第39話 年明けの老化

文字数 852文字

 老化が止まりません。私、どうなっちゃうの〜!(諦)

 あれあれ?いつの間に増えたんだ?毎日鏡で髪をといているのに気づかなかった。私の白髪は生え際ばかりが白いわけではなく、まばらな白髪と言った感じ。少し増えてきたなとは思っていたが、今日の感じは凄く増えたと言った方がいい。

 コロナ禍になって、風邪らしい風邪を引いたことがない。夫にイラつくことはあっても、以前のようなストレスを抱えることはない。単なる老化?こんな短期間に?ああ、そう言えば年末にエンゲージリングを失くしたかもしれないと絶望の淵を短時間経験したな。あのときは、笑顔で叔父や叔母の相手をしながら、心はドン底。ストレスだったのは間違いない。

 ああ、もう1つ、ストレスというか驚いたことがあった。つい先月の12月24日、この日は夫の誕生日。シャンパンで乾杯した。いつもは1杯で済ます夫が3杯も飲んだ。美味しかったのか、私よりも飲んでやろうと思ったのかは定かではないが、とにかくクイクイと飲んだ。夕食を終え、ケーキも食べて、私は食器を洗っていた。すると……

ドッターン!

大きな音がして、振り返ると夫が仰向けに倒れていた。顔面蒼白。恐らくそれを見た私の顔も蒼白だったに違いない。

「大丈夫?」

と半ば叫ぶように声をかけたら直ぐに

「貧血を起こしたみたい」

と直ぐに答えた。喋れるが、動かない。

「少し寝てる」

と言うので、とりあえず堅い床の上に置いている頭の下に枕を敷いた。目は開いて意識はしっかりしているようだった。まだ横になっているならと毛布を取りに行こうとしたら、ソロリと起き出した。倒れてから5分くらいのこと。

 今までの夫は元気な奴だった。ところが退職してから急激に体力が落ちたのではと思う。サラリーマン時代は、無敵な感じだったのに……何だか淋しい。

 話を戻す。思い当たる白髪の原因になりそうなエピソードは、これくらい。やはり単純に老化が進んだと受け入れるべきだろうか。ここ1〜2年、私の老化は加速している。

 私の身体。あっちもこっちも気になる所だらけです。

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