第6章(2)
文字数 5,426文字
それから小春たちは、マッサージチェアに特化して議論を進めていった。
マッサージチェアを設置する程度なら、極小の1階路面店でも事業が開始できそうなこと。逆に言えば、場所さえ確保すればすぐスタートできること。マッサージ機は数万円代から百万円代とピンからキリまであるが、業務用で使えるレベルとなれば少なくとも1機30万円以上の購入費用がかかること。ただし小雪がネットで調べたところ、コインを投入して使えるタイプの、業務用マッサージ機がレンタルで借りられること。万一マッサージ機が故障しても、レンタルなら保証があること。原町の自宅にあるマッサージチェアはおそらく古すぎて見栄えが悪いし、そもそもコイン式ではないので使えないこと。
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