第30話 葬儀 欠席のライン 文例

文字数 782文字

 葬儀ができました。
夫の姉さんの旦那様がお亡くなりに。ご冥福をお祈りいたします。
11日がお別れ会(参列者がお線香だけあげるらしい)、12日が一日葬。

 その斎場が東京なのです。遠いしオミクロン感染拡大だし、正直気が進まないです。
夫は「コロナだし、東京だし、俺ひとりで11日に行ってくるから和ちゃんは行かなくていいよ。そう姉さんにも言ってあるし」
「金(香典)だけ出してくれればいいよ」

 本当に~~?

 まあ、はっきり言ってあまり絡みはないです。義理姉(おねえ)さんの旦那、義理兄(おにい)さん。
でもあとで「和季さんは来なかった」と義理姉(おねえ)さんに思われないでしょうか……

 と、そうこうしているうちに冷えたのか、10日の夜、クセになっている膀胱炎のさわりの症状がチラつきました。
あ、これ無理、もう家から一歩も出られない、連休でよかった。仮病じゃないですよ!

 即行、ボーコレン飲んで水分とって落ち着いてから、さっそく義理姉(おねえ)さんに葬儀を欠席するラインをしました。
ネットの文例を参考にして送ったラインがこちらになります。


 この度は〈○○さま〉のご逝去を悼み謹んでお悔やみ申し上げます。
本来であれば葬儀に参列するところですが、体調がすぐれず、参列できないご無礼をお許しください。11日は〈夫の名前〉さんのみ参列いたします。
ご家族の皆さまにつきましては、お力を落とされませんようご自愛ください。


 忌み言葉、重ね言葉さえなければ、こんなもんでいいですよね?
重ね言葉に「くれぐれも」というトラップがあって、ついうっかり「くれぐれもご自愛ください」と使わないよう、要注意ですね。

 高齢の方だったら「体調がすぐれず」の代わりに「昨今の状況を鑑み、万が一を考え」とかでもいいかも。
一度文例の型を作っておくのは我ながらナイスアイデア。
今後もこれをアレンジして使い回ししようかと思います。

 なんだこの話。☆削られるかも。

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