第31話 神社参拝

文字数 836文字

 今日は7月1日。2021年の後半が始まりました。昨日、神社の『()の輪くぐり』をして、前半の(けが)れをリセットした私。大いに期待する朝です。

 信仰心があるなどとは、おこがましい。数日前に『()の輪くぐり』の意味を知って、急に体験したくなった。思いつく少し大きめの神社に、有無を確認。梅雨空の中、車を走らせた。天気は西から東へ流れ、私は雨雲と移動。雨の中での参拝はイヤだなと思いつつ……

 神社に着いたら、雨は止んでいた。思わず「神様ありがとう」 とお礼。境内に向かう途中に、それは見えた。綺麗な緑の植物の輪。輪の向こうには社殿。玉砂利を進み、輪の前へ。くぐり方の看板をじっくり見ていたら、後ろの女性が看板とは逆向きに進み、社殿へ向かった。その動きが、あまりにもスムーズだったので、再度看板を確認。後ろの男性は、モタモタした私の様子を辛抱強く待ってくれていた。いざ、参らん。私は看板どおりにくぐった。

 虫のいい願いをした後は、御朱印を授かりに社務所へ。すでに書かれてある物に日付を入れていただき終了。境内を散策することなく、神社を後にした。およそ15分で、念願達成。

 数年前から集めている御朱印。コロナ禍の前には、ママ友と神社のハシゴをしたこともあった。それぞれが授かった文字の癖を見て「あー、そっちの方が上手いね」 などと罰当たりな感想も、一度や二度ではない。

 学生時代の友人と一泊二日で出雲大社へ行ったときのこと。私の前の女性が神主さんに注意されていた。「コレには書くことができません。御朱印はスタンプではないのですよ」 彼女が出したのはスタンプ帳だったようだ。さすがは出雲大社。八百万(やおよろず)の神々が集いし場所。私もスタンプラリー化していたことに気付かされ、我がふりを直した。

 ひところ、アニメのようなカラー版の御朱印が流行りましたが、私はどちらかというと墨文字のみが好きです。御朱印帳に直接書いていただくことがありますが、間違えることはないのですかね〜。あ、また罰当たりなことを……
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