第12章(3)
文字数 5,318文字
■在庫
本当は価値がなくなっている在庫を、決算書では計上したままにしている。
■売掛金
取引先の経営悪化や倒産によって、回収困難になった売掛金を抱えている。
■土地・建物
取得価格より大きく価値が下落している不動産を所有している。バブルの時期に取得していたり、工場や倉庫の用地として取得した地方不動産には、大幅に価値が下落しているケースが多い。
■貸付金
経営者の一存で知り合いに貸し付けたりする場合、大抵は焦げ付く。
■雑勘定
仮払金、仮受金、 前受金、 前払金、未払金など、通常の商取引ではあまり発生しない項目があると、何かが隠されている可能性が高い。
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