第29話 コロナ禍による市販薬飲みすぎ問題(私が)

文字数 988文字

 コロナ禍になって、勤め先ではカジュアルに「ちょっと具合悪い」とか言えない雰囲気になりました。みなさんもそうですよね。

 コロナ禍以前なら、冬場頻出していた「風邪気味」というワード。それが言えない雰囲気。
言ったら休まなければならないから。下手すれば数日間。風邪系の体調不良で病院に行ったら報告が必要。熱なんか出した日にゃ、勤め先の消毒が必要に。みんなに迷惑かけてしまうし、仕事が溜まる。

 誤解のないようつけ加えますが、職場では偉い人が「体調が悪いときは、絶対に無理しないで休んでください」と毎朝ミーティングで言ってくれてはいます。

 で、その場しのぎに薬局で市販薬を買って飲んでいます。
そしてそれがだんだん効かなくなっているような気がするのです。でも節々(ふしぶし)(だる)く頭痛がするので、とりあえず飲む。即効性を求めて、ドリンクの箱を開ける。


 ある日テレビでやっていました。コロナ禍で頭痛が悪化し、市販薬を手放せなくなった人が増えているらしいのです。
ああ、私だけじゃない、全国に仲間がいる。私のフレンズ……

 でもこれって、けっこう危険らしいのです。

 日本頭痛学会 副代表理事 竹島多賀夫先生
「鎮痛剤を飲み過ぎることで、ご自身の痛みを抑制する回路があまり働かなくなって、同じような痛みの刺激に対して、より強い痛みを感じるようになる。かえって痛みが悪化しているという現象があると考えられています」

 埼玉医科大学病院 臨床中毒センター長 上條吉人医師
「本来は弱いながらも依存性のある薬物が感冒薬とか解熱鎮痛薬とか、咳止めに配合されている。それを繰り返して飲めば、依存が生じてしまう。過量服薬により、その主成分によって命の危険にさらされるリスクがある。それが非常に問題」

 これを知って、これからは薬を飲むのをなるべく控えようかと。

 で、代わりにサプリを飲み始めました。
マルチビタミン&ミネラル、眼精疲労・肩こり・腰痛改善のビタミンB1、B6、B12、目のかすみ防止のルテイン、記憶力のためにイチョウ葉、血液サラサラ記憶力向上DHA&EPA……
目の疲れとボケ防止に力が入りすぎて、なんか重複しているような気が。

 鰯の頭も信心から……。これで少し様子を見ます。


※今後、こんな風にオチのない脱力エッセイをアップしていくような予感がします。
バカだなぁ、ズレてるなぁ、非常識だなぁと思ってスルーしてくださいね。


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