第57話 捨て方

文字数 859文字

 暑くなったので、生ゴミの匂いがキツくなりましたね。ウチは月・木曜日が燃えるゴミの日。子どもたちがいるころと比べ、およそ半分の量に減りました。

 子どもたちが居たころは、週に大袋が2個。今は1個。だから月曜日に捨てていた。ところが、そうはいかなくなった。理由は生ゴミの悪臭。やはりこの暑さでは腐敗が早い。せっかく減ったと喜んでいたのに、臭いのせいで週2回出すことになった。でも、ケチな私は大袋にゆる〜く入っているゴミの量が許せない。少し考え、今度は半分の小袋に替えた。ゴミの詰まり具合が非常に満足。週に2回のゴミ出しは面倒だが、暑いうちだけ、がまんがまん。

 一昨日、スーパーのリサイクルボックスへ、洗ったペットボトルを捨てていた。そこへ、私よりも年上、でも母よりは若いくらいのおばちゃんに「あなたね、ペットボトルは潰して捨てるものなのよ。こういう風に」 とわざわざ潰したペットボトルを見せながら捨てた。とっさに私「あ、はい。今度からそうしまぁす」 と調子よく返した。こんなとき、(にら)み返すなんて論外。無難に収めるのがアラ還。いやいや、アラ還ならそもそも注意されないいんじゃ?とのご指摘はまたにして。なぜ、潰していなかったか、そこ。

 私が使うスーパーは主に3つ。一昨日以外の2つは潰さずに捨てる機械式。いつもはそちらで入れていたので、ついついやってしまった。まぁ、最近の傾向は潰さずに捨てている人が圧倒的に多いようで、私も都合よく長いものに巻かれていた。それにしても、私がもし少しヤンチャな姿だったら、注意されただろうか?いやいや、おばちゃんの親切をいじってはいけない。反省。

 指定されたゴミ袋を買ったり、リサイクルできる物を分けたり…… 面倒にはなりましたが、それより何より、ゴミ収集車の皆さまには本当に感謝しています。あなたたちのおかげで、私は快適な生活を送ることができています。仕事とはいえ、なかなか大変な作業。ご苦労さまです。一瞬の臭いくらいで騒ぐ私などは、おばちゃんに叱られるくらいがちょうどいいのかもしれません。
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