第6話 オミクロンめっ!

文字数 919文字

 今や巷では、オミクロン株の話で持ちきりですね。いくつもの変異をしてきたコロナウイルスですが、今回のヤツは調査中とは言え、世界の動きが初めてのコロナ騒ぎに似ているので気になります。

 オミクロン騒ぎの少し前から、旅系ユーチューバーがポツポツと海外へ出掛ける動画を出し始めた。世界中に出入国緩和の動きがあったからだ。視聴者にとっては興味深いが、非常識とも取れる。また帰国後は、長期間隔離に戻るらしいが海外を旅していた人は、どんな気持ちで帰ってくるのだろう。まだコロナ禍だったのだ。リスクも考えていたはず。一瞬でも外国の地を踏めて満足だっただろうか。せめて、そうであってほしい。

 旅好きの私も、もちろん早く旅行に行きたい。でも、リスクは極力避けねば。何と言っても私はアラ還。自分の身を守ることも大事だが、それだけでは済まない。この歳までくると親族を始めとする人間関係に、いくつも責任がかかるものがある。万が一のことなんて誰にでもあるのだが、長く生きている分、若い人に比べたら身辺整理が大変なのだ。だから、コロナが緩くなったくらいでは海外へ行けない。

 頭では理解していても、心に嘘はつけない。ふと、パスポートの有効期限が気になり見た。『2026年』うーん、微妙。あと5年。使える気もするし、あっという間に過ぎるかもしれない。このパスポートの最初は何処の国だ?ペラリ。台湾。台北に初めて行ったときのスタンプ。
このときは、私を含めた女3人旅。同行者2人は一緒に自治会の役員をしたご近所さんだった。自治会運営の1年間は大変だったが、旅ができるご近所仲間が出来たのは、嬉しい誤算だ。

 その後は、同行者は違うが韓国のソウル、また台湾の台北、そしてコロナ当初のギリギリのところでベトナムのハノイ。ベトナムでは既にホテルで検温とマスク、そして消毒が必須だった。日本に比べ随分早い対応に感じた。遠い昔の話のように思う。

 年末まで1ヶ月を切ってからのオミクロン騒ぎで1番気になるのは、また県を越えての制限がかかるのではないかということです。離れて暮らす下の子には、絶対に帰省してほしいんです。何故かって?今、続々と家族分の年末年始の食材が届き始めているからですよ。
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