第28話 (今ごろ)セルバンテスの思い出②

文字数 1,263文字

 2019年12月25日にセルバンテスデビューをした私は、書き溜めた長編を少しずつアップしました。
過疎っています。
まあ、こんなものかとは思いますが超寂しいです。ボールを暗闇に投げているよう。

 またある日フォローされました。
今度の方は女性、ホームを覗くと女子駅伝をテーマにした小説を投稿し始めたようです。
頑張る青春だ、眩しい。
駅伝と言えば箱根駅伝、(たすき)を繋ぐドラマは正月の醍醐味。ああ、無念の見切りスタート!
私は走るのNGですけどね。

 思わず小学校のマラソン大会を思い出す……
得意の仮病でサボるか、具合の悪くなった子を見つけて付き添いなぜか自分も一緒にリタイアするか、自分が即行苦しくなってリタイアするか……
体育ができる子が心の底から羨ましかった。だいたい、運動会は公開処刑。
おっと、本文に関係のない怨嗟(えんさ)がこみ上げて止まらない。

 こんな王道の作品を書かれるなんて、きっと元気で明るく溌剌(はつらつ)とした方なのだろう。フォローした人を表示設定する堂々とした方だし。私はすぐにフォローし返しました。
(私はなぜか非表示にしていました。陰キャしぐさ)
この方のお名前も忘れてしまいました。
私、お風呂で毎回「あれ?トリートメントしたっけ?」となるようなボケた人間なので……


 セルバンテス運営からのお知らせは、ほとんどありませんでしたが、2020年4月13日にメールがありました。

「セルバンテス」サービス終了のお知らせ
セルバンテスは2020年5月末をもってサービスを終了することになりました。

 あーそうなんだ。みんな噂していたけど、早かったな。
私は作品のダウンロード方法を読み、その時初めて系列サイトであるノベルデイズの存在を知りました。

 そうとなったら沈みゆく船から脱出だ。
私に読者などいないだろうと思い、
「お世話になりました。どこか別のサイトに引っ越しします。では、また」
などと活動報告的なところでほざいて更新を止め、ノベルデイズにデータを移し4月29日から投稿を始めました。

 ノベルデイズを利用するようになってからも、たまにはセルバンテスを覗きにいきました。
驚くことに、サービス終了のお知らせを受けた後も、連載を更新されている方が数名いらっしゃるのです。
その中に「不二原 光菓」さんがいらっしゃった記憶があります。読者思いなんだな、損得関係ないんだな、なんかこう、硬派だなと感じました。

 ノベルデイズに移ってからは、華やかな扉絵の存在に圧倒され……。右も左もわからず、野良猫のように身を潜めていました。
そんな中、ノベルデイズ先輩の「まきえ肴」さんが、セルバンテスから一気に流れてきた新参者と古くからのユーザーとの間に、溝が生じないよう心を配られていたように記憶しています。

 ……これどうやって終わりにすればいいんだ。

 それでは、読んでくださっている大切なみなさまへ。
仕事や野暮用で低浮上になることもあるかもしれませんが、細々と投稿は続けていきたいと思っておりますので、今後ともおつき合いのほどをよろしくお願いいたします。
中途半端ですが、このへんで。

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