第32話

文字数 253文字

喧嘩の結果とうとう、食事を作ってくれるだけになった。

理由は簡単。

一度に多く作ったほうが楽だし、出来ない理由でお弁当やデリバリーで対応されると甥へ説明出来ないからだ。

これ見よがしに妹がし始めたのはそれだけじゃない。

わざわざ私のいる前で甥に
「ママは、高校までしか面倒を見ない。」
という持論をぶつけだした。

甥に色んな事を本格的に出来るように仕込みだしたのはこの頃だ。

遊ぶ時間も制限し、自分でなんでも出来るようにと、まるで私に対しての当て付けだった。
そんな日を呆れながらも、仕事にかまけて受け入れざるを得なかった。

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