第46話 身体にいいこと

文字数 947文字

 スーパーに行ったら巨峰が売っていました。福岡八女産の初物(はつもの)。種無し。私の一番好きな果物。

 きっと手が出ないだろうと思いつつ、値段を見て嬉しくなった。もちろんお買い上げ。決め手は価格と種無し。産地にこだわることは全くない。でも、八女は初めてかも。巨峰の近くにあった佐藤錦はそろそろ終わりが近いのか、買ってくださいと言わんばかりの値段に見えたので、ついでにカゴの中へ。

 このところ夏の食材が目立つ。野菜や果物はもちろんだが、素麺や冷麦、ビール、冷製○○などは売り場を拡大して手に取りやすい場所にある。いずれも身体を冷やす物。摂りすぎ注意だ。自分の身は自分で守る。アラ還の私をたしなめる人はいない。

 昨日、かかりつけ医に行った。内科、消化器系の病院。10日ほど前から日に1〜2回右の脇腹にチクンと痛みがある。その痛みは今までも経験した感じなので、とりあえず様子を見ていた。ところが必ず1日に1回以上はチクンと一瞬くるのだ。でも、痛みのレベルは高くない。どうしたものか…… 知り合いの看護師さんに話してみた。「その辺りはね、肝臓、胆のう、すい臓が近いかな。心配なら早めに病院へ行っておいで」詳しい話を聞かなくても、その手の人の言葉は説得力がある。それで、受診となったわけ。

 午前11時に来院。個人病院なので、決して大きくはないがいつも繁盛…… いや、患者さんが多い。受付を済ませ「椅子に座って、お待ちください」と言われても…… 満席。いや、空いてはいた。1つ置きに。コロナ禍ならではの光景。ほどなく着席。待合室は椅子取りゲーム。トイレに立つと、誰かが座っていた。診察するときぐらいには、座りたい放題になっていた。

 数年ぶりに再会した医師は、頭頂部が淋しく、頬にシミができ、少し痩せていた。前述の知り合い看護師さんの話を交え説明すると「痛い場所を見せてください」 ときた。私はパツパツのパンツを少し下げて見せた。まさか見せることになろうとは…… 内臓だからと油断した。診断結果は「過去にやった盲腸の手術の影響かも。続くようなら、検査しましょう」 とのこと。

 薬をもらったわけでもないのに、身体が軽くなった感じがしました。モヤモヤしたら早目に受診。何でもない結果でも、ストレスの解消にはなっているはずです。
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