんだと(良心的解釈)

 今朝もいつものようにウォーキング。澄んだ空気が心地いい。無心に歩いていたら「はっ!」とした。昨日、モヤモヤした太極拳の動作が瞬間的にクリアになった。前後に人がいないことを確認し、急いで道端で太極拳をやってみた。
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