第37話 ベース(基本)のひとつ

文字数 900文字

 おはようございます。今朝も早めのウォーキング。携帯する物は、スマホ、ハンカチ、ティッシュ、手提げ型の小さなビニール袋、袋入りのマスク、小銭入れ、自宅の鍵、そしてラジオです。ラジオ以外はウエストポーチに収め、ラジオ本体はTシャツの首元に掛け、コードは首に1周まわしてイアホンを付けます。帽子を被り、ウレタンマスクをしたら準備完了。怪しいおばさんの出来上がり!

 歩き始めと同時にラジオのスイッチON。聴き慣れたトークで、私の1日が始まる。ウォーキングが終われば、置き型のラジオに切り替え、部屋のBGMとして聴く。時折「メールをお寄せください」などの呼びかけがあり、iPad からメールを送ることもある。送ったあとは、番組が終わるまでラジオを切らない。読まれる確率は5割くらいか。テンションが上がる。運が良ければ、番組オリジナルのグッズがもらえる。物が欲しいわけではないが、忘れたころに届くと、やはり嬉しい。

 私が聴く番組は、主にトーク。音楽は時間内の1割ほど。トップニュースを始め、天気予報、交通情報、リスナー(ラジオを聴いている人)からのコメント……
今はYouTubeで素人さんが芸能人のように動画に出る世の中だが、ラジオは私が若いころからリスナー参加型の番組が多かった。

 以前の話で、私が学生時代に放送サークルにいたことを書いた。先輩から受け継がれるもののひとつに、放送局でのアルバイトがあった。サークルの全員ができるわけではなく、親しい先輩がやっていたら回してもらえる。私は運良く出入りを許されることとなり、ある3時間番組の裏方の仕事を任された。

 私の主な仕事は、番組内で募集したコメントの聞き取り。当時はリスナーに電話でコメントをもらっていた。それを手書きで要約して、スタジオのパーソナリティに渡す。今考えると、恐ろしい作業。私の書いた文面が、パーソナリティの聴きやすい口調になって流れていた……
その他の仕事もあったが、今回はこの辺で。

当時のパーソナリティは放送局のアナウンサーでもありました。担当した方は、放送局を退職されましたが、今もフリーで活躍中。ときどきお声を聴いてほっこりしています。
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