第39話
文字数 402文字
妹も頑固だが、私もかなりの意固地でこうと決めたら、よほど覆す理由がない考えをかえない
それは付き合いの長い社長たちも経験則で皆分かっている。
結果そのまま伝えても納得されないのもあり、切り札的に
「母さんの様に、切って結局2年とかで死ぬんだったら、切らずに5年くらい生きたほうがいいと思った。」
と言い放ち、それを最大の理由として譲らなかった。
身内じゃない社長が、君の好きなようにすればいいんじゃないか、と先に折れてくれた。
妹は途中から、一言も発しなくなった。
そうしているうちに、甥が帰宅したので一旦結論は後に回し、子連れで再訪した奥さんが気を効かせてくれ、久しぶりに6人で夕食を共にした。
子供らもなんとなく空気が重い事を感じているのか、いつもより静かに過ごし、その後社長一家は、まだ少し時間があるから焦らずによく話し合って、と告げ帰っていった。
その日から、甥が見ていないところで、ずっと妹と言い争いをしていた。
それは付き合いの長い社長たちも経験則で皆分かっている。
結果そのまま伝えても納得されないのもあり、切り札的に
「母さんの様に、切って結局2年とかで死ぬんだったら、切らずに5年くらい生きたほうがいいと思った。」
と言い放ち、それを最大の理由として譲らなかった。
身内じゃない社長が、君の好きなようにすればいいんじゃないか、と先に折れてくれた。
妹は途中から、一言も発しなくなった。
そうしているうちに、甥が帰宅したので一旦結論は後に回し、子連れで再訪した奥さんが気を効かせてくれ、久しぶりに6人で夕食を共にした。
子供らもなんとなく空気が重い事を感じているのか、いつもより静かに過ごし、その後社長一家は、まだ少し時間があるから焦らずによく話し合って、と告げ帰っていった。
その日から、甥が見ていないところで、ずっと妹と言い争いをしていた。