第5話 自然と向き合う

文字数 862文字

 朝起きたら直ぐにラジオのスイッチを入れます。午前6〜8時台は情報番組。最新のニュースや巷の話題など、新聞を音で聴いているような感覚です。

 特に気にするのは天気予報。1番の目的は洗濯の為。今日は洗濯機を回すか否かは、朝の天気予報にかかっている。ところが、ここ数日予報が外れて、危うく洗濯物が台無しになりそうな日が続いた。どうして事なきを得たのか?それはね、年の功。雲を見たら分かるの。

 天気予報は地方ごとに出てはいるが、さらに細かい雲の動きまでは難しいものなのだと最近分かってきた。まあ、専業主婦で自宅にずっといるのだから、辺りが暗くなれば勘も働いて当たり前だと言われそうだが……まあまあそこは、よしなに。雨雲とそうではない雲が何となくわかってきた。気象予報士さんには悪いけど、天気予報に頼るのは70%ほどで、あとは自分の経験値で天気を見ることにしている。特に雲に興味があるわけではないが、地震雲というものが確実に出るなら覚えておきたいと思ったりはする。

 一昨日、山梨県と和歌山県が震源となった地震は時間的に凄く近くて怖い。東南海地震がいつ起きてもおかしくないと言われ続けて早、数年。コロナで大変なときに地震まで加わったら、避難の仕様がない。身を守るには、どう心掛ければいいのか?水や食料の備蓄ばかりが優先されているが、最近それだけでは不安を感じるようになった。

 では、具体的に何を準備すればいいのだろう。ポンコツ頭をぐるぐる回し考えたのは、寝袋とテントの用意。寒空に放り出されても寝られるように。それから大きめのクーラーボックス。冷蔵庫代わりに。発電機とバッテリーは、灯りと暖を取るために。何だかキャンプ用品一式揃えれば良いのかと思える結論を出したが、いかが?

 我が家はキャンプとは無縁の家庭。1から揃えるなんて、しかも使うかどうかわからないときのためになんて、夫が賛成するわけない。どうやってプレゼンしようか。いっそ、買ってしまおうか。こんなとき気軽に会話ができる夫婦が羨ましく思う。

 お宅は食料以外の備蓄、万全ですか?


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