第14話
文字数 390文字
わりと連絡をとっていたはずの母も、最近では電話だけだったらしく妊娠していたということは知らなかったらしい。
妹は、私達の心配をよそに父親のことは言いたくない、ここにも一緒に住みたくない、とダダをこねていた。
私は母に席を外してもらい、妹と久しぶりに向き合って話すことにした。
そこで初めて妹は私が嫌いだから、顔を合わせたくないし心配されたくないと言い出した。
30代にもなってあなたと比べられたくないと言われた。
彼女はどうやら子供の頃から私に劣等感をいだき、ずっと嫌っていたようだ。
そして、母に心配ばかりかける自分を疎ましく思って迷惑をかけないようにしようと優等生ぶって見えたらしい。
そんな素振りを出した覚えはなかったのだが、彼女にはずっとそう見えていたようだ。
なんだか、少し悲しかった。
でも、そこをぐっと我慢して妹を諭すことにしたのは、妹が新しい家族をすでに体内に宿しているからだった。
妹は、私達の心配をよそに父親のことは言いたくない、ここにも一緒に住みたくない、とダダをこねていた。
私は母に席を外してもらい、妹と久しぶりに向き合って話すことにした。
そこで初めて妹は私が嫌いだから、顔を合わせたくないし心配されたくないと言い出した。
30代にもなってあなたと比べられたくないと言われた。
彼女はどうやら子供の頃から私に劣等感をいだき、ずっと嫌っていたようだ。
そして、母に心配ばかりかける自分を疎ましく思って迷惑をかけないようにしようと優等生ぶって見えたらしい。
そんな素振りを出した覚えはなかったのだが、彼女にはずっとそう見えていたようだ。
なんだか、少し悲しかった。
でも、そこをぐっと我慢して妹を諭すことにしたのは、妹が新しい家族をすでに体内に宿しているからだった。