第9話 リサーチする鉄研!
文字数 3,909文字
そもそも無責任な関わり方するのはもっと残酷だわ。
それでもパークの家を守り続けるイエイヌさん。
思い入れのあまりで生まれたビーストと戦うイエイヌさん。
しかしそのビーストは最後、セルリアンとの戦いでセルリアンを殲滅してくれる。
そしてその冒険を家を守りながら振り返るイエイヌさん。
帰ってこないとわかる前の飼い主を待ち続ける。でもそれは寂しいけど決して不幸ではない。
だって、前の飼い主も思いを残し、つらい思いでわかれたのをイエイヌも十分知っているから。
……こうなるとぴったりじゃない?
そしてすべてはゲームに引き継がれる。
いろいろな謎を積み残したのは、2の監督として1の監督をすこしも否定したくなかったから。
アニメとして「けものフレンズ2」はこれが最適解なんですよ、きっと。
私、この「けものフレンズ2」の途中のわちゃわちゃしたコメディ、それはそれで楽しかったもの!
そもそもそういう作品だったんだよ。「けものフレンズ」って!
それをあえて拾う監督はそう考えて作り込んだのかもしれぬ。
「けものフレンズ2」も、「ケムリクサ」と同様、素晴らしい監督の創造性が生かされた作品、傑作と認識することが可能であるかもしれぬのう。
しかしリサーチした結果をどう展示に活かすべきか、ワタクシにもまだ全て見えてはおらぬのだ。