第24話 我が家の食卓

文字数 858文字

 今朝のウォーキングで、(すずめ)の狩を見ました。(すずめ)も羽のある虫を食べるんですね。イメージが変わりました。(つばめ)も何羽か見ました。子育ての季節。口を開けて待つヒナの姿が目に浮かびます。

 私は、週に1度、食品の買物をしている。無駄のないようにと、必ずメニューを決めてから出掛ける。夫とふたり暮らしになって重量は減ったが、新しいメニューは増えた。子どもたちがいたころは、肉料理がマスト。豚>鶏>牛の割合で、メニューは洋>中・韓・無>和な感じ。無は無国籍料理のこと。私は、新しい物に手を出す方なので「美味しそう」と思ったら、作ってみるのが常。

「ウチはカレーをそんなに食べないよって友だちに言ったら、驚かれた」と学校から帰宅した下の子が言った。友だち(いわ)く、カレーは週に1回のものらしい。確かに国民食と言われるくらいの勢いだが、我が家にとっては月に1回、あるかどうかのメニューだ。今でもそれは変わらない。

 最近よく作る物が出来た。『巻き寿司』 昨夜も作った。具材はローストチキンとレタス、したらば(カニカマみたいな物) とキュウリ、ねぎマグロ、納豆とキュウリ。いつもは厚焼き玉子も作るのだが、冷ます時間がなくてやめた。2合のご飯を使って6本分。それと味噌汁、だけ。煮物くらい付けても良さそうだが、材料がなかった。この量、ふたりで全部は食べきれない。残りは翌日の朝ごはん。いつもはパン食の私だが、今日は責任を持って消費した。

『巻き寿司』の具は、食材の残り。おかずの作り過ぎや、消費期限、(いた)んでいく素材が主な理由の物ばかりで、クルクルと巻かれていく。作る回数が増えて、巻き上手になった。だが、いつまでも巻いているわけにはいかない。無駄な消費の解決にはならない。これからは、材料だけではなく、量もよくよく考えて買おうと思う。

 先日、上の子が帰ってきたとき、冷蔵庫を開けて「コレ食べていい?」と聞いたので、もちろんOK。「ああ、この子が残り物を食べてくれていたんだな」としみじみ思ったことがありました。子どもたちに作っていたころが、懐かしいです。


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