第15話 福袋

文字数 921文字

 いろいろなジャンルの店で福袋の予約が始まっています。福袋といえば年明け2日にデパートの周りを長蛇の列が囲むようなイメージでした。私は福袋を買ったことがありませんでした。

 令和になった今は、家に居ながらにして手に入れることができてしまう。ポチッとな。そうでなければ、店頭での予約販売。コロナの影響は否めないが、私は昨年から福袋を買う人になった。少なからずご同類がいらっしゃるのでは?今年も11月に入った辺りからネットでの福袋商戦が始まった。

 私が利用するTデパートは、発売日を何回かに分けて福袋を販売する。初日のスタート時間はネットが繋がらないほどの大盛況。やっとの思いで繋いでも、既に完売の文字。おいおい。どうやったらそんなに早く購入できるんだ(怒)

 今回、第1回目の発売日のスタート時刻に、何度かトライして繋ぐことができた。が、去年とレイアウトが違う。去年はココをポチッとしたら購入できたのに、何処を押せばいいんだ……頭を抱えている間に、別の用事で中座。再度ログインしたときには完売になっていた。おかしなもので、欲しい商品の完売を見た直後に、何処をポチればいいのかがわかった。皮肉なものというのはこういうこと。(何が欲しかったって?TWGの紅茶セット)結局コーヒー、世界のチョコレートなどの嗜好品を頼むことができた。

 去年はここまで。でも、今年の私は違う(あまり偉そうに言うことじゃないが)少し運試しがしたくなった。つまり、先着順ではなく抽選で購入できる福袋。カルディとマクドナルド。きっかけはどちらもYouTubeの動画。福袋と言うだけあって、お得満載のフレーズに揺さぶられた。カルディに至っては、子どもにも抽選のエントリーをさせるほどの熱の入れよう。ふたつ返事で了解してくれた。子育ての甲斐あり。マクドナルドは何となく。当たればラッキー、おみくじ気分。年末ジャンボもいいけれど、しばらくは、ネットの福袋が年末の風物詩になりそうな気がしている。

 夫は宝くじの類を買わない人です。だから私はこっそり買って独り占めしてやろうと何度かトライしましたが……未だに結婚生活が続けられるのは当たらなかったおかげかな。今年も腹黒い女で終わりそうです。
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