第54話 ワーニング・ワープ

文字数 2,221文字

うむう。また間が空いてしもうたのう。
ちゃんと定期的に投稿すればもっと読んでもらえるような気がしますよ。こんな不定期投稿じゃどうにもならないですよ。
しかも前回は8月、今は11月ですよ。なに3ヶ月も放置してるんですか。ヒドイッ。
うっ、いろいろと激動であったのだ…。つらいことがいくつもあったのだ。
ありましたわね。あんなつらいことも。
ワタクシにとってこんなつらいことはなかった。しかし、これも受忍せねばならぬのだ。
総裁、また変な我慢してませんか?総裁は本当の気持ちを隠しすぎなことが多い気がしますよ。
うっ、そうかも知れぬ…。
でも8月からいろんなことがあったんですよね。まずその話しないと。
まず現在、COVID19、新型コロナウイルスの蔓延であらゆるイベントが先送りとなっておる。オリンピックも2021年開催も危ぶまれ、その玉突きで我らの鉄道模型展示も2022年にちゃんとできるかどうか不安となった。
どうもできないですよね。感染防止に留意するとはいえ、経済活動を止めたら人々は暮らせません。コロナで死ぬか飢えて死ぬかのそのキワキワを生きるしかないんです。ひどい話ですよ。
こんな辛い日々になるとはぼくも思わなかったよー。
それでも!ワタクシは活動をやめないことにした!というのも、我が盟友がついに蘇ったのだ!
盟友って?
電子書籍アイドルの電書ちゃんであるのだ。一時は消滅しワタクシは深く悲しんだのだが、蘇ったのだ。こんな嬉しいことがあろうか!
かつてのJAM出展のときにイラストで箱根女子会を描いたときのお相手ですわね。
なんだろう、私、電書ちゃんにシンパシー感じちゃうんだけど。なんでかなあ。ひどいっ。
酷くないよ。多分、胸
御波ちゃん!ストーップ!
そうですわよ。それは言わない約束ですわ。
エチケット違反だよー。
さ、さふであろうの。ともあれ、ワタクシはかねてより約束の箱根女子会を実現することとしたのだ!
このイラストのときですね。なつかしい気がします。
このときは実際には箱根には一緒に行けなかったのだが、今度こそ行ったのである。2020年9月。感染拡大も心配であったが箱根観光の沈み込みも心配であったのだ。ゆえ、8月にはロマンスカー指定券の10時打ちも敢行、万全を期して感染拡大の様子を見つつ、当日まで慎重に判断したのである。
3列目とはいえ、前展望席ですね。あとは当日の天気がいいことを願うだけですね。
休日であるだけになかなか争奪は厳しかった…。一瞬で1・2列は売り切れてしもうたからの。
そして当日である!
秋晴れですね!!
電書ちゃんさん、そういえば鉄研ボイスドラマのOP/ED「旅に出ようよ」を作っていただきましたわね。ステキでした。
我が盟友であるからの。
そういえば、総裁の盟友といえば…。
うむ。その件についてはコメントできぬ。
あんなに仲良かったのに?
つらいのだが、致し方ないのだ。
総裁…。
いつかすべてわかる時が来るかもしれぬ。しかし、それを期待するにはワタクシの命は短すぎる。
そんな……私が嫉妬するぐらい仲良かったのに?
御波さん、そこは察しましょうよ。総裁がそれでもそうしたのには、きっとなにか深いお考えがあるのですわ。
うっ、難しくてわかんない……ヒドイっ!
詩音くん、それは買いかぶりであろう。ワタクシにそれほど深い考えはない。

ただ、ワタクシは彼女の思うほど面白いモノではなかったのだ。ゆえ、結果として退屈させてしもうたのだ。ワタクシの凡庸さがこの結果を招いた。ゆえ、ワタクシは自らを深く恥じ、これ以上語ることができぬのだ。

そんな……。
総裁も傷ついたでしょうけれど、彼女も傷ついていると思いますわ。

いつの日にか、またこれまでのように並んで笑って話せる日が来てほしい、とわたくしは思ってしまうのですが……。それがわたくしたち自由環状線を楽しみにしてくれるファンみんなの願いだと思いますわ。

ワタクシにその値打ちはなかったのだ。
ワタクシは待ち合わせの新宿駅についた。電書ちゃんと雫さんも程なくして現れ、いよいよ箱根女子会スタートである。列車も無事入線。これから乗り込むのである。
前展望席で新宿から箱根まで、車窓堪能ですね。
日頃電車旅をしない電書ちゃんたちに楽しんでほしかったのである。
お弁当は総裁はGSE弁当だったんだね―。これ美味しいよねー。
箱がロマンスカーGSEの形になっておるが、中身も実にんまいのである。電書ちゃんたちは「あしがら」弁当であった。あれもコスパ最高の美味であることで有名なり。
霞んでるけど富士山が見える!!
なかなかの天気、上々の旅路であるのだ。
小田原城も見えたんですね。
小田原では東海道貨物のEF210桃太郎とも並走したぞよ。
入生田でEXEαとすれちがいだねー。
さふなり。この次の箱根湯本でこのロマンスカーGSE展望席の度は終わり、次の登山電車にバトンタッチであるのだ。
登山電車も最前部に陣取ったんですね。でも、あれ、この乗った電車は!
さふなり。
このイラストの額縁みたいになってる列車と同じ、箱根登山3000形「アレグラ」ですね!
さふなり、願いが、かなったのだ。


旅の話はなおも続くぞ。

つづきます。
***CM***


「鉄研でいず!」ボイスドラマ、2話と3話も公開中です。見てね!

ワタクシ、ボイスドラマで5番勝負であるのだ!
なんでそうなっちゃうんですか。ヒドイっ!
***CMおわり***


引き続き、チャットノベル「鉄研でいず!」もお楽しみ下さい。


では。

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登場人物紹介

長原キラ ながはらキラ:エビコー鉄研の部長。みんなに『総裁』と呼ばれている。「さふである!」など口調がやたら特徴ある子。このエビコー鉄研を創部した張本人。『乙女のたしなみ・テツ道』を掲げて鉄道模型などテツ活動の充実に邁進中。


*総裁のびっくりヒミツ能力(順次公開)

・隠れオッドアイ。安いラノベのキャラだと思われたくないので視力は悪くないのにカラーコンタクトをはめて眼の色を合わせている。しかしこのオッドアイのその眼を見てしまうと自白させてしまう作用がある。あまりにも危険なのでそれを抑制するためにもカラーコンタクト。


 ほかにもまだまだあります。


葛城御波 かつらぎ みなみ:国語洞察力に優れたアイドル並み容姿の子。でも密かに変態。しかしイマジネーション能力は随一。


武者小路詩音 むしゃのこうじ しおん:鉄研内で、模型の腕は随一。高校入学が遅れたので、実は他のみんなより年上。鉄道・運輸工学教授の娘で、超癒し系の超お嬢様。模型テツとしての腕前も一級。

芦塚ツバメ あしづかツバメ:イラストと模型作りに優れた子。イラストの腕前は超高校級。「ヒドイっ」が口癖。

中川華子 なかがわ はなこ:鉄道趣味向けに特化した食堂『サハシ』の娘。写真撮影と料理が得意。バカにされるとすぐ反応してしまう。

鹿川カオル かぬか カオル:ダイヤ鉄。超頭脳明晰で、鉄道会社のダイヤをアルバイトで組んでしまうほどの『ダイヤ鉄』。プロ将棋棋士を目指し奨励会所属。王子と呼ばれるほどハンサムな女の子。電子回路やプログラミングが得意。


田島ミエ たじまみえ:総裁の古くからの友人。凄腕の模型テツ。鉄研のみんなと一緒に大洗などを旅行したものの、関西在住で滅多に会えない。なおかつその実像は不明。

小谷奈々 おたりなな


総裁の友人。凄腕のBトレ自動運転の模型鉄。地下アイドルをしているらしい。ウサミン星がどうとか言っていたが詳細不明。

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